【就活】信越化学工業への就職|企業研究・志望動機など     
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【就活】信越化学工業への就職|企業研究・志望動機など

 「信越化学工業 」の企業研究です。仕事内容やビジネスモデル、選考の流れ、志望動機などを解説しています。 まず、基本情報は以下の通りです。

会社名信越化学工業
売上高1兆4400億円
採用人数事務系:10名程度
技術系:70名程度
初任給学部卒:233,500円
院卒:249,500円
平均年収850万円
40歳予想年収990万円
経営理念遵法に徹して公正な企業活動を行い、素材と技術による価値創造を通じて、暮らしや社会と産業に貢献する。

 目次



 

仕事内容

 信越化学工業ビジネスの目的は、「遵法に徹して公正な企業活動を行い、素材と技術による価値創造を通じて、暮らしや社会と産業に貢献する。」に表されています。

 信越化学工業は、化学メーカーのうち、誘導品メーカーとして国内首位の企業です。

 「材料」「電子部品」「最終製品」のすべてを一貫して製造する「総合化学メーカー」に対し、 誘導品メーカーは「材料」に特化しているところに特徴があります。

 ただし、総合化学メーカーと誘導品メーカーは「製品」での分類にすぎず、どちらがより優良企業、 より高待遇、より儲かっているということには関係ありませんので注意してください。

 電子部品を製造する他の化学メーカーや電機・機械メーカーが主な顧客であり、 一般消費者との接点が皆無であるため、知名度もありません。

 しかし、消費者に渡る最終製品の製造過程において上流工程を占めており、 また独自技術、独自製品も多く誘導品メーカー抜きには社会は成り立ちません

 製鉄業界や非鉄金属業界のように素材をつくるメーカーであることから、 これらの業界と併せて素材メーカーとも言われます。

 

ビジネスモデル

 信越化学工業ビジネスモデルは、巨大な企業規模を活かし研究開発に取り組み、 開発した材料や部品を他社が追随できない水準まで大量生産することで、圧倒的シェアを取ることです。

 主に石油などを原料として塩ビなどの材料を作りますが、製法を確立するには研究開発が欠かせません。 莫大な研究費用をかけた後は、早期に大量生産を実現し、他社の追随をあきらめさせるのです。

 こうして化学メーカーは特定素材について圧倒的シェアを持つことが多く、 特許権は20年間有効でその間は独占できますから、それが安定継続した収入源となります。

 その間に圧倒的なシェアを取れれば、他社がわざわざ参入するメリットがなくなります。 研究開発費用もばかになりませんし、大量生産方式も確立しなければなりません。 なおもって価格競争になれば利益が取れませんから、後発に追いつかれにくいというわけです。

 このように特許権や強い顧客層を獲得するスタイルをストックビジネスと呼びます。

 強力な技術力を活かして研究開発し、固定客をつくり、 安定継続した収入を増やし続けるのが、化学メーカーのビジネスモデルなのです。

 

化学メーカーの経営が安定している理由

 化学メーカーは、就活では「隠れ優良企業」と呼ばれます。 儲かっていて給料が高く、その一方で残業や休日出勤は少なめでほとんどがホワイト企業という業界です。

 化学メーカーの高待遇を支えるのは、その経営の安定性です。

 それはほかの素材メーカー(製鉄・非鉄金属業界)と同様、素材メーカーであることが大きな理由です。

 一般に、消費者を相手としたBtoCビジネスは経営が安定しません。 というのも、消費者は製品の「性能」より「雰囲気」や「流行」などあいまいな基準で購入を判断するからです。

 日本国内でも性能面だけを見れば、国内電機メーカーのつくるスマートフォンのほうが良いにも関わらず、 iPhoneが売れ続けます。ディスプレイもソニーやパナソニックではなく、サムスンやLGが売れますよね。

 ですが、素材メーカーにとっては消費者がどの会社の製品を手に取ろうが、関係ありません。

 ソニーが売れなければ、サムスンに材料・部品を売ればいいからです。

 このように「原料→材料→部品→最終製品」という一連の工程で、 上流工程を抑えている会社ほど経営が安定するというメーカーの特徴があります。

 これが化学メーカーの経営が安定していて、高収入を実現する秘密です。

 

