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【就活】非鉄金属メーカー15社!業界研究・ランキング・ホワイトな理由

 非鉄金属メーカー鉄以外の金属、例えばアルミニウムやマグネシウムといった軽金属、 銅やスズなどのベースメタル、ニッケルやクロムなどのレアメタル、金や白金などの貴金属などを製造する業界です。 そしてその素材を使って自動車部品や電線までつくる会社もあります。

 鉄に比べ使用される量が少なく、企業規模も異なることからあえて「鉄」と「それ以外」にカテゴリーを分けた結果、 「鉄鋼メーカー」と「非鉄金属メーカー」に分かれたのであり、 非鉄金属だからといって鉄以外のすべての金属を1社で製造しているわけではなく、各社で得意分野があります。

  

非鉄金属メーカーの就活

 非鉄金属メーカーへの就職について解説します。 インターンシップや選考に乗り遅れないよう注意しましょう。

 

就職難易度

 非鉄金属メーカー就職難易度高めです。 非鉄金属メーカーの就活は理系に人気があり、ライバルとなる就活生が多いです。 特に住友電気工業と三菱マテリアルは売上1兆円を超える企業なので人気です。

 内定者は東京大、京都大、大阪大、神戸大などで旧帝大や上位国立大学で大半を占めます。

 ですが、非鉄金属メーカーはインターンシップを行っており、この段階で完成度の高いESをつくっていれば、高学歴でなくともチャンスはあります。 インターンシップを通じて早期に接触していけば、企業研究の面でも選考の面でも、有利に戦うことができるでしょう。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 また、必ずしも体育会系でないと受からないということはありませんし、 留学経験や起業経験が必要ということもありません。 「就職活動の軸」と「経営理念」の一致をアピールしていけば、合格の目はあります。

 各社ともに必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。

 ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

 

選考プロセス

 非鉄金属メーカーの選考は、リクルーター面接を中心に行われます。 合格し続ける限り何度も呼ばれ、人によって3~10回ほどリクルーター面接を繰り返します。 晴れてすべて通過すると、最終面接に呼ばれます。

 リクルーター面接に失敗すると、もうチャンスはないと思ったほうがよいでしょう。 それゆえ早期に会社説明会に参加することと、エントリーシート完成度を高めておくことは必須です。

リクルーター面接とは?|つく条件と受かる方法

 非鉄金属メーカーは会社の数が多いので、早めにエントリーシートの原案を作成しておいて、 就活が解禁されるまでにブラッシュアップしておく必要があります。 解禁されたらすぐに会社説明会が始まり、リクルーター面接も始まります。

 重要なのが、エントリーシートです。インターンの段階で完成度を高めておけば、他の就活生に比べて大いに有利になります。 そしてリクルーター面接でも、ESの完成度の高い人ほど回数が少なく済み、また通過率もアップします。

 

エントリーシート

 非鉄金属メーカーへのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。

 実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。

 ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!で解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。

 同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。

 ですから、採用ページのプロジェクト社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。

 特に「なぜ非鉄金属メーカーなのか」「なぜこの会社なのか」は面接でも突っ込んで問われますので、 「将来の夢(就職活動の軸)」が会社の経営理念・社風・ビジョンと関係があれば書きやすいですね。 「この会社に入って挑戦したいこと」もぜひ参照してください。

 

志望動機

 非鉄金属メーカーの志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。 以下のような「社風」を志望動機に組み込みましょう。

  • 世界のスタンダードになりえる新しいものを作り出したいため
  • 世界で広く展開しているところに魅力を感じたため
  • 業界ではトップのシェアを持ち、最も多い業績を上げていることに魅力を感じたため
  • 世界に驚きと感動を与える仕事に魅力を感じたため
  • 幅広い製品や技術によって社会の基盤作りに最も貢献できる会社で働きたいため
  • 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であることに魅力を感じたため
  • オーダーメイドであるため顧客の満足に応えられることに魅力を感じたため
  • 安全技術の開発に取り組んでいることに魅力を感じたため
  • 様々な技術を結集して作られる製品にモノづくりの魅力を感じたため
  • 環境問題に真正面から取り組むことに魅力を感じたため
  • 日本の産業のトップとして常に世界を視野に入れた仕事がしたいため
  • 高付加価値のオンリーワン製品を多く生み出しているため
  • あこがれをもてる社員が多いため
  • 品質の高い電線事業が国際舞台での電力の安定供給に寄与し、人々の生活を豊かにするから
  • 自動車部品や通信、送電といった社会インフラの根幹を支える事業に魅力を感じたため
  • 蓄電池事業は将来性を感じるため
  • 高いリサイクル技術で持続可能な社会を実現できると考えたため
  • 光ファイバーは通信社会を支える重要な産業であると思うから
  • 素材の改良による自動車の軽量化を通じて持続可能な社会を発展させられると思うから
  • 最終製品の性能は素材で決まると思うから

