勝ち組【安川電機の就職】難易度・採用倍率など選考対策!
会社名 | 就職難易度 |
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安川電機 | 穴場 1.0 / 5.0 |
売上高 | |
5376億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
924万円 | 125日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:20名程度 技術系:45名程度 | 学部卒:265,000円 院卒:285,000円 |
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。
参照:安川電機|募集要項(初任給・年間休日)
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選考フロー
選考開始 | 2月 |
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安川電機の選考フローは次の通りで、2月開始です。
- ES提出・WEBテスト
- 面接3回
- 内々定
ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →安川電機の採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 穴場 |
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安川電機の就職難易度は穴場です。 採用倍率は文系20倍・理系8倍で、ES通過率は約40%です。学歴フィルターはありません。 採用大学が旧帝大から地方私立大まで幅広いためです。
採用人数は事務系20名、技術系45名程度と多くはありませんが、知名度が低く応募者が文系400人・理系350人程度しかいません。 産業ロボットで世界4強の一角であり、年収も高いことから就職できれば勝ち組です。
インターン優遇 | あり |
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インターン優遇の早期選考を実施しており、この場合は一次面接が免除になります。 文系にとっては特に事業内容が理解しにくい部分がありますので、インターンで「仕事理解」「社風の確認」をしておくことで、選考でも有利に立てます。 志望度が高ければぜひ参加しましょう。
安川電機に必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。
ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
面接
面接回数 | 3回 |
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安川電機の面接は、3回行われます。
面接内容は「学生時代頑張ったこと」「強み・弱み」「志望動機」などオーソドックスですが、 「なぜロボット産業なのか」「なぜ安川電機なのか」が繰り返し問われます。 最終面接では「他社に内定をもらったらどうするか」「会社に入って挑戦したいこと」など志望度を確認する質問が追加されます。
また、採用ページのプロジェクトや社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めることも重要です。
また、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。
エントリーシート
ES設問 | 3本 |
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安川電機のエントリーシートは、「自己PR」「学生時代頑張ったこと」「入社したら何を実現したいか」の3本です。
1つ目は「長所とそれを象徴するエピソード」、2つ目は「学生時代頑張ったこと」、 3つ目は「この会社に入って挑戦したいこと」にそれぞれ対応します。
長所にまつわるエピソードはガクチカを参照してもかまいません。 長所の選び方については、長所と短所の一覧|「おっ!」と思わせる回答例の記事をご覧ください。
「入社して実現したいこと」は「就職活動の軸」を問うものです。 これを「ガクチカ」や「志望動機」とつなげて一連のストーリーにしておくことで、それぞれの説得力が出ます。 ESのストーリー化については【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!の記事で詳しく解説しています。
また、同社は「求める人物像」として次の通り定めています。
主体性 | 変動の激しいグローバル市場にスピーディーに対応し、企業の進化と競争力強化を実現することが不可欠です。そんな中でも、何が必要とされているのか、3現主義で現状把握し、今後の課題達成を考え抜く力が必要です。社会のニーズを待つのではなく、自身から社会を変えていく、主体的な活動ができる人材を求めています。 |
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チャレンジ | 安川グループは、「産業を興して国の恩に報ゆる」の志の基づいて設立され、「社会の発展、人類の福祉に貢献する」ことを経営理念に掲げています。現在の社会問題は何か、安川電機として何ができ、何を求められているのか、お客様の現場と向き合い、お客様とともに新しい価値創造に向けてチャレンジする人材を求めています。 |
協調性 | 安川電機では、グローカル経営という戦略を置き、世界一の技術力を磨いてきました。世界中に生産拠点は置きつつも、各地域の大学や企業様との共同開発にも力を入れています。当社の目指す姿には、新たな視点や発想が不可欠であり、異なる価値観や経験を持つ、かつ周りを巻き込んで一緒に仕事ができる人材を求めています。 |
主に自己PR・ガクチカで「主体性」「チャレンジ」「協調性」をアピールすると効果的です。 「誰かに言われたから」ではなく「自ら思いついた取り組み」「助けや協力を求めた経験」「仲間とアイデアを出し合った」などが使えます。
志望動機
ポイント | 社風への共感 |
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安川電機の志望動機の例文と書き方を解説します。ここまでを踏まえた例文は次の通りです。
私が貴社を志望する理由は、貴社のロボットやモーションコントロール技術を通じて「モノづくりの未来」を支える姿勢に共感したからです。
学生時代、私はゲーム制作プロジェクトに携わり、キャラクターや環境の動きをプログラミングで制御する中で、人の意図を正確に反映させる技術の重要性を学びました。 この経験を通じて、動きを制御する技術の奥深さと、その活用による新たな価値創出の可能性に惹かれるようになりました。
貴社は、産業ロボットやインバータ技術で世界をリードし、多様な分野における効率化や品質向上に貢献されています。 特に、持続可能な社会の実現を目指した取り組みには、私も深く感銘を受けています。
私は、大学で培った課題解決力や創造力を活かし、貴社のロボット技術やモーションコントロール技術のさらなる発展に貢献したいと考えています。 そして、安川電機の一員として、次世代のモノづくりに革新をもたらし、社会に貢献する挑戦を続けたいと思います。
この例文では「モノづくりの未来を支える社風」への共感を結論とし、自身の「ゲーム制作の経験」をもって説得力を持たせています。 同社は「ロボットによる工場の自動化」を担う企業であり、面接でも「なぜロボット産業なのか」が問われます。 そこで自動化に関するエピソードをガクチカに書いておくと、志望動機の説得力が高まります。
このように志望動機は「就職活動の軸」「ガクチカ」と一連のストーリーとして書かなければなりません。 まだエピソードが準備できていない場合、まずは自己分析から始めましょう。
また、文系向けに「メーカーの志望動機の書き方」を例文付きで、次の関連記事で解説しています。 同社のESでも使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。
→【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ
安川電機の強み・特徴
同業他社とは経営理念で比較しよう!
