浜松ホトニクスの就職難易度|強み・志望動機・選考フローを解説!
浜松ホトニクスの就職難易度やエントリーシート・志望動機の書き方・面接などの選考情報に加え、同社の強みや特徴など企業研究に役立つ情報を解説しています。新卒採用に応募する際、ぜひ参考にしてください。まず、基本情報は以下の通りです。
会社名 | 就職難易度 |
---|---|
浜松ホトニクス | 穴場 1.0 / 5.0 |
売上高 | |
2214億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
772万円 | 121日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:20名程度 技術系:80名程度 | 学部卒:237,390円 院卒:256,948円 |
参照:浜松ホトニクス|募集要項(初任給・年間休日)
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選考フロー
選考開始 | 1月 |
---|
浜松ホトニクスの選考フローは次の通りで、1月開始です。
- 会社説明会(参加必須)
- ES提出(全通)
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
- 内々定
同社はインターン優遇ではありませんが、文系1月・理系11月開始の早期選考を行っています。 ただし、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →浜松ホトニクスの採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 穴場 |
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浜松ホトニクスの就職難易度は穴場です。 採用倍率は文系で約9倍・理系で約4倍で、ES通過率は100%ですので、学歴フィルターはありません。 採用大学は旧帝大を始めとした有名大学に加え、愛知大学・愛知県立大学・南山大学などの中部エリアの名門大学も目立ちます。
学生への知名度が低く、「光電子倍増管」という理系しか知らない製品で世界シェア9割を握る独占企業なのですが、 ES提出数は文系170通・理系320通と就活では大きな穴場になっています。非常にもったいないのでぜひ、応募しましょう。 このような「就職人気の低い優良企業」のことを「隠れ優良企業」と言いますが、次の関連記事で多数紹介しています。
浜松ホトニクスに必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 かなりグローバルな企業であり、仕事上で英語は必須になってくるためです。
ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。 というのも英語はいずれ身につくものであり、現時点でペラペラに話せる必要はなく、入社後でも鍛えられるためです。 一方で英語への意欲は示さなければなりませんので、少なくとも受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。
面接
面接回数 | 3回 |
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浜松ホトニクスの面接は、3回実施されます。
同社の選考は「参加必須の会社説明会」から始まります。これが文系では1月・理系では11月から開始され、 参加後は順次ES提出・WEBテストが受験できるようになります。 同社はES通過率は100%で、全通です。必ず面接に進めます。
面接では次のような質問がされます。
- 就職活動の軸は何か
- 志望動機
- なぜ浜松ホトニクスでなければならないか
- 学生時代頑張ったこと
- 他社の選考状況と志望度
特に志望動機に関連して「なぜ浜松ホトニクスなのか」は毎回問われます。 特に同社は「研究開発型企業」と呼ばれ、理系にとっては有名企業ですが、文系にとっては「事業内容がわかりにくい」という問題があります。 文系の役割は「技術の結晶の製品」を「高付加価値で売る」ことです。
そこで、「学生時代に培った創造力・課題解決力を活かすには、研究開発に熱心な貴社が最適です」というように、 会社の経営理念や社風への共感を結論とするのがよいでしょう。
そのためには「就職活動の軸」を前提として、 「ガクチカ」「志望動機」を一体のストーリーに仕上げることが必要です。 こうすることで、「社風への共感」に説得力を持たせることができます。
また、面接ではすべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。 その他「立ち振る舞い方」「うまい回答方法」など面接のコツを次の関連記事で解説しています。
説明会その場でESを書く場合あり!
近年は確認されていませんが、年によって説明会のその場でESを書いて提出ということがありますので、 浜松ホトニクスのビジネスの目的を理解した上で、就職活動の軸を意識しながら、 就活開始前にエントリーシートをつくってしまうことも重要です。
エントリーシート
ES設問 | 3本 |
---|
浜松ホトニクスのエントリーシートは、次の3本の設問が課されます。
- 時間が経つのを忘れるほど夢中になったこと
- 一番困難だったことと、その解決法
- 志望動機
1つ目は「学生時代頑張ったこと」です。 詳細はリンク先の記事で解説していますが、「自らの意志で好きで取り組んだこと」を書きましょう。 特に「就職活動の軸の根拠」となるように注意しましょう。私の場合は「ゲーム制作の経験」を使用し、「創造力」に関するエピソードを書きます。
2つ目も「ガクチカ」ですが、1つ目で書いたエピソードから「困難だったこと」を引っ張ってくるとよいでしょう。 ここでは自力で解決するのも1つですが、会社で働く以上は「助けを求めた」「協力が得られた」などの話があるとよいでしょう。 「チームで集まり、アイデアを出し合った」などの話も使えます。
3つ目は次の項目で例文付きで解説しますが、結論は「社風への共感」とするのがおすすめです。 こうすることで「なぜ浜松ホトニクスなのか」という定番質問に答えることができます。 そのためにはES全体を「就職活動の軸」で統一しておく必要があります。
MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、 詳しい書き方は「【例文】エントリーシートの書き方|「おっ」と思わせる!」の記事で解説しています。
志望動機
ビジョンの一致をアピールしよう!
