鉄鋼業界とは?|就職難易度や将来性など19社の業界研究
鉄鋼業界への就職に役立つ就職難易度や選考・面接対策、エントリーシート・志望動機の書き方の他、強みや年収・ランキングなどを解説しています。 粗鋼生産量で世界ランキングの順位を落としていることから「オワコン」だと言われがちですが、実はそうではありません。 利益が取れるのは「粗鋼」ではなく「高機能品」で、日本企業はそちらで強いからです。
鉄鋼業界はこんな業界!
就職難易度 | 年収 | 残業時間 | 年間休日 |
---|---|---|---|
高い | 700~1000万円 | 20~40時間(月) | 119~128日 |
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鉄鋼業界とは?
鉄鋼業界とは、鉄製の素材(鋼板や型鋼など)の製造・販売を行う業界で、 その用途は建設・機械・自動車・鉄道・船舶など非常に幅広く、社会を支える基幹産業を担っていると言えます。 この業界を代表する企業としては、日本製鉄・JFE(鉄鋼メーカー)、伊藤忠丸紅鉄鋼・阪和興業(鉄鋼専門商社)などが有名です。
鉄鋼メーカーと素材メーカーの違い
「モノづくりの材料」をつくるメーカーを「素材メーカー」と呼びますが、素材メーカーの分類は以下のようになっています。
業界名 | 主要製品 |
---|---|
鉄鋼メーカー | 鉄 |
非鉄金属メーカー | アルミ・銅・ニッケルなど「鉄以外」の金属 |
化学メーカー | プラスチック・ガラス・ガス・ゴムなど「金属以外」の材料 |
このように鉄鋼メーカーと素材メーカーの違いは「作っているものが鉄か、それ以外か」というだけで、「何かの材料をつくっている」という点で共通しています。 ゆえに、よっぽど「鉄」にこだわりがある場合を除いて、就職先を選ぶ際には「非鉄金属メーカー」「化学メーカー」も併願するとよいでしょう。
鉄鋼メーカーの分類
鉄鋼メーカーは、「高炉メーカー」と「電炉メーカー」の2つに分類されます。
高炉メーカーは、輸入した鉄鉱石をコークス(石炭を加工したもの)によって溶かし、鉄を取り出す設備を持つ鉄鋼メーカーのことで、 この分類に属する企業には日本製鉄・JFE・神戸製鋼所があります。「粗鋼生産量」で世界ランキング上位に位置し、中国宝武鋼鉄集団(中国)・アルセロールミタル(ルクセンブルク)などと争っています。
電炉メーカーは、主にスクラップを溶かして鉄を作り直す設備を持つ鉄鋼メーカーのことで、 この分類に属する企業にはプロテリアル・大同特殊鋼などがあります。コークスを利用する高炉メーカーに比べ、 電気によって鉄をリサイクルする電炉メーカーは、CO2排出量が少ないことから近年注目されています。
「粗鋼(汎用品)」を製造する高炉メーカーのほうが企業規模が大きいという特徴がありますが、 後述の通り素材メーカーは「汎用品」より「高機能品」で利益を出す業界です。 よって、企業規模に関わらず企業研究を進めることが重要です。
鉄鋼業界はオワコン?今後の将来性
「鉄鋼業界はオワコン」と耳にするかもしれません。果たして本当に「オワコン」なのか、 鉄鋼業界の今後の将来性についてまとめました。結論から言うと、鉄鋼業界の将来性は高いです。
鋼材は「粗鋼生産量ランキングで日本勢が順位を落としている」「中国での過剰生産によるダンピング」がたびたび問題視されますが、 日本企業は下記の「高機能品に強い」「高い信頼性」「環境負荷への配慮」という理由で分があります。
1.利益を出せるのは「粗鋼」ではないから
1つ目の理由に、利益を出せるのは「粗鋼」ではないというものがあります。
「粗鋼生産量ランキング」で日本勢が順位を落としていることから「オワコンだ」と言われがちなのですが、 実は「粗鋼生産量が多ければ儲かる」というものではありません。
鉄鋼メーカーを含む素材メーカーは、「汎用品」と「高機能品」の2つのビジネスを持ちます。 前者は特徴のない一般的な製品で、簡単に言い換えれば「汎用品は単なる鉄」です。 一方の後者は、炭素・ニッケル・クロム・マンガンなどの「混合物」によって特徴を出した製品で、簡単に言い換えれば「高機能品は高度な技術を要する特注品」と言えます。
高機能品は高度な技術に加え、特許権によって独占可能なこと、 さらに顧客メーカーの不良品率や品質に影響するため他社への乗り換えが難しく、鉄鋼メーカーが高い利益を取ることができます。