信越化学工業の強み

 信越化学工業の強みは、ポリ塩化ビニル半導体用シリコンで世界首位、 磁石やシリコン樹脂でも業界大手と強力な製品群を有しているところです。

 特にポリ塩化ビニルは「ビニール袋」だけでなく衣服、壁紙、ロープ、網戸、水道パイプ、建築材料、 消しゴムなど用途が非常に幅広く、信越化学工業はこれら製品すべての上流工程を抑えていることになります。

 「半導体用シリコン」とは銀色の金属のような物質(ケイ素)で、 これに複雑な化学反応を加えると半透明の柔らかい「シリコン樹脂」になります。 (信越化学工業は両方得意としていますので、『金属シリコン』『シリコン樹脂』は区別して覚えましょう)。

 このシリコンは「シリコンウエハー」と呼ばれ、CPUなどのパソコン・スマートフォン部品の中核を占めており、 ICチップの材料として使われるものです。2位のSUMCOと合わせて日本で世界60%のシェアを誇る一大産業です。

 つまり、IT化が進めば進むほど信越化学工業が儲かるというわけです。

 また、信越化学工業の財務は自己資本比率が81.1%と非常に高く、ほとんど借金がないことを意味しています。 通常、大企業平均が30%で、50%あれば優良企業と言われる数値なのですが、 81.1%もあれば超がつくほど優良ということができます。

 そして保有する現金資産も8000億円を超えており、非常に安定した経営をしていることがうかがえます。

 半導体産業については理解するのに難しい部分がありますので、特別の記事を用意しました。

 →【業界研究】半導体産業って何?今さら聞けないシリーズ

 

就活情報・選考の流れ

 信越化学工業の就活情報や選考の流れについて解説していきます。 インターンシップや選考に乗り遅れないよう注意しましょう。

 

信越化学工業の就職難易度

 信越化学工業就活難易度は、穴場です。 化学メーカー全体的に言えることですが、知名度が低く、ライバルが少ないためです。

 特に誘導品メーカーは消費者との接点が皆無ですので、 よっぽど化学メーカーを調べた学生しか知りません。

 早期に目をつけてインターンシップに参加するなど行動を開始すれば、 超高学歴でなくても十分戦えるということです。

 

面接

 信越化学工業は、リクルーター面接を実施していません。 エントリーシート提出と同時にWEBテストを受け、グループディスカッションを経て、 面接を2回実施します。

 当然、一次募集が最も有利ですので、3月1日になったらすぐプレエントリーをして、 エントリーシート提出の準備をしておきましょう。早ければ4月中に内定が決まります。

 面接の内容はエントリーシートに沿ったものに加え、キャリアプラン他社との比較も問われます。 キャリアプランについては「この会社に入って挑戦したいこと」、 他社との比較では「経営理念」「ビジョン」などに触れるのが良いでしょう。

 

エントリーシート

 信越化学工業エントリーシートのお題は「自己PR」と「志望動機」の2本で、オーソドックスです。

 1つ目は、「就職活動の軸」をもとに「学生時代頑張ったこと」を書くものです。

 そして2つ目は「なぜこの会社を選んだのか」「この会社に入って挑戦したいこと」を書くものです。

 また、面接では当然「なぜ化学メーカーなのか」「なぜ信越化学工業なのか」ということを問われますので、 しっかり組み立てておきましょう。

 →信越化学工業の採用ページ

 

志望動機

 信越化学工業の経営理念は「地球環境との調和の中で、材料・物質の革新と創出を通して高品質の製品とサービスを顧客に提供し、もって広く社会に貢献する」 でした。ここから導き出せる志望動機は以下の通りです。

  • 高品質なものづくりがしたい
  • 健康を増進する仕事がしたい
  • 新しいことに挑戦する姿勢に惹かれた
  • 世界に驚きと感動を与える仕事
  • 変化に強い経営基盤に魅力を感じた
  • 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であること
  • 新技術の応用をする仕事がしたい
  • グローバルな環境に魅力を感じた
  • 様々な技術を結集して作られる製品にモノづくりの魅力
  • 社会に新しい価値を提供したい
  • イノベーションの実績があることに惹かれた