 非鉄金属メーカーのビジネスの特徴は、あらゆる製造業に素材を提供しているというものでした。 非鉄金属メーカーは単にモノをつくっているだけではありません。そのモノでできるソリューションを提供しているのです。 単に金属を売っているのではなく、「軽くて錆びにくいアルミニウム」「よく電気を通す銅合金」というソリューションを販売しているということです。

 志望動機も「モノをつくる」「モノを売る」にだけフォーカスしてはいけません。 メーカー企業は確かにモノをつくっていますが、それは「ソリューションを提供する」モノでなければなりません。 会社の製品群に応じて、その会社が社会に対して何を提供しているのか検討が必要です。

 志望動機では同業他社との比較検討が欠かせません。一般的には会社の強みで比較したくなるものです。 ですが、「事業ごとの売上高」や「事業内容」「海外売上比率」などで比較するのは得策ではありません。 というのも、同業他社はどこも同じ事業をやっていて、就活生の視点で比較するのは至難を極めるためです。

 最適なのは「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致具合をアピールする方法です。 経営理念や社風といったものはその会社に唯一無二のものであり、 会社の持つ「夢」とあなたの持つ「夢」が一致しているほど、志望動機として説得力のあるものは他にありません。

 先にも少し触れましたが、エントリーシートは「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」 と述べる「『将来の夢』実現ストーリー」になるように構成されています。 このように、志望動機に書くことは最初から決まっているのです。

 「就職活動の軸」が海外に関連するものであれば、「海外展開に積極的な社風」、 環境に関連するものであれば「環境問題に積極的」というように、会社の性格で一致したものを書きましょう。

 ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎません。 あなたの将来の夢と、会社の企業理念・ビジネスの目的を結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。

 そのためにはまず、自己分析をして、就職活動の軸を導き出さなければなりません。

【就活】自己分析のやり方!~内定力爆上げの人生設計~

【例文】就活の軸の決め方|「おっ」と思わせる答え方

 また、「Unistyle」という就活サイトでは実際に内定を取ったエントリーシートが無料で読み放題です。 この業界はもちろん、あなたの志望企業に内定した歴代就活生がどう書いたのかを見れば、 ESの方向性が合っているかどうか確認することができます。これを使わない手はありませんね。

Unistyleで合格エントリーシートを読む

 

ランキング

 非鉄金属メーカーを売上高でランキングにし、平均年収とともに一覧にしました。

非鉄金属メーカーのランキング
会社名売上高平均年収備考
住友電気工業2.9兆円808万円電線・ワイヤーハーネス
三菱マテリアル1.5兆円620万円銅・ニッケル
セメント・アルミニウム
住友金属鉱山9200億円993万円銅・ニッケル・金
働きやすい会社
古河電気工業8100億円868万円電線・ワイヤーハーネス
フジクラ6400億円638万円電線・ワイヤーハーネス
UACJ5600億円695万円アルミニウム
日本軽金属ホールディングス4400億円988万円アルミニウム
DOWAホールディングス4100億円787万円
リョービ2400億円654万円
昭和電線1500億円628万円銅・電線
大紀アルミニウム1500億円658万円アルミニウム
古河機械金属1400億円788万円
アーレスティ1300億円574万円
東邦亜鉛1100億円485万円
アサヒホールディングス1000億円741万円

 この中で、住友電気工業古河電気工業フジクラは「電線御三家」と呼ばれる企業群です。 電線技術を基にした「ワイヤーハーネス」や「光ファイバケーブル」などを得意とし、 特に住友電気工業は売上高の50%を自動車向けの製品が占めていて、ワイヤーハーネスでは世界シェアNo.1で25%を占めています。

 三菱マテリアルや住友金属鉱山は銅やニッケルの鉱山権益を海外に持ち、 日本に持ち帰って精錬し、販売しています。 三菱マテリアルは銅やニッケルに加えてセメントやアルミニウムの製造も手掛けています。

 UACJと日本軽金属ホールディングスはアルミニウムが強く、アルミ缶や自動車部品につかわれます。 アルミニウムは耐食性があり(錆びにくい)、建築材料として人気があり、一定の需要があります。 現在、日本国内ではアルミニウムについて、この2社が覇権を争っている状況です。