安川電機の強み・特徴は、事業の遂行を通じて広く社会の発展、人類の福祉に貢献することに表されています。
古くから八幡製鉄所(現:日本製鉄)向けの電機製品を手掛け、独自の制御技術を培ってきた安川電機は、 ACサーボドライブ、インバータ、産業用ロボットで世界首位を誇る優良企業です。
ACサーボドライブとは、回転するモータを決められた位置で超精密に止めることができるシステムで、 あらゆる産業装置に組み込まれています。
インバータとは、電力を変換する装置のことで、モータの速度を変えるのに必須のシステムです。 こちらもACサーボドライブ同様、世界のデファクトスタンダードとして組み込まれています。
そして産業用ロボットが、溶接や塗装を自動で行う際に使うもので、 ファナックを抑えて世界一のシェアを誇っています。
これら世界一の技術力を組み合わせて工場の自動化を推進している企業で、 海外売上比率は70%を超え、世界29か国で展開しています。
もちろん仕事上で英語は必須スキルになります。
ビジネスモデル
工場の自動化で強力な商品が多数!
安川電機のビジネスモデルは、工場の自動化です。
主力商品もはや世界のスタンダードとなった装置ですが、 これら3つの製品、すなわち安川電機抜きには工場は動かないというレベルです。
そして機械を販売するだけではなく、数値を入力する「YASUKAWA Cockpit」という制御ソフト、 そしてマシンのコントローラ、そして実際に作業するロボットまで一貫して提供するところに同社の強みがあります。
ロボットの作業割り当てや動作を自動的に生成し、AIピッキングにより多品種生産に対応し、 ビッグデータを活用した故障予知や品質検査まで対応するアイキューブ メカトロニクスを提供しています。
一度採用されると工場システムがすべて安川電機製になり、安定した固定客となる上、 メンテナンスなどの反復継続した取引関係も出来上がります。
顧客工場の問題解決を一身に請け負い、信頼を勝ち取ってきたのです。
財務は超優良!
借金の少なさ、利益の多さは大企業平均以上!
