【就活】浜松ホトニクスの就職難易度|強みや志望動機・選考情報!
浜松ホトニクスの就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。
会社名 | 浜松ホトニクス |
---|---|
就職難易度 | 穴場 |
売上高 | 2214億円 |
採用人数 | 事務系:10名程度 技術系:60名程度 |
初任給 | 学部卒:237,390円 院卒:256,948円 |
平均年収 | 772万円 |
年間休日 | 121日 |
経営理念 | 当社は未知未踏領域を追求し、光技術を用いた新しい産業を創造し、世界一のもの作りを目指すことで、企業価値を向上させるとともに、科学技術の発展にも寄与してまいります。 |
参照:浜松ホトニクス|有価証券報告書(売上高・平均年収)
参照:浜松ホトニクス|募集要項(初任給・年間休日)
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就活情報・選考の流れ
浜松ホトニクスの選考フローは、1月に始まるES提出・WEBテストの後に面接が3回行われて内定へと至るプロセスを経ます。 ESは全通ですが、説明会への参加が応募の必須条件ですから、早期にプレエントリーしておきましょう。 一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度は、穴場!
浜松ホトニクスの就職難易度は穴場です。 事務系10名、技術系60名程度とメーカーでは普通の採用人数ですが、知名度がありません。 ES提出数は文系200通・理系1000通程度で採用倍率は文理とも20倍ほどです。
採用大学は旧帝大を始めとした有名大学に加え、愛知大学・愛知県立大学・南山大学などの中部エリアの名門大学も目立ちます。 学歴フィルターは「日東駒専以上」だと言えます。
「隠れ優良企業」として話題になり、応募者が増える可能性があります。 しかし事業内容がわかりにくく、先んじて企業研究を進めていけば有利に戦えます。
同社はインターン参加者向けの優遇選考を行っています。 志望度が高ければ必ずインターンに参加して、会社の性格を知っておくと志望動機を書く際に有利になるでしょう。
浜松ホトニクスに必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。
ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
面接
インターン参加で優遇選考を狙おう!
浜松ホトニクスの面接は、すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。
また面接中は「明るく大きな声で話すこと」を意識しましょう。会社は「元気のある新卒」を求めています。 「緊張して話せない」場合も、最初に「第一志望なので緊張しています」と告白しておけば好感度も上がります。 加えて「自分を良く見せようとしない」ことにも注意を払い、「理想の後輩」を演じ切りましょう。
同社では、リクルーター面接を実施していませんが、インターン参加者向けの優遇選考があります。 それとは別に通常ルートの選考も開始され、WEBテスト→面接3回という流れを経て、内定です。
説明会その場でESを書く場合あり!
年によって説明会その場でESを書いて提出ということがありますので、 浜松ホトニクスのビジネスの目的を理解した上で、就職活動の軸を意識しながら、 就活開始前にエントリーシートをつくってしまうことも重要です。
面接の内容はエントリーシートに沿ったものですので、提出したエントリーシートは必ずコピーをとっておき、 面接前に復習できるようにしておきましょう。
エントリーシート
「将来の夢」実現ストーリーをつくろう!
浜松ホトニクスへのエントリーシートの書き方は、就職活動の軸を前提に「『将来の夢』実現ストーリー」をつくり、 同社の「経営理念・ビジョン・社風」と一致した志をアピールすることです。 最終的には「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けます。
ESのお題は「学生時代に取り組んだこと」「志望動機」「5年後、何で活躍したいか」の3本と、オーソドックスです。
実はESは、「『将来の夢』実現ストーリー」を書くものなのをご存知でしょうか。 ESはどの会社も以下の三部作構成になっています。
- (過去編):学生時代頑張ったこと:将来の夢に向かって今まで何をしてきたか
- (現在編):長所・短所:将来の夢の実現にあたって現状の自分を把握できているか
- (未来編):なぜこの会社を選んだのか・この会社に入って挑戦したいこと:何をして将来の夢の実現するか
ストーリーの作り方は【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!で解説していますが、 ES本番を待つのではなく、インターンの段階でこれができていれば、かなり有利です。
同社の選考においても「就職活動の軸」を前提として、「過去編」「現在編」「未来編」の三部作構成でESを書き、 最終的には実現するには貴社のビジネスに携わるしかないという結論に持っていくのです。
ですから、採用ページのプロジェクトや社員紹介などを熟読し、 会社には何を目指す社風があるのかをじっくり研究し、志望動機に絡めていきましょう。
志望動機
ビジョンの一致をアピールしよう!