例えば日本製鉄による「トヨタ自動車に対する値上げ交渉」では、トヨタ側が「外国企業に乗り換える」と発言するなど抵抗を試みたのですが、 結局は値上げが実現したというエピソードがあります。トヨタが値上げを受け入れるのはビジネス界にとってかなり衝撃的で、大きなニュースになりました。 鉄鋼メーカーは「他社への乗り換えが不可能」なほど高い競争力を持つことが伺えます。
参照:トヨタがのんだ大幅値上げ 負け犬体質変えた日本製鉄の改革
2.国産鋼材への信頼性が高いから
2つ目の理由に、国産鋼材への信頼性が高いというものがあります。
筆者の私は建設系のメーカーで働いていましたが、公共工事・民間工事ともに国産の鋼材しか取り扱ったことがありません。 中には顧客が「鉄鋼メーカーの工場にまで来て鋼材を確認する」場合もあるほどの徹底ぶりで、 そうでなくとも「どこのメーカーの鋼材を使うのか」を聞いてくる顧客が非常に多かったです。
このような風潮の背景にはやはり「国内鉄鋼メーカーの技術力の高さ」があり、「同じ規格の鋼材」であっても、 「粗悪品をつかまされたくない」という顧客が「国産品を求める」という傾向にありました。
3.環境意識の高まりで電炉が脚光を浴びているから
3つ目の理由に、環境意識の高まりで電炉が脚光を浴びているというものがあります。
前述の通り、電炉は「電気」で「リサイクル鉄をつくる」という点で環境負荷が小さく、近年注目を集めています。 自動車や建設業界など鉄鋼メーカーの主要顧客が「環境負荷低減」を重視している現状で、 石炭を利用する高炉が相応しくないという風潮です。
これにより電炉メーカーも十分な利益を出せており、各社平均年収が700~800万円ほどと高めの水準になっています。
鉄鋼メーカーの就職難易度
鉄鋼メーカーの就職難易度は高いです。 募集人員に対する応募者数が多いため、採用倍率が40~100倍と高く、 また採用大学も「国公立大学」「MARCH以上」など高い学歴を求められる傾向にあります。
高炉メーカーの日本製鉄・JFE・神戸製鋼所は特に人気が高く、学歴に加えて高いバイタリティも必要です。 志望する際は必ずインターンシップに参加して、早い段階から「社風に合った人物」であることをアピールしていきましょう。
筆者の私が日本製鉄の座談会に参加したときは、「留学経験と起業経験のある慶應卒の社員」がやってきました。 文系の場合は特に「顧客の求める新素材」を探ったり、「鋼材を活かした新規事業」などに積極的に挑戦する姿勢が求められますから、 「就職活動の軸」や「志望動機」、それを根拠づける「自己PR」などをしっかり用意していかなければなりません。
英語力に関しては、就活時点で「TOEICのハイスコア」は必要ありません。 入社後にも訓練することができ、英語力で足切りを受けることはないからです。 ただし海外展開をしている企業の場合は、「英語へのやる気」はアピールしなければなりません。
そこで、たとえスコアが悪くても受験しておいて、 面接でスコアの低さを指摘されたら「実力の低さを痛感して、今は〇〇点を目指して勉強中です」と向上心を示しましょう。
就職できる大学は?
鉄鋼業界に就職できる大学は、およそ「国公立大学」「難関私立大学」「成成明学獨國武」です。 これは各企業の採用実績校に基づいており、インターンシップなど早い段階での接触ができれば、この限りではありません。
高炉メーカーの採用実績校
- 難関国公立大学:東京大学・京都大学・大阪大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・九州大学・東京工業大学・一橋大学・神戸大学・横浜国立大学・大阪公立大学・お茶の水女子大学・東京外国語大学
- 難関私立大学:早稲田大学・慶應義塾大学・ICU・東京理科大学・上智大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学
理系の場合は、これに加えて地方国公立大学の採用が多数あります。
電炉メーカーの採用実績校
- 難関国公立大学
- 難関私立大学
- 産近甲龍:京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学
- 成成明学獨國武:成蹊大学・成城大学・明治学院大学・國學院大學・武蔵大学・獨協大学
- 地方国公立大学
文系でも就職できる?
