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【就活】志望動機の書き方

 就活での志望動機書き方を解説します。 エントリーシートや履歴書に志望動機を書き、面接でも志望動機を問われますが、 アルバイト等の志望動機と同じに考えてはいけません。就活には就活の志望動機の書き方があります 

 就活では「就職活動の軸」という言葉をよく聞きますが、就活の軸は志望動機の基礎となります。 というのも、就活はすべて就活の軸に沿って行うものだからです。 就活の軸なしに説得力のある志望動機を完成させることはできません。

 「就活の軸」とかっこいい言葉を使っていますが、これは「将来の夢」のことです。 要は「将来の夢を実現するために就活をしている」と言えたらよいわけです。

 

志望動機の書き方

 志望動機は就活の軸、つまり将来の夢から導き出のが、志望動機の正しい書き方です。

 志望動機ではよく「会社の規模が大きい」「シェア1位だから」「業界1位だから」 「先輩社員が魅力的だったから」「社風が良いから」などと言われますが、 それだけでは就活の軸と関連がなく、志望動機として弱いです。

 「貴社の企業理念に共感した」「教育制度が充実している」もよく言われますが、 もちろんこれらの志望動機もNGです。将来の夢の実現に関係がなく、 「ああそう」で終わってしまう志望動機です。

 就活を終えた内定者や社会人は、エントリーシートを「1つの物語をつくる」「ブレない軸が必要」「1本の塔を建てる」 と表現します。エントリーシートはただ各項目の設問にそれぞれ答えていくのではなく、 ただ1つのことを伝えるために書くものであるということです。

 それが志望動機であり、入社に対する熱意なのです。

 就活では「入社の熱意」が求められます。新卒採用をする理由は「若いエネルギー」がほしいのと、 「社員を一から育てて40年間働いてもらう」ためです。エネルギーがあり、 40年間バリバリ働いてくれそうな新卒を採用するために「入社の熱意」を問うわけです。

 「どうしてもこの会社に入社しなければならない」という熱意を示すには、 「将来の夢を実現するためにはこの会社しかありえない」というのが最適です。  「就活の軸」という言葉が流行るのは、エントリーシートで人事に伝えるただ1つのメッセージだからです。

 エントリーシートで将来の夢を伝えるために、すべての項目を就活の軸と絡めて考えましょう。 「長所」や「短所」は将来の夢を実現するのに役立つ長所、邪魔になる短所。 「学生時代頑張ったこと」は将来の夢を実現するために頑張ったことです。

 当然、志望動機も「将来の夢を実現するため」です。

 エントリーシートで1つの物語をつくると言いました。 エントリーシートの設問には順番があります。たいてい志望動機は最後に書かされます。 「筋の通ったエントリーシート」の書き方は、設問の順番通り、話がつながるように長所・短所から志望動機まで書いていくことです。

 エントリーシートに手を付ける前に、就活の軸、つまり将来の夢を確定し、 長所や短所、学生時代頑張ったことを考えた上で、話がつながるように志望動機を考えましょう。

 

