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面接で短所を述べる

 面接短所はよく問われます。 自分で短所を言うのは、面接の場で自分の欠点を述べるわけですから気が引けてしまいますね。 しかし実は、面接で短所をきかれたとき、評価を高く上げるチャンスなのです。 

 

面接で短所を聞かれたらチャンス!

 面接短所を聞かれたとき、自分の悪口はいいたくないので、 ダメージを低くしようと「どうでもいい短所」を言ったり、「短所は長所の裏返しです」と言ったりする人もいます。

 どうでもいい短所は例えば「手先が不器用」「歌が下手」といったもので、 特に何も影響がない短所です。解決する必要もないため、正確には「短所」とは言えません。 「短所を隠したい」「短所が思いつかない」という心情が表に出過ぎです。

 「短所は長所の裏返し」というのも、なんだか頭のよさそうな言い方ですが、 面接ではむしろマイナス評価です。というのも、長所が短所ならばせっかくの長所の良さが相殺されてしまいますし、 短所は長所でもあるというわけですので、正確には「短所」を述べておらず、 やはり「短所を隠したい」「短所が思いつかない」という心情が表に出ています。

 短所は短所であることを正直に認めなければなりませんが、 一方で劣っているならなんでもいいというわけでもありません。

 例えば「腰が重い」という短所は致命的です。やる気のなさをアピールすることになってしまいます。 「決断力がない」「判断力がない」「行動が遅い」「物事をあまり考えない」「優柔不断」といった短所は、 克服する方法が思いつきません。これはこれで、面接で不合格になるでしょう。

 面接で述べるべき短所は、克服できる短所であり、 今まさに短所を克服するために頑張っている短所です。

 これでなんと、短所を述べているのに向上心のアピールができてしまうのです。

 実は、面接で短所を述べるのは自分を正当に評価しているかを見られるのではなく、 また自分で自分の悪口を言わせるためでもなく、向上心を評価されるので、チャンスとなります。

 

エントリーシートに短所を書くときに気を付けること

 短所は自分の欠点を書くものですので、取扱注意です。 適当に書いてしまうと単に自分の悪口になってしまったり、エントリーシートの本筋から外れてしまう場合があります。 短所も自己PRや志望動機と同じで、じっくり練って考える必要があります。

 実は短所も、就活の軸から導き出して考えなければなりません。 エントリーシートはただ1つの「将来の夢」を伝える書類ですから、短所も就活の軸と絡み合った内容でなければなりません。 全く関係のない短所を書いてしまうと、エントリーシートの一貫性が失われます。

 「でも将来の夢と短所ってどう関係するんだ?」と思う方も多いでしょう。 将来の夢というと、いいことばかり書きたくなるものです。しかし、将来の夢がまだ実現できていないのには理由があるはずです。 それが、短所なのです。

 例えば「お金持ちになりたい」という夢があったとして、なぜあなたはお金持ちではないのでしょうか。 それは、「お金を稼ぐ手段を持っていないから」です。

 また「外国人の友達を作りたい」という夢があったとして、なぜ外国人の友達がいないのでしょうか。 それは、「英語が苦手だから」「海外に出たことがないから」「外国人に話しかける勇気がないから」 など、様々な理由があります。

 これらを「短所」としてとらえるのです。

 エントリーシートの長所・短所欄は小さいですので、エピソードまで書く必要はありません。 短所が「遠慮がち」ならば「遠慮がち」とだけ書き、詳細は面接で話すことにしましょう。

 後述しますが、短所は必ず克服できる短所を選びましょう。

 また、短所を一覧にしてまとめていますので長所と短所もご利用ください。

 

短所を克服する

 面接短所を聞かれたら、 向上心をアピールするため必ず克服している最中である短所を述べましょう。

 例えば「英語が苦手」ならば、「英語を猛勉強して短所を克服しようとしている」ことを面接で伝えます。 苦手であるという短所と向き合い、短所を克服するべく努力していることを述べることで、 向上心があり、将来の夢の実現に前向きで、本気で取り組んでいることをアピールできます。