鉄鋼業界は文系でも就職できます。 それは、マーケティングという今後重要になるスキルがあるためで、これは文系の主な仕事内容です。
鉄鋼業界は事務系(文系)の採用人数が20~30人が中心で、文系は就職が難しいと言わざるを得ません。 前述の通り、求められる学歴も高く、就職人気も高いため、高い競争倍率を勝ち抜いていかなければなりません。 そんな文系の仕事は「顧客理解」「新素材のリサーチ」「新規事業」など多岐にわたります。
特にマーケティングは「経営幹部候補」として身につけておきたいスキルであり、 顧客から理系社員への橋渡しという重要な役割を担う文系社員は「顧客理解」の能力を高めていかなければなりません。
「文系が求められていない」ということは決してありませんので、自信をもって志望しましょう。
鉄鋼メーカーのランキング
鉄鋼メーカーの売上高・年収・年間休日を一覧にしてランキングを作成しました。 下線のある企業名をタップすると、MY就活ネット独自の企業研究記事に遷移します。
鉄鋼メーカーのランキング | |||
---|---|---|---|
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 年間休日/備考 |
日本製鉄 | 7.9兆円 | 825万円 | 119日 高炉 |
JFE | 5.2兆円 | 1242万円 | 119日 高炉 |
神戸製鋼所 | 2.4兆円 | 606万円 | 121日 高炉 |
プロテリアル | 1.1兆円 | 729万円 | 126日 電炉 |
大同特殊鋼 | 5785億円 | 761万円 | 125日 電炉 |
山陽特殊製鋼 | 3938億円 | 730万円 | 119日 電炉 |
東京製鐵 | 3612億円 | 808万円 | 116日 電炉 |
共英製鋼 | 3357億円 | 709万円 | 127日 電炉 |
トピー工業 | 3344億円 | 639万円 | 120日 電炉 |
愛知製鋼 | 2851億円 | 668万円 | 124日 電炉 |
合同製鐵 | 2353億円 | 620万円 | 126日 電炉 |
日本冶金工業 | 1993億円 | 681万円 | 119日 電炉 |
中山製鋼所 | 1885億円 | 649万円 | 120日 電炉 |
大和工業 | 1804億円 | 828万円 | 128日 電炉 |
三菱製鋼 | 1705億円 | 698万円 | 123日 電炉 |
JFE条鋼 | 1428億円 | 非公開 | 127日 電炉 |
栗本鐵工所 | 1248億円 | 726万円 | 125日 電炉 |
大阪製鐵 | 1171億円 | 587万円 | 121日 電炉 |
中部鋼鈑 | 763億円 | 729万円 | 112日 電炉 |
鉄鋼メーカーの選考
リクルーター面接が内定のカギ!
鉄鋼業界の選考は、リクルーター面接が中心になります。 プレエントリーをして会社説明会に出席すると、座談会に呼ばれます。これは「社員との質問会」という名目ですが、事実上の集団面接です。 就職活動の軸と学生時代頑張ったことを考えていないと、この時点で不合格です。
この「事実上の集団面接」である座談会で合格をもらうと、リクルーター面接が始まります。 合格し続ける限り何度も呼ばれ、人によって3~10回ほどリクルーター面接を繰り返します。 晴れてすべて通過すると、最終面接に呼ばれます。
最初に行われる座談会に失敗すると、もうチャンスはないと思ったほうがよいでしょう。 リクルーター面接が中心の会社で、その他の採用ルートはないと思います。
また日本製鉄では圧迫面接が有名で、エントリーシートの出来が悪いとさんざんにこきおろされます。 しかし、こきおろされたら終わりというわけではありません。それでも次回のリクルーター面接に呼んでもらえることがあります。 その場合は「惜しいけど期待度の高い就活生」と思われている可能性大ですので、 エントリーシートの指摘された部分を修正して挑みましょう。
また、運悪く落とされた場合でも、エントリーシートの出来の悪い部分を指摘してもらえますので、 後々の就活に役立ちます。
エントリーシート
ES全体をストーリー化しよう!
鉄鋼業界へのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。
実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。
- (過去編):学生時代頑張ったこと:将来の夢に向かって今まで何をしてきたか
- (現在編):長所・短所:将来の夢の実現にあたって現状の自分を把握できているか
- (未来編):なぜこの会社を選んだのか・この会社に入って挑戦したいこと:何をして将来の夢の実現するか
各社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。
ですから、採用ページのプロジェクトや社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。
特に「なぜ鉄鋼業界なのか」「なぜこの会社なのか」は面接でも突っ込んで問われますので、 「将来の夢(就職活動の軸)」が会社の経営理念・社風・ビジョンと関係があれば書きやすいですね。 「この会社に入って挑戦したいこと」もぜひ参照してください。
遅くとも大学3年生の3月までにはエントリーシートの原案を完成させておきましょう。
鉄鋼業界の志望動機
ビジョンの一致をアピールしよう!