志望動機の例

 志望動機を紹介します。 志望動機はガクチカと違ってその会社専用です。 業界の特徴、会社の特徴、仕事の特徴などをとらえて考え出します。

 ここでは業界別の志望動機の例を紹介します。 会社ごと、仕事ごとに志望動機を発展させましょう。

  • エネルギー業界
  •  
    • 社会貢献
    • 仕事にやりがいがあること
    • 使命感を持って働けること
    • チャレンジ精神のある会社
    • 世界のスタンダードになりえる新しいものを作り出すこと
    • 世界で広く展開していること
    • 業界ではトップのシェアを持ち、最も多い業績を上げていること
    • 世界に驚きと感動を与える仕事
    • 幅広い製品や技術によって社会の基盤作りに最も貢献できる会社
    • 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であること
    • オーダーメイドであるため顧客の満足に応えられること
    • 安全技術の開発に取り組んでいること
    • 様々な技術を結集して作られる製品にモノづくりの魅力
    • 環境問題に真正面から取り組むこと
    • 日本の産業のトップとして常に世界を視野に入れた仕事
  • 鉄道・高速道路業界
  •  
    • 公共性が高く、人々の暮らしを支えている会社
    • 人々を運ぶことで社会に貢献できる鉄道会社
    • 鉄道の利便性や安全性の向上が人々の暮らしを豊かにすること
    • 人に夢や感動を与えること
    • 人々の当たり前の日常を守っていくこと
    • 旅で訪れる人や地域で暮らす人々の「頼れる存在」になること
    • 街を活気づけること
    • 地元に貢献できる仕事
    • 人をつなげることができる仕事
    • 人々の生活の根底を支える仕事
    • 物流を通して経済・人の暮らしを支えること
    • 縁の下の力持ちとして社会を支え、社会全体に貢献すること
  • 建設・プラントエンジニアリング業界
  •  
    • インフラ整備に携わり社会に直接貢献できること
    • 世界の現場で活躍すること
    • ダムや橋梁の施工による社会的貢献
    • 地球に優しいランドマークを創ること
    • オリンピックなどを控え、日本経済発展の最先端にいること
    • 環境問題と密接に関連し、かつ世界を舞台に仕事ができること
    • 途上国・新興国の経済開発に携わること
    • スケールの大きなプロジェクトに携わること
    • 世界規模で活躍できる環境
    • ダイナミックさと社会への影響の大きさ
  • メーカー
  •  
    • 世界のスタンダードになりえる新しいものを作り出すこと
    • 世界で広く展開していること
    • 業界ではトップのシェアを持ち、最も多い業績を上げていること
    • 世界に驚きと感動を与える仕事
    • 幅広い製品や技術によって社会の基盤作りに最も貢献できる会社
    • 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であること
    • オーダーメイドであるため顧客の満足に応えられること
    • 安全技術の開発に取り組んでいること
    • 様々な技術を結集して作られる製品にモノづくりの魅力
    • 環境問題に真正面から取り組むこと
    • 日本の産業のトップとして常に世界を視野に入れた仕事
  • 銀行
  •  
    • 日本の金融市場全体の安定・発展に貢献
    • 日本の経済発展を支えること
    • 自分のパフォーマンスが与える世の中への影響力が大きいこと
    • 地域社会の発展に尽くし、共に栄えること
    • 企業や個人に事業やライフプランを提案すること
    • 金銭面の縁の下の力持ちとしてサポートすること
    • サービスの価値を自分の努力で高めていくこと
    • 人の挑戦を応援していくこと
    • 生活、経済の基盤を支えること
    • 個人分野に力をいれていること
  • 商社
  •  
    • 日本の高い技術力を駆使したインフラ開発を推進すること
    • 人を繋ぎ、世界を豊かにする仕組みを提供
    • 日本を背負って、海外を相手にビジネスすること
    • スケールの大きい仕事
    • 世界を常に感じながら仕事に取り組める環境
    • グローバルな舞台で仕事ができること
    • 海外で外国人と共に何か価値を作り上げること
    • 総合商社において消費者が必要としている生活用品を提供すること
    • 川上と川下をつないでビジネスの可能性を創造すること
    • 勢いがある会社で働くこと
  • 証券・保険業界
  •  
    • 自分自身が付加価値となって働けること
    • 直接的な形で地域経済の発展に資すること
    • 日本経済に貢献すること
    • 企業の挑戦をサポートできるのは直接金融である証券会社
    • 投資の社会的な意義を広めること
    • 不測の事態の際に経済的な面で人を支えること
    • 目には見えない「将来の安心」を提供すること
    • 人の未来を一緒に考える仕事
    • 人や社会に影響を与えられる仕事
    • 親身になって人を支えていくこと
  • 海運・航空業界
  •  
    • 斬新なアイディアを多く取り入れていること
    • 日本のおもてなし文化を世界に伝えること
    • 世界に活躍出来るフィールドがあること
    • 経営破綻という逆境を全社員で乗り越えたこと
    • 商品を提供する以上のやりがい
    • 世界を舞台に働くこと
    • 輸送網を活かして顧客の課題に対してトータルサービスで応えること
    • 世界最大規模の船隊を活かし、あらゆるニーズに対応できること
    • 世界経済を支えるスケールの大きな仕事
  • 不動産業界
  •  
    • 街づくり
    • 理想の開発に関われること
    • 自分の仕事が形として残ること
    • 人の暮らしを変える力があるものづくりの仕事
    • 都市のダイナミックな動きを作り出すこと
    • 産業・生活基盤を支えていく仕事
    • 地域を活発化させること

 

志望動機の書き方のポイント1:書き出し

 志望動機書き方ポイント1つ目は、書き出しを結論で始めるというものです。 志望動機の書き出しに結論を書き、補足の説明や、そう思うに至った理由を下に書いていきます。 書き出しに結論が来ていなかったら、人事はその志望動機を読みません。

 例えば鉄道業界を志望していて、就活の軸が「街をつくりたい」であった場合。 志望動機の書き出しは「私は街をつくりたいので、貴社を志望しています。」 となります。

 「街をつくりたい理由」や「貴社でなければならない理由」は続きに書いていきます。 初めに突然、結論が来ていれば「それはなぜ?」と理由が気になり、続きを読んでいきます。

