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【就活】働く意味

 就活でよく聞かれる働く意味は、どのように回答すればよいでしょうか。 働く意味とは、難しい問題です。働く意味は様々ですが、共通しているのは「お金を稼ぐため」でしょう。 生活費が稼げないなら働く意味がありません。しかし働く意味は、それだけではありません

 働く意味は、3つあります。

  • お金を稼ぐため
  • 仕事を通じた自己実現
  • ビジネスが好き

 これらを1つ1つ解説していきます。 

 

お金を稼ぐために働く

 働く意味お金を稼ぐためというのは当然のことで、誰もがそう思っています。 いくら「社会貢献」だの「自己実現」だの言っても、お金がもらえないのでは仕方がありません。 NPOのボランティア団体だって寄付金や補助金で生計を立てていますし、お金がなくては将来設計もできません。

 しかし、お金のためだけに働くのでは、仕事は非常にキツイものとなります。 なぜなら給料をもらえる仕事はいくらでもあり、その仕事じゃなくてもいいからです。 仕事がキツイとき、「もっと楽な仕事ないかなあ」などと考えてしまうのです。

 銀行に就職する学生の半数はこれで失敗してすぐに退職していきます。 銀行は給料はいいですが、仕事は大変つらいです。銀行で働く意味を、お金以外にも考えていればこうはなりません。 働く意味は本当に給料だけなのでしょうか

 もちろん就活のエントリーシートや面接で質問される「働く意味」も、「お金を稼ぐため」と答えては落ちるでしょう。 というのも、当たり前の話すぎて改めて聞く意味も価値もないからです。 それどころか給料だけが目的なら、給料がもらえる仕事はいくらでもあるので退職リスクすらあります。

 就活では、「お金を稼ぐため」以外の働く意味をもたなければなりません。

 

仕事を通じた自己実現

 働く意味として望ましいのは仕事を通じた自己実現です。 いきなり「仕事を通じた自己実現」といわれても難しいでしょうから、解説していきます。

 将来どんな大人になっていたいか考えたとき、 「英語を駆使して華麗に仕事をしているイケメンな自分」という夢があったとします。

 この場合、「英語を使った仕事」が自己実現の手段となります。 日常的に仕事で英語を使うには、商社海運業界自動車メーカー機械メーカー製薬業界などへの就職が適切でしょう。

 「イケメンな自分」とからめて化粧品業界やアパレル業界などもいいかもしれません。 「華麗に仕事をしている」とからめてOAメーカーやIT業界もいいですね。

 このように、自分の夢を中心に、実現する手段として仕事を選ぶことが望まれます。 言葉は悪いですが、自分のため利己的であるほど望ましいです。

 なぜなら仕事で夢を実現できるなら、一生懸命働くからです。 会社の採用担当者もそう考えており、ただ生活費を稼ぐためだけに働く人よりも、 仕事で夢を実現する人のほうがバリバリ働くと考えられるので評価が高いのです。

 就活で人気の「社会貢献をしたい」も「自己実現」に含まれます。 社会貢献そのものが夢なのではなく、「社会の役に立っている自分」「社会に影響を与えている自分」 という自尊心承認欲が根底にあるからです。

 自分の欲求をむき出しのスタイルで就活に臨むか、オブラートに包んだスタイルで就活に臨むか、 そこは判断が難しいところです。どちらが好まれるかは会社によりますし、面接官によります。 しかしいずれにせよ、根底に自分の欲求があるのが仕事を通じた自己実現であり、 働く意味として「仕事を通じた自己実現」を考えている就活生はうまくいきます。

 

ビジネスが好き

 ビジネスが好きというのも働く意味です。ビジネスとは「お金が入ってくる仕組み」を言いますが、 この「仕組みづくりが好きで働く」という人もいます。これは「仕事を通じた自己実現」とは少し異なります。

 多くの会社のビジネスはまだ完成されていません。例えば飲料メーカーは自動販売機の設置台数の増加を目指し、 居酒屋やレストランでの自社商品の採用を目指して営業活動をしています。 「ビジネスが好き」な人は「どうすれば自動販売機を設置してもらえるか」「どうすれば飲食店で自社商品を採用してもらえるか」 を考えることが好きな人と言えます。

 こういう人も就活では好まれます。ただ会社のビジネスに携わるだけでなく、 能動的に会社のビジネスを成長させ、完成に持っていってくれると考えられるからです。

 しかし、エントリーシートや面接で「ビジネスが好き」だと言うのは難しいです。 「ビジネスが好き」とはいっても、ビジネス好きのエピソードがないと根拠に乏しく、 また「ビジネスならなんでもいい」のであればやはり、独立開業で退職されるリスクがあるからです。

 「意識高い系」と揶揄されがちですが、学生時代に起業した経験のある学生サークルや部活、学生団体を創立した実績などがあれば、「ビジネスが好き」 というエピソードに使えるでしょう。

 それとは別に、会社のビジネスモデルを理解し、そのビジネスが好きだと言えなければなりません。 飲料メーカーの例でいえば、特に自動販売機です。自動販売機は利益率が高く、 リスクは設置するオーナーが負うため非常にもうかるビジネスモデルです。 こういうことを志望企業についても研究し、「このビジネスに惚れた」という必要があります。

 

働く意味がない?

