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【就活】自動車メーカーの業界研究・志望動機・平均年収

 自動車メーカー業界研究志望動機を公開しています。

 メーカーは就活生に人気の業種です。 世界中に工場をもち、販売網を展開し、日本の自動車は非常に人気があります。 日本の産業で特に世界を席巻している業界で、グローバルかつ高待遇な環境で働くことができます。



 

自動車メーカーの業界研究

 自動車メーカーのビジネスは、移動に関するソリューションを提供することです。

 消費者の「移動」に関して抱える問題に対して、自動車という製品を持って解決を図るのがこの業界です。 これにあたって、完成車メーカーは自動車の開発設計生産という役割を担います。

 実際に顧客に販売するのは販売会社であり、完成車メーカーの社員が接客をするわけではありません。 しかし、顧客が真に求める「ウォンツ」を徹底追求して製品に反映させる必要がありますから、 マーケティングの仕事も重要です。

 米国との間で貿易摩擦が起きるほど日本が得意としてきた産業で、 これにかかわる業界は自動車部品メーカー、電機メーカー、化学メーカー、鉄鋼メーカーなどがあり、 一大産業を成しています。

 海外展開では貿易摩擦や為替差損を避けるため、現地生産が主流です。 そのため世界各地に転勤する可能性もあり、もちろん現地のマーケティング業務、 法令への対応、果ては政府の対応など就職には英語が必須になってきます。

 

業界の魅力

 自動車メーカーの魅力は、「自動車開発の主体であること」です。

 「こんなクルマをつくりたい」「クルマでこんな社会を実現したい」という理想像を持った就活生には最適な業界です。 このような理想の社会は、完成車メーカーでないと実現できません。

 実際に技術開発に取り組む理系はもちろんのこと、文系にもマーケティングによる消費者理解という重大な仕事があります。 これまでは「良いものをつくれば売れる」という時代でしたが、今後は「性能」や「品質」だけでは売れない時代が来ます。 そのときには、文系にも大活躍のチャンスがあるのです。

 志望動機を書く際には「クルマを通じた理想の社会」というビジョンが必須で、 これを前面に押し出さなければ就職は難しいでしょう。 特に、「勝ち馬に乗る」といった発想は禁物です。

 そのほかの魅力としては、高い待遇日本産業を支える仕事である点が挙げられます。

 社員には現業職が多いため平均年収は低く算出されますが、ボーナスは年間6か月分以上出て、 毎年ベースアップもしている業界です。総合職なら30代で年収1000万円も十分に可能です。

 またサプライチェーンが幅広く、自動車部品メーカーはもちろんのこと、車載機器をつくる電機メーカー、 その材料をつくる化学メーカーや鉄鋼メーカー、そして生産設備をつくる機械メーカーなど、 日本産業に与える影響力が大きいのがこの業界の特徴です。

 「日本産業を支えている」という自尊心は、働く上で非常に自信になるでしょう。

 

業界の弱点

 日本の完成車メーカーには弱点があります。

 1つは、ブランド力がないことです。トヨタやホンダ、日産といった名だたる自動車メーカーは、 「品質」と「性能」で売っています。これらの会社はスポーツカーや高級車もつくってはいるのですが、 ブランド力では欧州のメーカーに勝てていません。

 品質と性能はいずれ消費者が求める水準を満たしてしまい、それだけでは勝負にならない時代がやってきます。 「電気自動車」や「自動運転」が流行り始めたのは偶然ではありません。 品質や性能よりも、「環境負荷」「交通安全」といった今までなかった他の価値が求められているのです。

 トヨタの生産方式は世界中の製造業でお手本にされるほどですが、それはあくまで「生産」における強みです。 「効率的な生産」や「高い性能」「高い品質」といったものは、いずれ消費者の求める水準を満たします。 これを「コモディティ化」と言いますが、家電メーカーが苦境に陥ったのと同じことが、自動車メーカーにも起ころうとしています。

 2つ目の弱点は、ハードにこだわっていることです。 確かに日本車は「壊れにくい」といった強みはあるのですが、「モノ」自体へのこだわりが強すぎて、 デザインやブランドというものを軽視してきた歴史があります。

 欧州車を完膚なきまでに倒せなかったのは、ここに原因があります。

 これらの弱点を克服しているのがSUBARUマツダです。 SUBARUは「交通事故ゼロ」というビジョンを掲げており、その安全機能「アイサイト」にはコアなファンがいます。 マツダも「デザイン」に注力することで他社との差別化を図り、人気が出てきています。