鉄鋼業界の志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。
なぜなら、「ものづくり」は理系の仕事であり、文系の役割は「企業のブランドの育成」にあるからです。 BtoB業界でも例外ではなく、「企業の社風」に一致した学生が内定をもらいます。 そこで、志望動機は「ものづくり」「技術力」などではなく、「就職活動の軸と社風の一致」にするべきなのです。
書き方の詳細については、次の関連記事で解説しています。メーカー志望の方なら誰でも使える内容ですので、ぜひご覧ください。
また、「Unistyle」という就活サイトでは実際に内定を取ったエントリーシートが無料で読み放題です。 この業界はもちろん、あなたの志望企業に内定した歴代就活生がどう書いたのかを見れば、 ESの方向性が合っているかどうか確認することができます。これを使わない手はありませんね。
鉄鋼業界の年収は低い?
平均年収は当てにならない!
鉄鋼業界の年収は平均年収500~600万円と公表しており、「鉄鋼業界の年収は低いのでは?」と思う方が多いでしょう。 ですが、これで鉄鋼業界の年収が安いと決まったわけではありません。なぜなら、現業職を多く抱えるメーカー企業は、平均年収がかなり低く算出されるからです。
平均年収は、上場企業が毎年公開する有価証券報告書に記載があります。 ですがこれは、提出企業の全従業員の年収を割ったものにすぎません。 メーカーでは現業職や一般職を多く抱えるため、その分「平均年収」を押し下げているというわけです。
「平均年収」の算出方法を会社によってまちまちで、「ホールディングス」にいる数十人の年収だけを計算していたり、 管理職の給料は計算に入れていなかったりと、あまり信頼性の高い指標ではないのです。 唯一信頼できるのは、就職四季報に載っている「総合職平均」です。
そのため総合職として就職する限り、鉄鋼業界は「平均年収」より高い給料がもらえると思ってよいでしょう。
正確な「総合職平均年収」は就職四季報の取材に対して公表する会社もありますが、 ほとんどの企業は公開していません。ですので「平均年収」の数十万円の差で給料が高い、安いを判断してはいけません。
鉄鋼業界は激務?
鉄鋼業界は激務です。 これは「すべての企業が労働基準法に違反している」という意味ではなく、単純に「残業が多めで責任の重い仕事」であることが理由です。
グローバルウェイの調査によれば、 鉄鋼業界のうち神戸製鋼所・日立金属を除き平均残業時間は36時間を超え、残業が多いと言えます。
また日本製鉄は「最大150時間の残業」、JFEスチールでは「実際は100時間の残業をしているが、会社には20時間しか申告していない」 という裏事情が週刊現代の記事で暴露されています。
平社員の残業時間が規制されているとは言っても、仕事がキツイことには変わりありません。 特に高炉メーカーは世界ランキング上位の企業ですから顧客が幅広く、企業規模も大きく、 社会に与える影響は計り知れません。その分、責任が重くのしかかります。
私の知り合いの、日本製鉄に勤めている人から聞いた話ですが、 工場の製造ラインはギチギチにスケジュールが決まっており、数分でも製造が遅れようものなら、 工場長を連れて顧客企業に謝罪に出向くほどの事態になります。
たとえ労働基準法を守っているとしても、決して「まったり」ではないことを覚えておきましょう。
鉄鋼専門商社も併願しよう
鉄鋼業界は高炉メーカー、電炉メーカーだけではありません。実は、鉄鋼専門商社も重要な役割を果たしています。
上でも少し触れましたが、鉄鋼業界は顧客の幅が広すぎます。トヨタやホンダなどの大口顧客ならともかく、 いちいち町の鉄工所まで相手にしているとあまりに大変です。そのため、鉄鋼専門商社に販売を委託して、 注文を取りまとめてもらっています。
こうすると当然、鉄に関する顧客の情報は鉄鋼業界よりも、鉄鋼専門商社のほうに集まります。 町の鉄工所がどんな鉄を欲しがっているのか、どんな鉄をつくればもっと売れるのか、 そういったマーケティングの調査や提案は幅広く顧客を相手にしている鉄鋼専門商社ならではのビジネスです。
「鉄を通じた社会貢献」という点では鉄鋼業界と鉄鋼専門商社は同じです。 志望動機も書きやすく、エントリーシートも大部分がコピペで済んでしまうでしょう。 また鉄鋼業界は人気が高く、狭き門です。そこで鉄鋼専門商社も併願しましょう。
鉄鋼専門商社では「メタルワン」や「阪和興業」などがあり、実は給料もべらぼうに高いのですが、 BtoBの業界であり一般には知名度がほとんどありません。そのため就活でも穴場です。
また、似た業界として「鉄以外の金属」を取り扱う非鉄金属メーカーがあります。 鉄鋼業界や専門商社と併せてみておきたいですね。
MY就活ネットでは、この他にも多数の業界研究記事を用意しています。 優良企業の見落としを防ぐため、さまざまな業界を調べてみましょう。
12月の今から最短で内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。
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早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
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もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
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自分にぴったりのインターンシップを見つけよう
インターンから内定まで口コミが満載!
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著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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