 「お金を稼ぐ」が「働く意味」に使えないのだとすると、 働く意味はない!と思う方も多いでしょう。 そりゃそうです。お金がもらえないなら働いても仕方がありません。

 ワタミの社長が言っていることはわりと就活に通ずるものがあります。

食事をとらなくても、夢を食って生きていける

 就活はまさにこれです。お金のことなんて放っておいて、 夢を実現するのが、働く意味だ!と主張するのが、ESの「働く意味」欄なのです。 給料の話は一切出してはいけません。

 さて、就活生は会社を選ぶときに年収を気にしますが、 稼いだお金で何をしたいのでしょうか。 貯金をして、貯めたお金は何に使うのでしょうか。

 海外旅行、車を買いたい、バイクを買いたい、家を買いたい、 お金の心配をしなくていい生活をしたいなど、さまざまあると思います。

 これが将来の夢です。この夢を食べればお金がいらない!なんてことはありえませんが、 「お金を得て何がしたいのか」を考えると、将来の夢を見つけるのは簡単です。

 将来の夢を実現するために会社を利用するくらいの意気込みで、 働く意味を書いていきます。

 面接やESで単に「働く意味とは、なんだと思いますか?」と問われただけなら、 「将来の夢を実現するためです」と答えればよいでしょう。 まず、間違いなくあなたの夢を聞かれますから、準備しておきましょう。

 働く意味とは、つまりは就活の軸です。 将来こうなりたい、将来こうでありたいから、この仕事がしたい。 というように書いていくのです。

 本当に働く意味がないなどと思っている人はまず、いません。 働く意味が、お金しか思いつかないなら、お金を稼いで何をしたいのか、から考えるのがおすすめです。

 

「働く意味」という作文

 働く意味という作文はどのように書けばよいでしょうか。 小学生の宿題の作文に、あなたはどんなアドバイスをしてあげるでしょうか。 無垢な子どもに「お金を稼ぐためだ!」などと言うでしょうか。

 ESの「働く意味」は、小学生の作文と同じです。表向きのきれいな言葉を並べ、 本音は隠し、建前で話す。これぞ就活生に求められているスキルです。

 就職すると客先にそんなメールを送ることは多々あります。 忙しくないけれども客先に恩を売るために「2週間かかります」と伝えておきながら、 実際は1週間で終えて10日目くらいに成果品を納品したりするのです。

 「上司にかけあって50%の値引きをさせていただくことになりました!」などと言っておきながら、 実は原価は20%くらいだなんてこともよくあります。

 働く意味はなんですか?と聞かれて、「お金です」と答えるような人では、 客先に何を言うかわかりません。上司にぶっちゃけトークをして嫌われて、 採用担当者が「なんてヤツを採用したんだ!」と怒られてしまうかもしれません。

 就活の時点でもはや建前トークは始まっているのです。 小学生や中学生に見せられる作文としての「働く意味」を考えなくてはなりません。

 働く意味で人気なのは、社会貢献です。 自分のためではなく、他人のため、全体のために働いているという使命感、 献身的な姿勢が日本人には大うけします。

 「家族のため」や「生活のため」はあまりにリアルすぎてとても小学生には見せられません。 しかし「みんなが快適に暮らせる街をつくる」だとか「みんなが便利に過ごせる機械をつくる」は、 大変きれいで、誰に見せても「良い人だな」と思ってもらえます。

 会社ではチームで仕事をします。「みんなのために」という意識は会社で働くのに適した考え方で、 採用担当者にも一定の評価をしてもらえます。しかし社会貢献ネタはあまりにも人気すぎて、 就活ではあふれかえっています。採用担当者も飽きてしまいます。

 働く意味でもう一つ有効なのは、職人気質です。 「この道一筋何十年」「俺はこの仕事をするために生まれてきた」 「仕事こそが俺の生きがいだ」という職人的な考え方が、日本人に大うけします。

 お金のことも何もかもほっぽりだして、この仕事がしたい!と主張することで、 採用担当者の評価を得ることができます。仕事をして何かを実現するというものだけでなく、 「仕事」そのものが目的であるという考え方が、採用担当者にもウケるのです。

 「私はよく電気を使いすぎてブレーカーを落としてしまいます。私ほどブレーカーを落として、 冷蔵庫の中身を腐らせたりパソコンのデータが消えてしまったり、お米を炊くのに失敗したり、 ブレーカーを上げに行く途中でケガをした人間はいないと思います。電気の大切さをよく知っています。」

 「これほどまでに電気の大切さを知っている私は、電力の安定供給に努めることが使命であると感じています。 電力を安定して供給することで誰かの冷蔵庫の中身が守られ、お米が守られ、大事なデータが守られると考えると、 大変やりがいのある仕事だと思います。」

 というように、やりがいがあるということを前面に押し出して主張するのです。 まとめると、働く意味社会貢献やりがいです。 これを小学生にも見せられる作文として書き上げるのです。

 

働く意味と生きる意味

 面接では働く意味の他に生きる意味も問われます。 生きる意味は難問です。生きる意味を意識して生きている人などほとんどいないでしょう。 働く意味も、生きる意味も改めて問われると答えにくい質問です。

 結局のところ、会社のために働く以上、答えがぱっと思いつかない質問にも答えなければなりません。

 生きる意味は、子孫を残すことだとか、楽しむことだとか、あらゆることを知ることだとか言われることもあります。 しかしながら、生きる意味なんてありません。死んだら無になりますので楽しんでも、あらゆることを知っても仕方がありません。 それは生きる目的ではなく、生きる過程の話です。生きた後どうなるか。何も残りません。

 だからといって「生きる意味はない!」とだけ面接で言ってしまうと落ちるでしょう。 そんなときは就活の軸を回答すればいいのです。 生きる意味でも生きる目的でもなく、将来の夢を生きる意味だと言えばいいのです。

 「生きる意味」の定義まで面接官は考えていません。 要は答えにくい質問をして、何かしら回答できるかどうかを見られているのです。