勝ち組【三機工業の就職】難易度・採用大学など選考対策
会社名 | 就職難易度 |
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三機工業 | 穴場 0.5 / 5.0 |
売上高 | |
2531億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
967万円 | 123日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:14人程度 技術系:67人程度 | 学部卒:280,000円 院卒:292,000円 |
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。
参照:三機工業|募集要項(初任給・年間休日)
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就職難易度
就職難易度 | 穴場 |
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三機工業の就職難易度は、穴場です。 採用倍率は文系で約17倍・理系で約4倍で、学歴フィルターはありません。 応募は480通ほどで、就職人気の低い「穴場」と言えます。
採用大学は次の通りで、内定者の出身大学は旧帝大からFランク大まで幅広いです。
文系 | 早稲田大・慶應義塾大・上智大・明治大・関西学院大・下関市立大・成城大・近畿大・日本大・青森中央学院大・愛知学院大・大阪工業大 |
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理系 | 早稲田大・慶應義塾大・横浜国立大・明治大・関西大・同志社大・立命館大・東京農業大・東京農工大・工学院大・芝浦工業大・室蘭工業大・東北工業大・金沢工業大・群馬大・三重大・徳島大・広島工業大・福岡工業大・大分大・北海道科学大・北見工業大・成蹊大・創価大・東京都市大・日本大・日本工業大・関東学院大・湘南工科大・中部大・名城大・大和大・大阪工業大・摂南大・九州産業大・福岡大 |
その一方で総合職平均年収は967万円あり、30歳平均は698万円とかなり高給企業です。 これは大手メーカーに匹敵する水準であり、就職できれば勝ち組だと言えます。
インターン優遇 | あり |
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インターン優遇の早期選考があります。 「面接2回」の選考フローは変わりませんが、採用枠がフルに空いた段階で選考が受けられるのは有利です。
低倍率の穴場企業とはいえ、それでも倍率は17倍あります。なるべく内定確率の高い早期選考を狙うのがよいでしょう。 また、志望動機に「実際に肌で感じた社風」を取り入れることができるため、その意味でもインターン参加は有利に働きます。
勝ち組の理由
MY就活ネットでは、三機工業への就職は勝ち組だと判断しています。理由は次の3点です。
- 利益率が8.65%と高水準である点(建設業界は3~5%が平均的)
- 平均年収が967万円と高く、ボーナスが年間9.0ヶ月分あること
- 有給取得率が12.6/20.0日と高く、平均勤続年数が17.9年などホワイト企業である点
大手サブコンの一角で、自動車メーカー・電機メーカー向けの空調・衛生・電気設備工事を得意とする同社は、 設備を製造するメーカー機能も持ち、建設業界では屈指の利益率を誇ります。 賃上げやボーナスは「利益」から出ますから、今後も将来性の高い勝ち組企業だと言えます。
選考フロー
選考開始 | 12月 |
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三機工業の選考フローは次の通りで、12月開始です。
- 会社説明会(参加必須)
- ES提出・WEBテスト
- 面接2回
- 内々定
同社はインターン優遇の早期選考を実施しています。 また、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →三機工業の採用ページ
面接
面接回数 | 2回 |
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三機工業の面接は、2回実施されます。 面接内容はいずれも次のような質問がされます。
- 志望動機
- なぜそう思うに至ったか(就活の軸)
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと
- (関連して)困難をどう乗り越えたか
- (関連して)意見対立が生じた際どう行動するか
- ゼネコンではなくサブコンを選ぶ理由
- 入社後に挑戦したいこと
対策のポイントは、次の通りです。
- 一貫性:ES(ガクチカ・志望職種・志望理由)と面接回答をズレなく整合させる
- 結論ファースト:新入社員が怒られることNo.1
- 業界・企業研究:三機工業の強み・弱み(例:設備技術/現場力・安定性とチャレンジ性等)を理解し、自分とのマッチングを語れるように準備
これらの質問をベースに、自分の経験と志望動機をしっかり整理しておけば、面接での一貫した印象づくりが可能です。 また、サブコンとゼネコンの違いについては、次の関連記事で解説しています。
エントリーシート
ES設問 | 4本 |
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三機工業のエントリーシートは、次の4本の質問です。
- 学生時代に打ち込んだこと
- 自覚している長所と短所
- 周囲の支えで困難を乗り越えた経験
- 働く上で大切にしたい価値観
回答例は、次の通りです。
ガクチカ | ゲーム制作サークルでの企画リーダー経験。メンバーの意見をまとめ、完成まで導いたことにやりがいを感じました。 →【例文】学生時代頑張ったことの書き方|面接の定番質問に対応! |
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長所・短所 | 長所は周囲の意見を丁寧に聞ける点、短所は慎重になりすぎて行動が遅れることがある点です。その克服のため、まず小さな判断から素早く行動に移す習慣を意識し、経験を通じて自信をつけています。 →【例文】長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例 |
困難 | 制作中の意見対立時、仲間との対話の場を設けたことで、無事にプロジェクトを完成できました。 |
価値観 | 相手の立場を尊重しながら信頼関係を築くこと。丁寧な対話と誠実な対応を心がけたいです。 →【就活の軸】建設業界の例文18選|おすすめランキング |
ESのすべての項目が、志望動機につながるように意識しましょう。 「就職活動の軸」「ガクチカ」「志望動機」が一連のストーリーになるよう仕上げることで、説得力を高めることができます。 ESのストーリー化については、次の関連記事で解説しています。
→【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!
