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東レの就職難易度|強み・志望動機・選考フローを解説!

 東レの就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。

会社名就職難易度
東レ高い

4.5 / 5.0
売上高
2兆4645億円
平均年収年間休日
975万円日数言及なし
採用人数初任給
事務系:60名程度
技術系:140名程度
学部卒:256,170円
院卒:275,170円
※平均年収が赤で表示されるものは就職四季報の総合職平均。その他は有価証券報告書を参照。

参照:東レ|募集要項(初任給・年間休日)



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選考フロー

選考開始3月

 東レの選考フローは次の通りで、3月開始です。

  1. ES提出・WEBテスト
  2. 一次面接
  3. 二次面接
  4. 三次面接
  5. 最終面接
  6. 内々定

 同社では、インターン優遇の早期選考があります。その場合は1月選考開始です。 また、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →東レの採用ページ

 一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。

 

就職難易度

就職難易度高い

 東レの就職難易度は、高いです。 採用倍率は文系126倍・理系24倍で、ES通過率は約40%です。学歴フィルターは「地方国公立以上」と考えられます。 採用大学が文理とも旧帝早慶・MARCH・関関同立に限らず、筑波大・滋賀大・弘前大・山形大など幅広く実績があるためです。

 「隠れ優良企業」として財閥系を上回る人気を誇り、応募数は文系で約6300通・理系で約3000通あります。 就職四季報によると30歳総合職平均年収が670万円となっており、残業時間も月21時間、有給取得率90%など高待遇です。 狭き門を突破し、就職できればすごいと言えるでしょう。

インターン優遇あり

 同社ではインターン優遇の早期選考が実施されており、面接が2回に減少する特典があります。 加えて2月中に内々定へ至りますので、採用枠がフルで空いている段階で選考が受けられ、有利になります。

 インターン選考で面接2回を受けるため労力はかかりますが、同社は競争が激しいためぜひ優遇選考に乗りたいところです。 また志望動機に「実際に肌で感じた社風」を取り入れられるメリットもありますので、 志望度が高ければぜひ夏期インターンに応募しましょう。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 東レに必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。

 ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。

海外経験がない!|帰国子女が有利なの?

 

面接

 面接は、4回

 東レの面接は、回数は4回で、最終面接まですべて個人面接です。 面接内容は、いずれも次のような質問がされ、雰囲気は和やかです。

【関連記事】【新卒】面接で聞かれる質問65個の一覧とベストな回答例

 志望動機では「なぜ化学メーカーなのか」「なぜ東レを選ぶのか」が定番の質問です。 同業他社との比較を「社風」ですると説得力が出しやすいため、インターンや会社説明会などで「社風」に関する質問をし、志望動機のネタ作りに役立てましょう。

 また、同社ではかつて「社員面談」を実施していたことがあります。 「リクルーター面接」と呼ぶほどのものではなく、役員面接を前にした打ち合わせの側面が強かったです。 筆者の私も最終面接前に人事面談を受けたことがありますが、内容は「ノックは3回、裏返ってもいいから大きな声で挨拶をしろ」というアドバイスでした。

 面接はESに沿った内容で進められますが、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。 次の関連記事では「立ち振る舞い」「うまい話し方」など「理想の新人」をアピールするコツを、私自身の社会人経験を踏まえて解説しています。

面接のコツ|これであなたが輝いて見える!

 

エントリーシート

ES設問3本

 東レのエントリーシートは、「強みがわかるエピソード」を2つと「会社に入って挑戦したいこと」の合計3本です。

 1つ目は、「長所とそれにまつわるエピソード」を2つずつ書くものです。 エピソードは「学生時代頑張ったこと」から引っ張ってくるとよいでしょう。 長所は「就職活動の軸の実現」という観点で、それに役立つものを選びましょう。

 長所の選び方については、「【例文】長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例」の記事で解説しています。

 2つ目は「この会社に入って挑戦したいこと」の記事で詳しく解説しています。 結論は「就職活動の軸の実現」ですが、1つ目の設問で軽く触れておくと「軸への本気度」を示すことができ、説得力が出ます。

 また、ESでは問われませんが「ガクチカ」「志望動機」は面接で質問されます。 ゆえに、ES作成時にセットで書いておくと、すべての話に一貫性が出て説得力が高まります。 MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、このやり方は次の関連記事で解説しています。

【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!

 

志望動機

 ビジョンの一致をアピールしよう!

 東レの志望動機の例文と書き方を解説します。ここまでを踏まえた例文は次の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、貴社の「新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」という理念に共感したからです。 学生時代、私はゲーム制作に取り組み、企画から完成までのプロセスで、創造力やチームでの協調性、課題解決力を培いました。 特に、ユーザーの視点を大切にしながら、細部にこだわって作品を作り上げる経験を通じて、新たな価値を生み出す楽しさを実感しました。

 東レが展開する先端材料や製品群は、環境やエネルギー、医療、モビリティといった多様な分野で社会課題を解決している点に強い魅力を感じます。 特に、炭素繊維複合材料や水処理膜といった持続可能な社会に直結する技術に感銘を受けました。

 私は、ゲーム制作で培った創造力と課題解決力を活かし、貴社で新しい素材や技術の開発に携わりたいと考えています。 貴社の一員として、社会や未来に貢献する仕事に挑戦し、より良い世界の実現を目指して努力していきたいです。

 

解説

 この例文では「新しい価値の創造」に対してゲーム制作で培った「創造力」「協調性」「課題解決力」をアピールしています。 「ガクチカ」では「これまでにないゲーム性」「開発上で発生した問題の解決」などのエピソードがあるとよいでしょう。

 加えて、インターンシップや会社説明会などで社員と直接コミュニケーションを取り、 「実際に肌で感じた社風」を志望動機に組み込めるとより説得力が出ます。 同社の開催するイベントにはぜひ参加しておきたいですね。

 このように志望動機には「就職活動の軸」「ガクチカ」を組み込んで説得力を高める必要があります。 これらのエピソードが準備できていない場合、まずは自己分析から始めましょう。

【自己分析のやり方】説得力あるESがあなたにも書ける!