 

業界の今後

 自動車は今後、「ブランド」「デザイン」「ソフト」の時代に突入します。 というのも、品質や性能といったハード面ではすでに消費者の要求水準を満たし、 コモディティ化しているからです。

 「ブランド」で強いのは欧州メーカーで、日本企業でブランドに強い会社は残念ながら、ありません。

 「デザイン」ではマツダ、「ソフト」ではSUBARUがそれぞれ強みを持っていますが、 他の会社は「ハード」で強かった会社ですから、今後間違いなく苦境に立たされます。

 さて、その時に脅威となるのが「Google」や「ウーバー」です。 これらの会社は自動運転ソフトの開発を進めており、莫大な研究開発費を投入しています。 また、投資家からの期待も高く、資金調達も容易です。

 IT企業ということでIT技術者も豊富にそろっており、自動車というハードに載る「ソフト」の開発では、 間違いなく脅威になります。トヨタをはじめとした日本企業もソフトバンクやパナソニックなどとの提携を始めていますが、 出遅れ感が否めません。

 かつて「ガラケー」がハードにこだわりすぎて、「iPhoneかAndroidか」の「ソフト」争いに完全敗北したのと同様に、 ソフトの開発で遅れると「Googleが載っているクルマ」「ウーバーが載っているクルマ」のような買われ方がされかねません。

 自動車産業ではその轍を踏まないように、力を入れて取り組む必要があります。

 

自動車メーカーの一覧と売上高・平均年収

 自動車メーカーを売上高でランキングにし、平均年収とともに一覧にしました。 ここでは自動車部品メーカーは含んでおりませんので、該当するページをご覧ください。

会社名売上高平均年収備考
トヨタ自動車27.5兆円751万円
本田技研工業13.9兆円699万円
日産自動車11.7兆円776万円
スバル3.3兆円675万円
マツダ3.2兆円685万円
スズキ3.1兆円643万円
いすゞ自動車1.9兆円763万円
三菱自動車工業1.9兆円719万円
日野自動車1.6兆円653万円

 自動車部品メーカーも併せて参照してください。

 自動車メーカーは工場で多くの現業職を抱えていますので、平均年収は低く算出されます。 総合職に限ればもっと給料は高いと思われます。

 自動車メーカーは「トヨタが最強!」と思いがちですが、各社に得意分野があります。 素人目に見ても、「トヨタは大衆車」「スズキは軽自動車」「ホンダはクルマオタク」「スバルは安全意識が高い」などありますよね。

 何もすべての会社がトヨタのような「みんなに愛されるクルマ」を目指しているわけではありません。 喜ばせたいお客さんは各社で異なります。クルマは奥が深く、単なる移動手段とみなす人、 走る喜びを見出す人、ステータスとして所有すること自体に価値を見出す人などたくさんいます。

 どういうお客さんにどういうクルマをいくらで売るかを考えることを、マーケティングと言います。 「若者のクルマ離れ」が叫ばれる中、日本国内で自動車を販売するのであれば、 マーケティングの実践が必要になります。

 一方で海外展開においても、その国の人々がどういうクルマを求めているのか、調査しなければなりません。 これもマーケティングです。

 

インド市場で圧倒的シェアをとるスズキ

 スズキは国内ではトヨタやホンダの陰に隠れがちですが、実は海外展開に積極的で、 いち早く中国に進出していました。様々な事情により2018年には中国市場撤退のニュースが流れましたが、 米中の二大市場から撤退するスズキにはまだ、勝算があります。

 それは、インド市場です。人口は中国並み、欧米にとって地球の裏側であるインドは外注先や提携先として人気で、 急成長中の市場です。実はスズキは、インドでシェア約40%を取っており、インドのクルマの王者の地位にあります。

 これは、1980年代にインド政府が国民車構想をたてた際、政府の信頼を勝ち得てパートナー企業としてスズキが選ばれ、 「インドの国民車」として爆発的な人気が出たからです。

 この市場ではトヨタもホンダのような世界的な大企業もスズキの足元に及ばず、 高シェアを維持したままインド市場の拡大に乗っていけば、スズキの爆発的な成長も期待できます。 米中から撤退し、インドに注力するのがスズキの戦略なのです。

 

自動車メーカーの就活

 自動車メーカー就活について解説します。 自動車メーカーの就活は大変人気があり、ライバルとなる就活生が非常に多いです。 その分、いわゆる高学歴でハイスペックな就活生でないと受からないと言われます。