 その他にも知名度の低い隠れ優良企業を紹介しています。 ホワイト企業を狙う皆さんはぜひ、「隠れ優良企業」の記事を参照してください。

就活おすすめ!厳選「隠れ優良企業」

 

非鉄金属メーカーの特徴

 非鉄金属メーカーの特徴は、素材をつくるだけでなく、それを加工した部品や工具などまで製造を手掛けていることです。

 「電線御三家」と呼ばれる住友電気工業古河電気工業フジクラは、 銅をつくった上で「電線」に加工し、また自動車部品の「ワイヤーハーネス」も得意としています。 また住友金属鉱山鉱山を自社開発するなど、鉄鋼メーカーより踏み込んだ事業を行っています。

 非鉄金属メーカーは、生産している製品によってさらに細分化できますが、 就活で行くような大手企業・中堅企業は「」と「アルミ」がメインです。

 過去には日本にも銅山がありましたが、現在では日本の銅山で銅を掘るのは高コストで、 海外で銅山の権益を確保し、日本に原料を持ち込む会社がほとんどです。 銅山の権益を確保したのは1970年代~90年代で、現在でも安定的な収益を確保しています。

 鉄鋼メーカーと異なり、「高炉」や「電炉」による区別はなく、 基本的にどこも鉱物から精錬(不純物を取り除く)し、また金属リサイクルも行っています。

 銅やアルミの使い道は多岐にわたり、自動車部品や電気機械の部品に限らず、 電線や建材、工具、家具など幅広く提供している点で、 私たち一般消費者もなんらかの商品を通じて非鉄金属メーカーと関わっています。

 また、鉄鋼に比べて非鉄金属は使用量が世界的に少ないため、 企業規模も鉄鋼メーカーの日本製鉄やJFEスチールには及ばないものの、鉱山の権益による安定収益で「優良企業」とされます。

 非鉄金属メーカーの取引先はやはり鉄鋼メーカーと同様に、総合商社や金属の専門商社がメインで、 地場工場などとは直接取引をしません。しかし、最近では金属を精錬するだけでなく、 「工具」など加工品をつくって販売する会社もでてきています。

鉄鋼メーカーの業界研究も読む

 

ホワイトな業界

 非鉄金属業界はホワイト企業が多く、残業時間は月10~20時間、有給取得は年10日以上と、 ワークライフバランスはかなりとれている業界だと言えます。

 これは「現業職」を多く抱えるメーカー特有の理由があります。 出世のために会社に文句が言えない総合職とは異なり、 工場労働者は出世が見込めない分、会社に待遇改善を求めるほうがオトクなわけです。

 彼らが労働組合を結成し、従業員の生活の向上につとめてくれます。 総合職もその「労働組合」のメリットを享受できますので、ホワイト企業が多いというわけです。

 MY就活ネットではホワイトな業界として「化学メーカー」をおすすめしており、 また優良ホワイト企業リスト60選|国家認定の働きやすい会社という記事も用意しておりますので、ぜひ参照してみてください。

 

年収は低い?

 非鉄金属メーカー平均年収500~600万円と公表しており、「年収は低いのでは?」と思う方が多いでしょう。 しかし、ホールディングスの形態を採っている会社や、「総合職平均」は1000万円近い平均年収になっています。

 これは「平均年収」は当てにならないでも解説していますが、 現業職を多く抱えるメーカー企業では、各社の計算方法によって平均年収はかなり低く算出されるためです。

 平均年収は、上場企業が毎年公開する有価証券報告書に記載があります。 ですがこれは、提出企業の全従業員の年収を割ったものにすぎません。 メーカーでは現業職や一般職を多く抱えるため、その分「平均年収」を押し下げているというわけです。

 「平均年収」の算出方法を会社によってまちまちで、「ホールディングス」にいる数十人の年収だけを計算していたり、 管理職の給料は計算に入れていなかったりと、あまり信頼性の高い指標ではないのです。 唯一信頼できるのは、就職四季報に載っている「総合職平均」です。

 そのため総合職として就職する限り、非鉄金属メーカーは「平均年収」より高い給料がもらえると思ってよいでしょう。

 正確な「総合職平均年収」は就職四季報の取材に対して公表する会社もありますが、 ほとんどの企業は公開していません。ですので「平均年収」の数十万円の差で給料が高い、安いを判断してはいけません。

【一覧】業界研究がわからない?代わりにやりました!

 

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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