 また、文系向けに「メーカーの志望動機の書き方」を例文付きで、次の関連記事で解説しています。 同社のESでも使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。

【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ

 「ワンキャリア」という就活サイトでは、東レに実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。

ワンキャリアで合格エントリーシートを読む

 

東レの強み・特徴

強み繊維技術の応用

 東レの強み・特徴は、繊維事業で培った技術力をもとにした商品開発力です。

 レイヨンから始まった同社は「ナイロン・ポリエステル・アクリル」の3大合成繊維をすべて手掛ける国内唯一の企業であり、 その用途は衣料品のみならずエアバッグやシートベルトなど自動車部品にまで採用されています。 コア技術を活かして樹脂・フィルムなど電子材料分野に進出し、加えて「炭素繊維」では世界一のシェアを誇ります。

 最終製品を手掛けない電子材料メーカーとしては企業規模が非常に大きく、3年間で研究開発費を2200億円かけるなど、研究に強みがあります。

 また、2030年を想定した長期経営ビジョンに「持続的かつ健全な成長と社会的価値の創造」と定めているように環境問題に積極的です。 人口爆発・環境破壊に伴う水資源の枯渇に対応するため、世界で唯一、水のろ過に使用する分離膜をフルラインナップで保有しているなど、 水処理技術にも明るいという強みがあります。

 同社の海外売上比率は50%を超え、世界シェアの取れる商品群をいくつも持っていることから、 非常にグローバルな企業だということができます。

 ちなみにユニクロの衣料品は東レの繊維素材を材料としており、たびたび新素材を共同開発しています。

 

競合他社

 東レの競合他社は、富士フイルム積水化学工業、帝人など化学メーカーが競合他社となります。 ですが、電子材料としての工業用フィルムは各社で住みわけができており、あまり激しく競合しているわけではありません。

 しかし、メインの化学品は高い技術力が必要で、かつすでに安定した製品群があり、あまり激しい競合もしていないことから、 基本的に競争は研究開発で起きると考えられます。 この点、東レは企業規模が大きく、技術者や研究費用をたくさん拠出できる分、他社に対して有利に立てるでしょう。

 日本発の技術である「炭素繊維」のように、日本の化学メーカーには研究開発力があり、 加えて東レは役員にノーベル賞受賞者がいるなど科学少年を貴ぶ社風があります。 これまでの実績からも、開発競争に負けるということは考えにくい会社です。

 

弱み

弱み脱炭素

 東レの弱みは、「カーボンニュートラル(脱炭素)」への圧力の高まりです。 同社の主力商品はおよそ原料が石油であり、二酸化炭素の発生が避けられません。 それが環境活動家からバッシングを受ける原因になります。

 また、「資源価格の変動」「為替相場の変動」もリスクになり得ます。 これら材料費の高騰を商品価格に転嫁できるかどうかがカギとなります。

超優良!化学メーカーへの就職は難しい?63社の業界研究

→MY企業研究に戻る

 

同業他社の企業研究を見る

 

東レのような優良企業に内定をもらうには?

 

大企業を狙うならスカウト型!

 大企業の半分以上がスカウト型を利用!

 実は、大企業への就職を狙うならスカウト型を使うべき時代が来ています。 意外かもしれませんが、大企業ほどスカウト型での採用が増えており、 特に従業員5,000人以上の規模では、51.2%がその採用方法をとると回答しています(※データは[PDF]就職白書2024|就職みらい研究所)。

 MY就活ネットのおすすめは「OfferBox」です。 なぜなら、就活生24万人(OfferBox 2024年卒利用実績データ)、企業17,000社以上と盛り上がりを見せており、大手は実績あるスカウトサイトを選ぶからです。

 実際に私も体験してみましたが、適性検査入力するプロフィールが書類選考以上の内容になっており、 企業が採用で重視する「人柄」「熱意」「将来性」をアピールできる仕組みになっています。 さらに企業が冷やかしの宣伝メールを送れない仕様で、本気のスカウトしか来ません

 もちろん学生は完全無料ですべての機能を使えます。 今すぐプロフィールを設定して、人事に見つけてもらう準備を始めましょう。

→「OfferBox」の公式サイト

 

早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

 「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。

 それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。

 そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。

 ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なし最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。

 もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。

「ジョブトラ」に参加する

 

内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因

 「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?

 自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です

 ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。

 そこで【キャリアチケットスカウト】 という就活アプリを利用しましょう。

 このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。

 また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。

 まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。

キャリアチケットスカウトをダウンロードしてみる

 

志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!

 模範解答があれば憂いなし!

 あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。

 もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。

 そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。

 そこで、ワンキャリアの利用がおすすめです。

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ワンキャリアで内定ES・選考情報を読む

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ




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