【勝ち組】荏原製作所の就職難易度|強み・志望動機・選考フローを解説!
荏原製作所の就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。
会社名 | 就職難易度 |
---|---|
荏原製作所 | 穴場 0.5 / 5.0 |
売上高 | |
7593億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
908万円 | 125日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:54名程度 技術系:125名程度 | 学部卒:239,000円 院卒:261,500円 |
参照:荏原製作所|募集要項(初任給・年間休日)
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選考フロー
選考開始 | 1月 |
---|
荏原製作所の選考フローは次の通りで、1月開始です。
- ES提出・WEBテスト
- 一次面接
- 最終面接
- 内々定
理系のみインターン参加者優遇の早期選考があります。また文系も選考開始は1月ですので、早期選考にあたります。 ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →荏原製作所の採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 穴場 |
---|
荏原製作所の就職難易度は穴場です。 採用倍率は文系で約11倍・理系で約5倍です。ES通過率は文系84%・理系93%で、採用大学が幅広く、学歴フィルターはありません。 ゆえに面接にたどり着きやすいと言えます。
近年大きく事業が拡大しており、採用人数が増加傾向にあります。 その一方で「知名度の低さ」ゆえに応募者が増えておらず、採用倍率が低下を続けています。 同社は「ポンプ国内最大手」で「半導体製造装置で利益率15%」などエリート企業でありながら、就活では穴場になっています。
インターンなしで、1月選考開始!
同社は文系向けのインターンシップを行っていませんので、1月からの応募にすべてがかかっていると言えます。 WEBテストの後に面接が2回行われます。すべて個人面接で30分程度ずつ行われます。 ESの内容に沿った質問がされますので、ESの完成度を高め、面接前に確認しておくことも重要ですね。
荏原製作所に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。
ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
エントリーシート
ES設問 | 1本 |
---|
荏原製作所のエントリーシートは、次の1本の設問が課されます。
問題解決に向け「熱意」を持って、物事に取り組んだ経験
これは「学生時代頑張ったこと」を書くものですが、 「熱意」と強調されているように「単位取得」「アルバイトの通常業務」などではなく、 自らの意志で好きで取り組んだことを書く必要があります。
私の場合は「ゲーム制作の経験」や「災害復興ボランティアの経験」を書くことになりますが、 同社の「半導体参入のような価値創造」に注目するか、「環境分野」に注目するかでガクチカの内容を選びましょう。
「なぜこの会社を選んだのか」「この会社に入って挑戦したいこと」はESでは問われませんが、 面接では定番質問です。こちらの準備を先に行い、「志望動機につながるように」ガクチカを書くことで、話に一貫性が出ます。 例えば「環境」に関連して「経営理念・社風に共感した」と書く場合、ガクチカは「環境」に関わるものを選ぶといった具合です。
ES・面接の回答全体を「就職活動の軸」で統一することを、MY就活ネットでは「ESのストーリー化」と呼んでいます。 この詳細なやり方は次の関連記事で解説しています。
志望動機
ビジョンの一致をアピールしよう!
荏原製作所の志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。
例文
私が貴社を志望する理由は、「水と空気と環境の分野で、優れた技術と最良のサービスを提供することにより、広く社会に貢献します」という経営理念に共感したためです。 学生時代、私は災害復興ボランティアに参加し、被災地での支援活動を通じて、地域の復興に必要不可欠なインフラの存在と、それを支える技術の重要性を実感しました。
貴社の水と空気の制御技術は、災害時の復旧や日常の生活基盤の維持に直結しており、社会に与える影響の大きさに深く感銘を受けました。 特に、自然災害が多発する現代において、貴社が展開する排水ポンプや水処理技術は、地域社会の復興と発展に欠かせないものです。 また、環境負荷低減を追求する姿勢にも共感しました。
私は、災害復興ボランティアで培った行動力や課題解決力を活かし、貴社の技術を通じて社会インフラの安定と持続可能な発展に貢献したいと考えています。 貴社の一員として、人々の生活を支える技術の創造と普及に全力で取り組みたいです。
解説
この例文では「経営理念への共感」をアピールするため、 「災害復興ボランティア」への参加経験を元に「同様の想いを持つに至った」という内容にしています。
同社は上下水道・工場排水の水処理を主力事業としており、まさに生活環境に密着した企業です。 ゆえに、災害復興のようなインフラに関わる経験の中で、その重要性を認識させられたエピソードが書けるとよいですね。 この際、インターンシップや会社説明会などで「実際に感じた社風」を書き加えられると、より説得力が高まります。
以上より、志望動機には「就職活動の軸」「ガクチカ」を関連付けることが必須です。 これらの準備がまだの場合、まずは自己分析から始めましょう。
また、文系向けに「メーカーの志望動機の書き方」を例文付きで、次の関連記事で解説しています。 同社のESでも使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。
→【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ
「ワンキャリア」という就活サイトでは、荏原製作所に実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。
荏原製作所の強み・特徴
強み | ポンプで国内首位 |
---|
荏原製作所の強み・特徴は、経営理念の「水と空気と環境の分野で、優れた技術と最良のサービスを提供することにより、広く社会に貢献します。」に表されています。 同社は「風水力機械」「精密・電子」「環境」の3つの分野で事業を行っており、 海外売上高比率が50%を超える、かなりグローバルは企業です。