 内定者は東京大、京都大、大阪大、神戸大などで旧帝大や上位国立大学で大半を占めます。 この傾向はインターンシップ参加者(インターンシップ合格者)の割合を見ても歴然としています。 学歴があるから受かるというわけでもないのですが。

 自動車メーカーの就職難易度は極めて高く、就職は非常に難しいでしょう。

 メーカーなので、ほかの業界に比べるとホワイト企業が多いです。 というのも、メーカーは多くの工場労働者を抱えるため、彼らが労働組合を結成し、 従業員の生活の向上につとめているからです。

 総合職もその「労働組合」のメリットを享受できますので、比較的ホワイト企業が多いはずです。

 自動車メーカー選考不透明です。 リクルーター面接を実施する会社が多く、自分やライバルがどの段階にいるのかわかりません。

 リク面で落ちると本選考にのれない場合もあれば、普通に一次面接に呼ばれたりもします。 友達の中にはリク面で落ちて、一次面接に呼ばれて、そのまま内々定をもらった人もいます。

 自動車メーカーはインターンシップを行っており、 インターンシップ参加者は選考で有利になります。 通信業界を志望するなら、必ずインターンシップに参加しておきましょう。

 自動車メーカーは会社の数が多いので、早めにエントリーシートの原案を作成しておいて、 就活が解禁されるまでにブラッシュアップしておく必要があります。 就活が解禁されたらすぐに会社説明会が始まり、リクルーター面接も始まります。

 逆に言えば、エントリーシートを早く作っておけばコピペで提出できるということです。

 遅くとも大学3年生の3月までにはエントリーシートの原案を完成させておきましょう。

 

自動車メーカーの志望動機

 自動車メーカーの志望動機の例を挙げていきます。

  • 世界のスタンダードになりえる新しいものを作り出すこと
  • 世界で広く展開していること
  • 業界ではトップのシェアを持ち、最も多い業績を上げていること
  • 世界に驚きと感動を与える仕事
  • 幅広い製品や技術によって社会の基盤作りに最も貢献できる会社
  • 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であること
  • オーダーメイドであるため顧客の満足に応えられること
  • 安全技術の開発に取り組んでいること
  • 事故のない安全安心の社会を実現したい
  • 様々な技術を結集して作られる製品にモノづくりの魅力
  • 環境問題に真正面から取り組むこと
  • 環境問題にに対する意識の高さとそれを解決する技術力があるため
  • 日本の産業のトップとして常に世界を視野に入れた仕事
  • 車の楽しさや喜びをより多くの人に届けたい
  • クルマづくりを通じて未来をつくっていきたい
  • クルマという「プライベート空間」を通じて移動のストレスを軽減したい
  • 多様な潜在ニーズのある自動車業界でマーケティング業務に可能性を感じた
  • グローバル企業で働くことで「世界に通用する日本人」になりたいため
  • オトナもはしゃぐようなモノづくりに携わりたい
  • クルマを通じて新しい文化を創造したい

 自動車メーカーのビジネスの特徴は、クルマでソリューションを売るというものでした。 自動車メーカーは単にモノをつくっているだけではありません。そのモノでできるソリューションを提供しているのです。 プリウスは単にハイブリッドカーを売っているのではなく、「ガソリン代が安くなる」というソリューションを販売しているということです。

 志望動機も「モノをつくる」「モノを売る」にだけフォーカスしてはいけません。 メーカー企業は確かにモノをつくっていますが、それは「ソリューションを提供する」モノでなければなりません。 会社の製品群に応じて、その会社が社会に対して何を提供しているのか検討が必要です。

 ですから、志望動機では「移動という無駄な時間を楽しい時間に変える」「トラブルの心配をしなくていいトラックをつくりたい」 「クルマを通じて驚きと感動を提供する」などがキーワードとして使えます。

 志望動機で最も良いのは「経営理念」と「就職活動の軸」が一致しているとアピールすることです。

 詳しくは「新卒採用」は「将来の夢採用」で解説していますが、 就活は、「将来の夢就職活動の軸)に沿って行わなければなりません。 志望動機も、「将来の夢を実現するため、貴社に入社しなければならない」という流れで書きます。

 ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎず、実際にはあなたの将来の夢と、 会社の企業理念・ビジネスの目的とを結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。

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 →業界研究のやり方に戻る

 

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