浜松ホトニクスの志望動機の書き方は、会社の「経営理念・ビジョン・社風」と自分の「就職活動の軸」の一致をアピールし、 「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」と結論付けることです。
同社の経営理念は「当社は未知未踏領域を追求し、光技術を用いた新しい産業を創造し、世界一のもの作りを目指すことで、企業価値を向上させるとともに、科学技術の発展にも寄与してまいります。」でした。 ここから導き出せる志望動機は以下の通りです。
- 若いうちから活躍できる環境があること
- 世界で広く展開していること
- 業界では高いシェアを持ち、多く業績を上げていること
- 高付加価値のビジネスであること
- 幅広い製品や技術によって社会の基盤作りに最も貢献できる会社
- 非常に幅広く事業を展開しており、技術の応用に積極的であること
- 社員の上昇志向が強く、その輪にあこがれたため
- 合理性を重視している点が自分の性格と合っているため
- 1人の裁量権が大きく活躍のチャンスがあること
- 頑張りが評価される仕組みがあるところ
志望動機では同業他社との比較検討が欠かせません。一般的には会社の強みで比較したくなるものです。 ですが、「事業ごとの売上高」や「事業内容」「海外売上比率」などで比較するのは得策ではありません。 というのも、同業他社はどこも同じ事業をやっていて、就活生の視点で比較するのは至難を極めるためです。
最適なのは「経営理念・ビジョン・社風」と「就職活動の軸」の一致具合をアピールする方法です。 経営理念や社風といったものはその会社に唯一無二のものであり、 会社の持つ「夢」とあなたの持つ「夢」が一致しているほど、志望動機として説得力のあるものは他にありません。
先にも少し触れましたが、エントリーシートは「将来の夢を実現するために、貴社のビジネスに携わらなければならない」 と述べる「『将来の夢』実現ストーリー」になるように構成されています。 このように、志望動機に書くことは最初から決まっているのです。
「就職活動の軸」が海外に関連するものであれば、「海外展開に積極的な社風」、 環境に関連するものであれば「環境問題に積極的」というように、会社の性格で一致したものを書きましょう。
ですから、ここにある志望動機もほんの一例にすぎません。 あなたの将来の夢と、会社の企業理念・ビジネスの目的を結びつけて考えて、志望動機をつくるのです。
そのためにはまず、自己分析をして、就職活動の軸を導き出さなければなりません。
また、文系向けに「メーカーの志望動機の書き方」を例文付きで、次の関連記事で解説しています。 同社のESでも使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。
→【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ
「Unistyle」という就活サイトでは、浜松ホトニクスに実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。
浜松ホトニクスの強み・特徴
光の技術を活かした社会貢献の会社!
浜松ホトニクスの強み・特徴は、光の技術を活かした社会貢献です。
浜松ホトニクスは「光電子倍増管」で世界シェア9割という独占企業ですが、 これは微弱な光を電気信号に変える技術であり、学術研究、環境分析、CTスキャンなどの医療設備、天体望遠鏡や人工衛星など宇宙分野で、 分析のために使われるものです。
同社はこれに満足せず光センサも開発し、自動運転、スマートフォン、液晶テレビ、自動ドア、光通信など幅広い分野で供給しています。 加えてレーザーを活用した「ステルスダイシング」というシリコンウェハーの次世代切断システムをつくるなど、 従来の半導体製造装置会社にとっても脅威的な存在になりつつあります。
ビジネスモデル
手厚いアフターサービスが人気の秘訣!
浜松ホトニクスのビジネスモデルは、反復継続した関係をつくることです。
どの製品も、「売って終わり」ではありません。顧客工場の製造工程で重要な役割を果たし、 そのメンテナンスはとても重要です。メンテナンスを通じて顧客との関係を強固なものにし、 また製品の改善点などフィードバックを得られることもあり、次回の受注につながるのです。
工場設備・研究装置の「目」とも呼べる部分を担う同社は信頼関係が何より必要で、 古くから築いてきた関係によって現在の地位を強固なものにしています。
海外展開においても現地法人をおいてメンテナンス体制を敷くなど、 製品の品質に加えてアフターサービスも備えることで顧客の人気を勝ち取り、 ますますシェアを伸ばしていくことと思われます。
浜松ホトニクスの財務は超優良!