 短所が「人見知り」であれば、「ゼミやサークルなどに参加し、強制的に初対面の人と会話せざるを得ない状況を作り出し、 初対面の人との会話のスキル向上に努めている」と述べることで、 「単なる人見知り」に終わらず向上心にあふれているアピールになります。

 「強制的に○○という状況を作り出す」という、短所克服の手段の説明があるとより一層良いでしょう。 手段を明示することで話に説得力が出て、「本気で短所を克服しようとしている」ことが伝わります。

 しかし、短所が「優柔不断」だと、短所を克服する方法がなかなか思いつきません。 「即断即決できるように訓練している」と言えたらよいのですが、そうする手段がはっきりしません。 どうすれば優柔不断を改善できるか思いつかない限り、面接で短所として使わないほうが良いでしょう。

 もちろんすでに克服した短所は、すでに短所ではありませんので不適切ですが、 「まだ短所克服の途中」とすることで面接にも使えますし、むしろ長所にも使えます。 長所については、面接の自己PRで解説しています。

 短所は誰にでもあるものです。短所のない人などいません。 そのため短所を隠したり、他のどうでもいい短所で誤魔化したりする必要はありません。 隠したり、誤魔化したりするのは自分の短所と向き合えていない証拠になりますので、低評価を受けます。

 それなら堂々と正直に短所を面接で述べ、しかし現状に満足しておらず、 短所を克服している最中であると宣言することで向上心をしっかりアピールしたほうがよっぽど高評価です。

 

面接での短所の答え方

 面接での短所答え方を解説します。 基本は「就活の軸に関連する短所」であり、「短所の克服の最中であること」が必要です。 そこに、「短所を改善する手段」を付け加えて話すことで、面接では向上心をアピールできます。

 よくある短所の例を使って、短所の答え方をそれぞれみていきましょう。

 短所の例:優柔不断

 「私の短所は優柔不断なところです。将来の夢を実現するのに障壁となる短所ですが、 優柔不断という短所を克服するため、買い物に行く際に制限時間を設けたり、大学ではクイズ研究サークルに入り、 早押しクイズの練習をするなどして即決即断の訓練をしています。」

 「優柔不断」を短所だと面接で言う場合、上記のように「即決即断」ができるように訓練していると述べましょう。 具体的に克服の方法を書くことでより一層説得力がつきます。 もちろん、将来の夢と短所の克服がどう関連するのかも説明する必要があります。

 短所の例:人見知り

 「私の短所は人見知りなところです。将来の夢を実現するのに障壁となる短所ですが、 人見知りという短所を克服するため、接客のアルバイトをして見知らぬ人と話をしたり、 あえてバーへ行き、たまたま居合わせた知らない人と会話することで訓練しています。」

 「人見知り」を短所だと面接で言う場合、「強制的に知らない人と話をしなければならない環境に身を置く」 という対策をとり、短所を克服しようとしていることを説明しましょう。 アルバイトより皆が驚くような方法のほうがインパクトは強いでしょう。

 短所の例:マイペース

 「私の短所はマイペースなところです。将来の夢を実現するのに障壁となる短所ですが、 マイペースという短所を克服するため、友達と自主ゼミを行い、資料を準備しての発表の機会を持つことで、 期限までに資料を完成させるという訓練を行っています。」

 「マイペース」を短所だと面接で言う場合、時間を守る、期日を守る、他人に合わせるといった活動をしていると述べましょう。 自主ゼミは訓練の一環にもなり、さらに「自主ゼミって何?」と興味を引くこともできますので、 二度おいしい有効な手段ですね。

 短所の例:せっかち

 「私の短所はせっかちなところです。将来の夢を実現するのに障壁となる短所ですが、 せっかちという短所を克服するため、物事に取り組む際には計画を立て、あせりすぎないように忠実に計画を守るようにしています。 例えば試験勉強をする際、一気に教科書を読んでも覚えられないので、1日30ページ読むと決めてそれ以上は進まないようにしています。」

 「せっかち」を短所だと面接で言う場合、「計画的に物事に取り組む」という方法で克服しようとしていると説明しましょう。 ただ計画的とはいっても抽象的なので、具体的な例を挙げてさらに詳しく説明します。 抽象的な説明だけではあまり説得力がありませんが、具体的に話すことで説得力が出るのです。