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勝ち組【戸田建設の就職】難易度・早期選考・採用倍率を解説

会社名就職難易度
戸田建設低い

0.7 / 5.0
売上高
5866億円
平均年収年間休日
902万円日数言及なし
採用人数初任給
事務系:30人程度
技術系:120人程度
学部卒:300,000円
院卒:320,000円
※平均年収が赤で表示されるものは就職四季報の総合職平均。その他は有価証券報告書を参照。
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。

参照:戸田建設|募集要項(初任給・年間休日)



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選考フロー

選考開始3月

 戸田建設の選考フローは次の通りで、3月開始です。

  1. ES提出・WEBテスト
  2. 面接2回
  3. 内々定

 同社は理系のみインターン優遇の早期選考を実施しており、選考開始が9月に前倒しされます。 開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →戸田建設の採用ページ

 

就職難易度

就職難易度低い

 戸田建設の就職難易度は、低いです。 採用倍率は文系で約5倍・理系で約3倍です。学歴フィルターもありません。 採用大学はMARCH・関関同立がボリュームゾーンですが、地方私立大からの採用実績もあります。

インターン優遇理系のみ

 理系のみインターン優遇の早期選考が実施されており、9月から選考が開始されます。 面接2回という選考フローは変わりませんが、採用枠がフルに空いた状態で選考が受けられるのは有利です。

 一方で文系は優遇制度がありませんが、この業界は同業他社との比較が難しいため、 「インターンで実際に感じた社風」を志望動機に盛り込むために、ぜひインターンに参加しましょう。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 戸田建設に必要なTOEICスコアは明示されていません。 ただし、同社は中期経営計画で海外展開を重点事業として定めており、英語がいずれ必要になります。 そこで、スコアが低くても受験し、面接で「英語力の低さを痛感したので現在勉強中です」と言えるようにしておきましょう。

【海外経験がない新卒】面接対策|質問をチャンスに変える!

 建設業は、企業規模に関わらず高待遇な珍しい業界です。 なんとなく売上高で比較してしまいがちなため、準大手ゼネコン穴場になっています。 ぜひ次の記事もチェックしてみてください。

穴場!準大手ゼネコン10社の比較|年収も将来性も高い理由

 

面接

面接回数2回

 戸田建設の面接は、回数は2回でいずれも個人面接かつ対面で行われます。 面接内容はいずれも次のような質問がされます。

【関連記事】【新卒】面接で聞かれる質問65個の一覧とベストな回答例

 特に「なぜ戸田建設なのか」は繰り返し問われます。 同社の強みである「環境・農業」「ZEB構想」などの新規事業に関して、自分なりの興味や将来像を語れると好印象です。

 たとえば、ESに「農業の課題に関心があり、アグリサイエンスバレー構想に感銘を受けた」と書いていれば、面接ではそれをさらに深掘りされます。 インターンや説明会などで得たリアルな社風・社員の印象も織り交ぜると説得力が増します。

穴場!準大手ゼネコン10社の比較|年収も将来性も高い理由

 面接では「就活の軸」をもとに、「将来どう貢献したいか」というストーリー仕立ての回答を意識しましょう。 環境や農業などの社会課題に対して、建設の立場からどう関わりたいか語れると説得力が増します。

 ESを提出済みであっても、面接直前に内容を見直し、「自分が何をしたいのか、どこに惹かれたのか」を明確に言語化しておくことが、合格への鍵となります。

面接のコツ|これであなたが輝いて見える!

 

エントリーシート

ES設問4本

 戸田建設のエントリーシートは、次の4本の質問で、それぞれ400字程度で回答します。

 「建設業界を志望する理由」「その中でも当社を志望する理由」は、「就職活動の軸」と「なぜこの会社を選んだのか」の混合です。 建設業界に使える就職活動の軸としては、次のようなものが挙げられます。

 同社には「エコと暮らし両方の「環境」を重視する社風」がありますから、 建設業界を志望する理由には「地域の特性や文化を活かしたプロジェクトに関わりたい」を選び、 その中でも当社を志望する理由には「貴社の社風が夢の実現に最も適していると思うから」という形で答えます。

 上記は一例であり、何を理由に選ぶかは、自身の想いや「ガクチカ」と関連付けやすいものを選ぶとよいでしょう。

 関連して「会社で取り組みたいこと」は「就職活動の軸の実現」です。 もしIT技術に明るければ「DX推進」などを使ってもよいでしょう。

 「学部学科を選んだ理由」についても、できれば就職活動の軸と関連付けたいところです。 「問題解決力・批判的思考を身につけるため」「論理的思考力を身につけるため」「文章作成力を磨いてプレゼンテーションに役立てたかった」など、 「学問の末に得られる力」の話をしましょう。

 このようにESはすべての項目を一連のストーリーとしてまとめることで、説得力が出せます。 ESのストーリー化については「【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!」の記事で解説しています。

志望動機の書き方

ポイント社風への共感

 戸田建設の志望動機の例文と書き方を解説します。ここまでを踏まえた例文は次の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、貴社の経営理念である「社会的価値のある建設サービスの提供」に深く共感したからです。