「水と空気」の面ではポンプを祖業かつ主力事業としており、 上下水道などのインフラ、工場での冷却水・給水・排水などの工場設備、 石油・化学プラントやLNGを送る発電・化学プラントなど幅広い分野で国内1位のシェアを取っています。
「精密・電子」の面では半導体製造工程に欠かせない「真空」を作り出すポンプや、 シリコンウェハーを研磨する装置で高い利益を稼いでいます。
「環境」の面では雨水処理の排水ポンプ、農業用ポンプ、トンネル内の送風機の他、 「ごみ処理プラント」などのプラントエンジニアリング事業も行っています。
「広く社会に貢献します」とあるように、荏原製作所は留まるところを知りません。 これらの製品群を携え世界中を飛び回り、海外売上比率が50%超になるまで成長しています。
また、最近では「研究所を廃止したのに特許出願数が増えている」と研究熱心な会社としても知られています。 海外展開においても現地法人をおいてメンテナンス体制を敷くなど、 製品の品質に加えてアフターサービスも備えることで顧客の人気を勝ち取り、ますますシェアを伸ばしていくことと思われます。
勝ち組である理由
就職できれば勝ち組!
MY就活ネットは、荏原製作所に就職できれば勝ち組だと判断しています。 その理由は次の4点です。
- ポンプで国内最大手であること
- 参入した半導体製造装置で高い利益を誇ること
- 営業利益率が約20%にのぼること
- 自己資本比率が約60%あること
同社はコア技術である「ポンプ」でさまざまな事業領域に進出しており、いずれも高い利益を誇ります。 利益率は賃上げ余力やボーナスに直結し、それが平均年収の高さにつながっています。 利益率の大企業平均は約7%ですが、その3倍近く稼ぐ同社は「儲かっている会社」だと言えます。
そして、自己資本比率は「借金が少ない」ことを意味しますが、大企業平均は30%です。 50%を超えると優良企業と言われる指標で、同社は59.5%ですから、ビジネス界が認める優良企業だと言えます。
多少業績が悪化したところで倒産することはまずないといえ、 高収益体質であることから待遇がさらに良くなる可能性が高いです。
主要取引先
荏原製作所の主要取引先は、製造業全般と政府です。
典型的なBtoBビジネスで、一般人にとっては知名度がまるでありません。 ですが、製造業やビジネス界ではその名を知らない人はいないほど超有名企業です。
水や液体、空気を取り扱う以上はどんな会社でも、同社抜きに工場設備の検討などできません。 販売に当たっては顧客工場に合わせた相談を受けるため、仮に文系であっても、理系的知識、理系的思考に抵抗感のない人が向いているでしょう。 逆に、数字や数式に拒絶反応が出てしまう人は向いていないかもしれません。
またポンプは上下水道や雨水処理でも使われるため、官公庁向けでも扱われます。 海外展開もしていますから、顧客は幅広いですね。
競合他社
荏原製作所の競合他社は、ポンプでは重工業、半導体製造装置ではディスコと競合します。
ポンプやタービンといった製品は元来、三菱重工業なども得意としている分野で、 また半導体製造装置の特に「研磨」の分野ではディスコが国内最大手です。 ですが、荏原製作所も負けてはいません。
特にポンプでは国内シェア1位の地位を維持しており、また半導体製造装置では「真空装置」という強い武器をもっています。 強力なライバルとして切磋琢磨していくことでしょう。
弱み
荏原製作所には目立った弱みがありません。
世界中の景気が縮小するような極端な事態にならなければ荏原製作所の経営は非常に健全です。 なにしろ自己資本比率が59.5%もあり、倒産の可能性は今のところありません。
自己資本比率が高いということは、要は借金がほぼないということを意味します。 万一のため銀行からは少しだけお金を借りておくというのは経理上の常識なのですが、 その借金も荏原製作所にとっては一瞬で返せる金額です。
ただし、海外売上比率が高く、為替変動によっては利益が吹き飛ぶ可能性もはらんでいます。 世界情勢には注意が必要ですね。
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荏原製作所のような優良企業に内定をもらうには?
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早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
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まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。
それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
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もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因
「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?
自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です。
ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。
そこで【キャリアチケットスカウト】
という就活アプリを利用しましょう。
このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。
また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。
まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
そこで、ワンキャリアの利用がおすすめです。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで年間3万件を超えるエントリーシートや面接体験談が収録されています。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「締切間近のインターンシップ」「内定直結型のイベント」「一流企業の集まる合同説明会」など、 会員限定で参加できるイベントもすべて無料で利用できます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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