安川電機の財務状況は超優良です。
注目すべきは自己資本比率です。 これは全資産の出所が「出資金・稼いだ利益」か「借金」かという比率ですが、 これが54.1%にものぼります。
これは事業のほとんどを「自社のお金」で賄っており、借金が少ないことを意味します。 大企業平均は30%で、54.1%を超えると優良企業と言われるこの指標でなんと54.1%ですから、 「超優良」だということができます。
多少業績が悪化したところで倒産することはまずないといえます。
また、営業利益率が11.5%と日本企業では高めの収益力を誇ります。
競合他社
安川電機の競合他社は、ファナックや三菱電機の他、 同じく工場の自動化を行っているキーエンスやオムロンなどの、 ファクトリーオートメーション(FA工作機械)のメーカーです。
IoTの時代、工場の自動化は世界的な流れですから、今後も切磋琢磨して成長していく分野でしょう。
この点、自社工場を持たないファブレスのキーエンスは、最大の脅威となります。 ファブレスであるがゆえに「自社工場でつくれるもの」にこだわる必要がなく、 なんでも売れるという強みがあります。
そして何よりこれまで培ってきた「生産性コンサルタント」としての知識と経験の蓄積が最大の武器になります。 どの会社よりもいろんな工場で徹底的に生産性改善を追求してきました。 簡単には打ち崩せない「キーエンス帝国」があります。
しかし安川電機も負けてはいません。というよりこの分野ではファナックと並び、世界最強の会社です。 何十年にもわたって世界中で工場を自動化してきた実績があり、 圧倒的な人気を誇ります。
強力なライバルとして切磋琢磨していくことでしょう。
弱み
安川電機の弱みは、為替変動です。
世界中の景気が縮小するような極端な事態にならなければ安川電機の経営は非常に健全です。 なにしろ自己資本比率が50.4%もあり、倒産の可能性は今のところありません。
自己資本比率が高いということは、要は借金がほぼないということを意味します。 万一のため銀行からは少しだけお金を借りておくというのは経理上の常識なのですが、 その借金も安川電機にとっては一瞬で返せる金額です。
ただし、海外売上比率が高く、為替変動によっては利益が吹き飛ぶ可能性もはらんでいます。 世界情勢には注意が必要ですね。
同業他社の企業研究を見る
- アルプスアルパインの企業研究(売上高:9904億円、平均年収:745万円、年間休日:125日)
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- オムロンの企業研究(売上高:8017億円、平均年収:901万円、年間休日:125日)
- ファナックの企業研究(売上高:7971億円、平均年収:1502万円、年間休日:126日)
- 日本精工の企業研究(売上高:7966億円、平均年収:741万円、年間休日:120日)
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- マキタの企業研究(売上高:7531億円、平均年収:647万円、年間休日:127日)
- 三井海洋開発の企業研究(売上高:6620億円、平均年収:872万円、年間休日:121日)
- SCREENホールディングスの企業研究(売上高:6252億円、平均年収:1017万円、年間休日:124日)
- カナデビアの企業研究(売上高:6105億円、平均年収:699万円、年間休日:126日)
- ダイフクの企業研究(売上高:5632億円、平均年収:775万円、年間休日:123日)
- DMG森精機の企業研究(売上高:5409億円、平均年収:892万円、年間休日:122日)
- 安川電機の企業研究(売上高:5376億円、平均年収:924万円、年間休日:125日)
- ホシザキの企業研究(売上高:4454億円、平均年収:751万円、年間休日:120日)
- 栗田工業の企業研究(売上高:4088億円、平均年収:958万円、年間休日:127日)
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- THKの企業研究(売上高:3527億円、平均年収:711万円、年間休日:122日)
- ナブテスコの企業研究(売上高:3233億円、平均年収:732万円、年間休日:125日)
- ダイヘンの企業研究(売上高:2263億円、平均年収:966万円、年間休日:120日以上)
- 浜松ホトニクスの企業研究(売上高:2039億円、平均年収:772万円、年間休日:121日)
- ヒロセ電機の企業研究(売上高:1894億円、平均年収:866万円、年間休日:124日)
- ウシオ電機の企業研究(売上高:1776億円、平均年収:766万円、年間休日:126日)
- オルガノの企業研究(売上高:1632億円、平均年収:936万円、年間休日:123日)
- 能美防災の企業研究(売上高:1336億円、平均年収:646万円、年間休日:125日)
- 島精機製作所の企業研究(売上高:325億円、平均年収:557万円、年間休日:121日)
- ソニーの企業研究(売上高:12兆9570億円、平均年収:1113万円、年間休日:126日)
- 日立製作所の企業研究(売上高:9兆7833億円、平均年収:935万円、年間休日:124日)
- パナソニックの企業研究(売上高:8兆4581億円、平均年収:930万円、年間休日:126日)
- 三菱重工業の企業研究(売上高:5兆271億円、平均年収:965万円、年間休日:120日以上)
- 三菱電機の企業研究(売上高:5兆5217億円、平均年収:929万円、年間休日:122日)
- 川崎重工業の企業研究(売上高:2兆1293億円、平均年収:978万円、年間休日:約120日)
- ニデックの企業研究(売上高:2兆6070億円、平均年収:743万円、年間休日:124日)
- TDKの企業研究(売上高:2兆2048億円、平均年収:937万円、年間休日:125日)
- 東京エレクトロンの企業研究(売上高:2兆4315億円、平均年収:1394万円、年間休日:126日)
- IHIの企業研究(売上高:1兆6268億円、平均年収:836万円、年間休日:128日)
- キーエンスの企業研究(売上高:1兆591億円、平均年収:2067万円、年間休日:128日)
- ミネベアミツミの企業研究(売上高:1兆5227億円、平均年収:726万円、年間休日:日数言及なし)
- 村田製作所の企業研究(売上高:1兆7433億円、平均年収:760万円、年間休日:123日)
- ルネサスエレクトロニクスの企業研究(売上高:1兆3484億円、平均年収:954万円、年間休日:125日)