借金がほぼなく、利益も多い!
浜松ホトニクスの財務状況は優良です。
注目すべきは営業利益率です。製造業の営業利益率は7%が平均的ですが、同社はこれが15.5%にものぼり、 かなり儲かっている会社だと言うことができます。 これは、事業が過当競争にさらされていないことがうかがえます。
また自己資本比率も78.3%あるところも特徴的です。
これは事業のほとんどを「自社のお金」で賄っており、借金が少ないことを意味します。 大企業平均は30%で、50%を超えると優良企業と言われるこの指標で78.3%ですから、 「優良」だということができます。
多少業績が悪化したところで倒産することはまずないといえます。
主要取引先
浜松ホトニクスの主要取引先は、製造業全般と研究機関です。
典型的なBtoBビジネスで、一般人にとっては知名度がまるでありません。 ですが、製造業や研究機関ではその名を知らない人はいないほど超有名企業です。
何しろ「光電子倍増管」で世界シェア9割ですから、目に見えないほどの微弱な光を感知しようと思ったら、 浜松ホトニクスに頼るしかないのです。この圧倒的シェアから「光といえば浜松ホトニクス」というイメージを定着させていて、 光センサやレーザ事業でもその企業イメージが大いに役立っています。
競合他社
浜松ホトニクスの競合他社は、半導体製造装置ではディスコ、 光センサではパナソニックやオムロンをはじめとしたあらゆる電機メーカーと競合します。
光センサは競合がひしめいており、シェアを取るのは容易ではありません。 また半導体製造装置の特に「研削」の分野ではディスコが国内最大手で、同じく不二越、荏原製作所という強力なライバルもいます。
こういった競合の多い分野では、研究開発力だけでなく「顧客製品の構想段階から入り込む」ことが重要です。 「注文を受けて製造する」ではなく「顧客のやりたいことを自社技術で実現する」ということです。 これには文系スキルである「マーケティング」が欠かせません。
弱み
浜松ホトニクスの弱みは、光センサやレーザー関連製品のシェア低下です。
これらの分野は競合が多く、技術力だけではいずれ食っていけなくなります。 そこで文系スキルの「マーケティング」が活躍するのですが、 技術系の会社は文系スキルの育成に力を入れていない面があり、先行きが不透明です。
ただし、同社には「光電子倍増管」という世界シェア9割の独占商品があります。 独占商品で得られる利益に加えて、「光といえば浜松ホトニクス」という産業界のバツグンの知名度もあり、 財務も、顧客からの引き合いも十分にあります。
世界中の景気が縮小するような極端な事態にならなければ浜松ホトニクスの経営は非常に健全です。 なにしろ自己資本比率が78.3%もあり、倒産の可能性は今のところありません。
自己資本比率が高いということは、要は借金がほぼないということを意味します。 万一のため銀行からは少しだけお金を借りておくというのは経理上の常識なのですが、 その借金も浜松ホトニクスにとっては一瞬で返せる金額です。
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- 浜松ホトニクスの企業研究(売上高:2214億円、平均年収:772万円、年間休日:121日)
- ダイヘンの企業研究(売上高:1885億円、平均年収:911万円、年間休日:120日以上)
- ウシオ電機の企業研究(売上高:1794億円、平均年収:766万円、年間休日:125日)
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- TDKの企業研究(売上高:2兆1038億円、平均年収:783万円、年間休日:125日)
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浜松ホトニクスのような優良企業に内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
大企業の半分以上がスカウト型を利用!
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早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
「Unistyle」では、歴代就活生の合格エントリーシートを無料閲覧できます。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで71,000通を超えるエントリーシートが収録されています(2023年5月時点)。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「企業研究」「同業他社比較」「就職活動の軸別のおすすめ業界」 「志望動機の書き方」など就活に役立つ限定記事もすべて無料で読むことができます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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