志望動機の書き方
ポイント | 社風への共感 |
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三機工業の志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。
貴社を志望する理由は、建築設備業界において高い技術力と信頼性を備え、特に病院や製薬施設などの高度なニーズに応えられる総合力に魅力を感じたからです。
私は、学生時代にサークルでゲーム制作に取り組み、異なる専門分野のメンバーと協力しながら成果を形にする経験を通じて、調整力と責任感を培いました。 これらの経験を活かし、営業職として顧客の要望を的確に把握し、社内の技術部門と連携しながら最適な提案を行いたいと考えています。
入社後は、複雑な案件にも柔軟に対応できる営業担当者として成長し、信頼関係を築ける存在を目指します。 年次や職種に関わらず挑戦を歓迎する貴社の社風に強く共感しており、長期的に専門性を高めながら活躍できる環境であると感じました。
- 志望動機の入り方(冒頭)
冒頭では「貴社を志望する理由は、」という定型の書き出しを用いながら、三機工業の「強み(=高い技術力・病院や製薬施設の実績)」に着目した点を明確にし、企業研究を丁寧に行っている印象を与えます。特に文系学生が技術系の企業を志望する際には、業界や企業の特性に対する理解を具体的に示すことが重要です。 - 学生時代の経験と営業職との接続
サークル活動としての「ゲーム制作」を取り上げることで、チームでの協働や調整経験をアピールしています。このエピソードを「営業職での調整力や責任感」につなげることで、単なる経験紹介にとどまらず、職種への適性や貢献意欲を論理的に結びつけています。 - 入社後に挑戦したいこと
「複雑な案件にも柔軟に対応できる営業担当者」を目指すという目標を述べることで、成長意欲と長期的な視点の両方を伝えています。この部分は企業が重視する“将来の活躍イメージ”とリンクしており、自己のビジョンを明確に語る意図があります。 - 社風への共感(結論)
結びでは、三機工業の「挑戦を歓迎する社風」に強く共感したことを明記しています。企業文化への理解と適応力の高さを示すとともに、「長期的に活躍したい」という姿勢を伝え、安定志向と意欲のバランスを印象づける構成です。
三機工業の強み・特徴
強み |
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三機工業の強みは、空調・給排水・電気・衛生設備といった建築設備工事において、設計から施工、保守管理までを一貫して担える総合力にあります。
特に病院・製薬・データセンターといった高度な品質管理が求められる施設で多数の実績を持ち、技術力と信頼性の高さが顧客から評価されています。 また、グループ企業との連携により、プラント設備や海外案件にも対応する柔軟な体制を整えています。
社風としては、穏やかで誠実な人柄の社員が多く、風通しのよい職場環境が特徴です。 若手の育成にも力を入れており、年次や職種に関わらず挑戦する姿勢を尊重する文化があります。
こうした社風が、長期的な視野で働ける安心感と、成長意欲に応える風土を両立させています。
また、空調系サブコンとして工場を持ち、メーカー機能がある点も強みの1つです。 設備を自社製造して設置工事をするため、工事代に加えて設備代も自社の収入になります。これが同社の高い利益率を支えています。
競合他社
三機工業の競合他社は、同じサブコンのうち、空調設備工事を担当する6社が挙げられます。
サブコンは、ゼネコンの下請けで実際の工事を担当する企業です。ゆえに、ゼネコンとは競合しません。 このような建設業界の仕組みについては、次の関連記事で解説しています。
弱み
弱み | 下請けであること |
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三機工業の弱みとしては、まずサブコン(設備工事会社)という業態上、 元請であるゼネコンや施主からの指示・契約条件に依存する場面が多く、収益構造が価格競争や工程管理に左右されやすい点が挙げられます。
特に大規模プロジェクトにおいては、納期や仕様変更への柔軟対応が求められ、利益率の低下や人員の過重負担につながる可能性があります。 ただし、現状8%を超える利益率で推移しており、ゼネコンより儲かっていることは特筆すべきです。
また、建築設備業界全体が人材不足に直面しており、ベテラン技術者の退職に伴う技能の継承や、DX(デジタル化)への対応の遅れが中長期的な課題となり得ます。 これらは、競争力維持と持続的成長を図る上での改善余地といえるでしょう。
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