 学生時代、私はゲーム制作プロジェクトに取り組み、ユーザーに楽しさと価値を届けるための企画立案からデザイン、開発までを一貫して行いました。 この経験を通じて、多様な視点から課題を解決し、人々に求められるものを形にすることの大切さを学びました。

 建設業界においても、ただの構造物をつくるのではなく、地域社会や利用者にとって価値のある建築物を提供することが重要だと考えています。 貴社は、技術力と創造力を活かし、社会の課題解決に貢献する建設サービスを提供しており、その姿勢に強く惹かれました。

 私は、ゲーム制作で培った創造力や課題解決力、チームでの協働スキルを活かし、貴社の一員として社会的価値の高い建設プロジェクトに携わりたいと考えています。 そして、地域社会に新たな価値を提供し、多くの人々の暮らしを支える建設サービスの実現に貢献したいです。

解説

 この例文では「経営理念への共感」という結論に説得力を持たせるため、自身の「ゲーム制作の経験」を使用しています。 同社は「社会的価値」を重視していますから、「創造力」「課題解決力」などにまつわるエピソードをガクチカに書けるとよいですね。

 加えてこの業界は同じ事業をしている会社が多いため、事業内容だけでの比較はできません。 そこでインターンシップなど同社開催のイベントに参加し、「実際に肌で感じた社風」を取り入れることで、 志望動機の説得力をより高めることができます。

 このように志望動機は「就職活動の軸」「ガクチカ」と不可分一体です。 もしまだエピソードの準備が済んでいない場合、まずは自己分析から始めましょう。

逆算の自己分析|志望動機ファーストのやり方を解説!

戸田建設の強み・特徴

強み環境・食料関係に強い

 戸田建設の強みは、環境・食料関係です。

 特に「浮体式洋上風力発電」「ZEB構想(年間のエネルギー消費量ゼロを目指した建築物)」については、 環境問題が注目される以前から取り組んでいたところに、「挑戦心」を大事にする社風が見てとれます。

 また、新規事業として「農業6次産業化」に取り組んでいるところも特徴的です。 同社は「アグリサイエンスバレー構想」と呼んでおり、大規模農場・食品加工・流通・販売まで一気通貫した事業施設を整備して、 農業の担い手不足・生産性・街づくりなどの一挙解決を目指しています。

 同社は「伝統」「技術力」「挑戦心」の3つを強みとして掲げており、地域のシンボルとなるような施工実績に代表される伝統、 工事ならなんでもできるという技術力、「浮体式洋上風力発電」や「ZEB構想」など21世紀ならではの挑戦心などを挙げています。

 

社風

社風環境を重視する社風

 戸田建設の社風は、エコと暮らし両方の「環境」を重視する社風です。 同社は洋上風力発電・ZEBともに環境問題が注目される以前から取り組んでおり、 また新TODAビルでは快適に暮らせる安全性能・環境性能を備えています。

 同社は中期経営計画で、次のように定めています。

Smart Innovation の推進機械化・新技術・ICT利活用、DX推進(デジタル化)
体験価値(顧客エクスペリエンス)の向上顧客が建設物を利用するまでの「体験」をデザインし、新たな顧客価値を創出する
重点管理事業「新 TODA ビル」「海外事業」「再エネ事業」の中長期成長を目指す

 1つ目は、建設現場の機械化・デジタル化による人手不足対策・コスト削減です。 建設業界は「技能労働者」と「現場監督(施工管理)」の両方が足りておらず、機械での置き換えを進めます。 さらに施工管理を苦しめているのが「デジタル化の遅れ」ですから、こちらの解決も図ります。

 2つ目は、簡単に言えば「高付加価値化」です。ただの建物ではなく、 勉強や仕事が進む環境、リッチ感が味わえる環境、地方創成につながる建築、再生可能エネルギーなどで、 「価格」よりも「品質」を重視してもらえるための取り組みですね。

 3つ目は、成長分野のさらなる推進です。新TODAビルとは、同社の持てる技術・環境創造の結晶で、 「こんなビルが建てられますよ」というショールームの役割があります。 海外事業は東南アジア、再エネはもちろん浮体式洋上風力発電です。

 

競合他社

 戸田建設の競合他社は、 同じ準大手ゼネコンの長谷工コーポレーション・五洋建設・フジタ・前田建設工業・三井住友建設・西松建設・NIPPOです。

 ただし、長谷工コーポレーション・フジタはそれぞれマンション建設が主で、三井住友建設・NIPPOは土木が主です。 この業界では再エネ事業が流行りつつあるため、これらの企業が参入してくる場合は競合になります。

 また浮体式洋上風力発電では五洋建設が参入してきており、 戸田建設としては早期参入のメリットを活かせるかどうかが問われます。

弱み

弱み土木・建築の利益率が低い

 戸田建設の弱みは、建築・土木の利益率が低い点です。

 建築事業では利益率が1.9%と、ほぼ儲かっていない状況です。 これでも準大手ゼネコンとしては普通の水準ではあるのですが、高付加価値化して5%を狙いたいところです。

 また、土木事業の利益率は6.2%と、同業他社が10%程度稼いでいるのに比べると見劣りします。

 それでも全社として4.8%の利益を確保できたのは、不動産開発事業国内外の子会社のおかげです。 今後は上述の高付加価値化・重点管理事業の成長で、さらなる高収益化を期待したいですね。

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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