 詳しくは「新卒採用」は「将来の夢採用」で解説していますが、 就活は、「将来の夢就職活動の軸)に沿って行わなければなりません。 志望動機も、「将来の夢を実現するため、貴社に入社しなければならない」という流れで書きます。

 ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎず、実際にはあなたの将来の夢と、 会社の企業理念・ビジネスの目的とを結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。

 

主要取引先

 信越化学工業の主要取引先は、総合化学メーカーや電子部品メーカーなど他の化学メーカー、 そして同じく電子部品を製造する電機・機械メーカーです。 また、総合商社や専門商社にも製品を卸します。

 商社をはさむメリットといえば、なんといっても「与信調査」と「顧客のまとめあげ」をしてくれることです。 信越化学工業は顧客が多岐にわたりますが、例えば薬局や病院を1つ1つ調べて「商品の代金を払ってくれそうかどうか」なんて調査していられません。 「代金が支払われるかどうか」の調査を「与信調査」と言いますが、商社はこれを代行してくれます。

 また、町工場1つ1つから注文を受けて商品を製造するのでは効率が悪すぎます。 そこで、商社が注文をつのって取りまとめ、「大口注文」として信越化学工業に発注するのです。

 そして、信越化学工業が独自に顧客を開拓するより商社はもともと販売ルートを持っていますから、 商社に任せた方が楽にたくさん売れるというメリットがあります。 その分、研究開発、新製品の開発、販売促進に力を注げるというわけです。

 

競合他社

 信越化学工業競合他社は他の化学メーカーです。

 三菱ケミカルや住友化学、三井化学など総合化学メーカーの他、 三菱ガス化学、ダイセル、JSRといった他の誘導品メーカーが競合他社となります。

 ですが、化学メーカーは全体的に得意分野があまりかぶっておらず、 激しい価格競争に陥ることはまず、ありません。

 特に半導体用シリコンはIT業界が活況ということもあり、 現在のところ、「過当競争」は起きていないと考えてよいでしょう。

 メインの化学品は高い技術力が必要で、かつすでに安定した製品群があり、 あまり激しい競合もしていないことから、 基本的に競争は研究開発で起きると考えられます。

 この点、信越化学工業は企業規模が大きく、 技術者や研究費用をたくさん拠出できる分、他社に対して有利に立てるでしょう。

 

リスク

 信越化学工業には目立ったリスクがありません

 有価証券報告書のリスクの欄にもそれが現れています。 「大規模災害で工場を破壊してしまう」、「原料価格が急騰して製品の価格改定が遅れた場合」といった極端な事象が発生しない限り、 経営に重大な危機を及ぼすことはありません。

 たいていの会社は「競合に負ける」「市場が縮小する」などを危惧するものですが、信越化学工業にそれはほとんどありません。

 医薬品事業はリスクの高い事業で、莫大な研究費用をかけたにも関わらず新薬の発売に至らなかった、 他社に先を越されてしまった場合は大損害を被ることになります。 ですが、信越化学工業はすでに材料のみに特化し、新薬自体からは撤退しています。。

 ほかのリスクとしては、危険物を取り扱っていることが挙げられます。

 日本政府が韓国を輸出管理のホワイトリストから除外したという事件がありましたが、 これは対象商品が軍事転用可能な超危険物質で、韓国側のその取扱いが不適切で、 紛失する事例が何度もあったためです。

 化学品はときに、核兵器などの大量破壊兵器の材料にもなります。 今回は化学メーカーに非があった事件ではありませんが、情報・技術などの秘密管理には細心の注意を払わなければ、 最悪の場合、国際問題に発展します。

 

信越化学工業に合格したESを見よう!

 信越化学工業に実際に内定したエントリーシートを見られるサイトがあります。 Unistyleでは、 信越化学工業の他にも様々な一流企業のエントリーシートが備えられており、就活生なら誰でも無料登録するだけで閲覧できます。

 本来こういった資料はその企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものですから、 これが1社あたり何通・何十通も収録されているのは非常にありがたいですね。

→化学メーカーの業界研究

→MY企業研究に戻る

 

同業他社の企業研究を見る

 

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