 しかし志望動機の書き出しが「貴社は鉄道業界の中でも一等地を豊富に所有されており~」 「私は都会に憧れていて~」だと、「どうでもいい」と思われてしまいます。

 人事は大量に送られてくるエントリーシートをさばかなければなりませんから、 つまらない志望動機、面白くない志望動機を読んでいる暇はないのです。 志望動機の書き出しを志望動機の結論にすることで、「なんで?」「どういうこと?」 と思わせることができたら志望動機の書き方は成功です。

 志望動機の書き出しに結論を書いて終わりではありません。 補足の説明、そう思うに至った理由は必須事項です。 これだけでかなりの字数を要してしまいますが、文字数に合わせて削るのは後で考えましょう。

 

志望動機の書き方のポイント2:入社の熱意

 志望動機書き方ポイント2つ目は、入社の熱意です。 入社の熱意とはいっても、単に「第一志望です!」と書けばいいものではありません。 「絶対に入社したいです」とだけ書いたところで説得力がありません。

 どうすればいいかというと、「他の会社ではダメだ」という内容を書くのです。 他の会社ではダメで、この会社でなければならない理由を書くことで「入社の熱意」が伝わります。 同業他社、他の業界との比較が必要になりますから、志望動機には業界研究や企業研究が役立ちます。

 鉄道業界の例では「街をつくりたい」というのは、どの会社でもできるわけです。 駅前を開発し、商業施設を運営し、マンションを建て、新たに駅を作ったりするのは、 JRに限った話でもなく、西武でも東武でも、京王でも東急でもできるわけです。

 ここで入社の熱意を示すため「その会社にしかない強み」を志望動機に組み入れましょう。 「JR東日本は利用者が最も多い」「阪急は平均収入の高い地域を通っている」 「東京の観光名所をつないでいるのは東京メトロだけ」と、各社にそれぞれ強みがあります。

 志望動機の書き方は、「この強みをもった会社でなければ将来の夢を実現できない」 という書き方になります。

 

志望動機の書き方のポイント3:自分本位

 就活の志望動機の場合、志望動機書き方は「自分本位」が望ましいです。

 転職の場合は「即戦力になる」ことが求められますので、 「転職したら会社に何ができるか」を書く必要があります。しかし、新卒就活の場合は事情が異なります。 新卒社員が即戦力になるわけがないのです。企業もそれがわかっています。

 新卒の場合は会社本位の志望動機が書けませんので、逆に自分本位の書き方が好まれます。 「自分の将来の夢のために入社するなんて自分勝手で会社にメリットがないじゃないか」 と不安になる必要はありません。

 むしろ会社のためしか考えていない、ロボットのような社員は必要ないのです。 人事は、将来の夢の実現に燃えているアツい学生を採用します。

 働いたことのない学生が「利益を出します!」と言っても説得力がありません。 何が会社の役に立つのかもわかりません。想像で「御社の役に立ちます!」といったところで、 見当はずれだったり、役に立つと思っていることが何の役にも立たなかったりして、 何のアピールにもならない場合がほとんどです。

 しかし、「将来の夢の実現のために働く!」という就活生はバリバリ働くアピールになりますので、 人事も投資したくなるのです。

 就活は、自分のためにやっていいものであり、自分のためにやらなければならないことを覚えておきましょう。

 

志望動機を面接で話す

 志望動機面接でも話すことになります。志望動機はエントリーシートや履歴書に書いて提出しますが、 提出したにも関わらず面接でも「志望動機をどうぞ」と言われるのです。 なぜ面接でも志望動機を言わされるのでしょうか。

 それは、志望動機はエントリーシートや履歴書に書ききれていないはずだからです。

 将来の夢を書き、それを実現するために何が必要で、この業界には何があり、 この会社にはこの強みがあり、この会社でなければならないとまで書くわけです。 これが400字や800字でおさまるはずがないのです。少なくとも人事はそう思っています。

 そのため、エントリーシートや履歴書に書いた志望動機をそのまま丸暗記して面接に臨むのは不適切です。 人事は書かれた志望動機より、もっと詳しい話が聞きたいのです。 ですから、最初からエントリーシートの文字数ギリギリの志望動機を書いていたのではどうしようもありません。

 そこで、エントリーシートの文字数を無視して長文で書きましょう。 目安としては1000文字程度です。エントリーシートに志望動機を書くときは、 1000文字で書いた原本から厳選して文字数に合わせておき、面接で1000文字分をすべて話すというやり方がおすすめです。

 1000文字というとものすごい文量のようにも感じます。 しかし、MY就活ネットは1記事あたり2000~4000文字で書かれています。 読んでみるとそれほど大した文量ではないことがわかりますね。

 入社を決める志望動機ですから、むしろ400字にまとめるほうが無理があり、 1000文字でも少ないくらいです。志望動機の作文は大変ですが、 多めに準備しておいて、面接で話すネタを残しておくくらいがちょうどよいでしょう。