浜松ホトニクスの志望動機の書き方を、例文付きで解説します。まず、例文は次の通りです。
例文
私が貴社を志望する理由は、貴社が「未知未踏領域を追求し、光技術を用いて新たな産業を創造する」という経営理念に強く惹かれたからです。 大学時代、私はゲーム制作に取り組み、ゼロから企画・デザイン・プログラミングを行い、ユーザーに新しい価値を提供する経験をしました。 このプロセスで、未知の課題に挑み続ける重要性や創造力の価値を実感しました。
貴社の光技術は、医療、科学、産業といった多岐にわたる分野で活用されており、社会に不可欠な技術として人々の生活を支えています。 また、光電子増倍管や分光装置の開発を通じて、最先端の科学技術に寄与する姿勢に深く共感しました。未知の領域に挑戦し続ける貴社の姿勢は、私の目指す仕事観とも一致しています。
私は、ゲーム制作で培った創造力や課題解決力を活かし、貴社の最先端技術の開発に貢献したいと考えています。 貴社の一員として、光技術を通じて新たな産業を創造し、科学技術の発展に寄与する挑戦に全力で取り組みたいです。
解説
この例文では「経営理念への共感」を主題とし、その根拠づけとして自身の「ゲーム制作の経験」を採用しています。 同社は光技術をもとに「新たな産業の創造」を目指しています。 そこで、文系の場合は「創造力」「課題解決力」をもって社風と一致した人間であるとアピールしましょう。
このように志望動機には「就職活動の軸」「ガクチカ」を組み込むことで説得力を高めることができます。 まだエピソードの用意ができていない場合、まずは自己分析から始めましょう。
また、文系向けに「メーカーの志望動機の書き方」を例文付きで、次の関連記事で解説しています。 同社のESでも使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。
→【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ
「ワンキャリア」という就活サイトでは、浜松ホトニクスに実際に内定したエントリーシートを見ることができます。 本来こういった資料は、その企業に内定した先輩が身近にいないと見れなかったものです。 これが1社あたり何通・何十通も収録されていて、会員登録するだけで完全無料です。
浜松ホトニクスの強み・特徴
強み | 光技術のトップ企業 |
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浜松ホトニクスの強み・特徴は、光の技術を活かした社会貢献です。
浜松ホトニクスは「光電子倍増管」で世界シェア9割という独占企業ですが、 これは微弱な光を電気信号に変える技術であり、学術研究、環境分析、CTスキャンなどの医療設備、天体望遠鏡や人工衛星など宇宙分野で、 分析のために使われるものです。
同社はこれに満足せず光センサも開発し、自動運転、スマートフォン、液晶テレビ、自動ドア、光通信など幅広い分野で供給しています。 加えてレーザーを活用した「ステルスダイシング」というシリコンウェハーの次世代切断システムをつくるなど、 従来の半導体製造装置会社にとっても脅威的な存在になりつつあります。
勝ち組である理由
就職できれば勝ち組!
MY就活ネットは、浜松ホトニクスに就職できれば勝ち組だと判断しています。 その理由は次の4点です。
- 光技術で世界的に重要な企業であること
- コア技術を活かした新規事業を多数手がけていること
- 営業利益率が約15%にのぼること
- 自己資本比率が約80%あること
同社は「光電子倍増管」で世界を独占し、学術界では非常に有名な企業です。 コア技術である「光」を活かし、センサやレーザーなどBtoBビジネスで成功を続けており、 その営業利益率は15.5%にのぼります。
この数値は大企業平均が7%であり、その倍稼いでいる同社は「儲かっている会社」だと言えます。 「安売りの必要がない高い技術力」が根底にあり、また利益率は賃上げ余力やボーナスに直結しますから、 今後さらに待遇が良くなる可能性が高いです。
また、自己資本比率の高さは「借金が少ない」ことを意味しますが、 この数値の大企業平均は30%で、50%あれば優良企業だと言われます。 同社はそれが約80%あり、ビジネス界が認める優良企業だと言えます。
主要取引先
浜松ホトニクスの主要取引先は、製造業全般と研究機関です。
典型的なBtoBビジネスで、一般人にとっては知名度がまるでありません。 ですが、製造業や研究機関ではその名を知らない人はいないほど超有名企業です。
何しろ「光電子倍増管」で世界シェア9割ですから、目に見えないほどの微弱な光を感知しようと思ったら、 浜松ホトニクスに頼るしかないのです。この圧倒的シェアから「光といえば浜松ホトニクス」というイメージを定着させていて、 光センサやレーザ事業でもその企業イメージが大いに役立っています。
競合他社
浜松ホトニクスの競合他社は、半導体製造装置ではディスコ、 光センサではパナソニックやオムロンをはじめとしたあらゆる電機メーカーと競合します。
光センサは競合がひしめいており、シェアを取るのは容易ではありません。 また半導体製造装置の特に「研削」の分野ではディスコが国内最大手で、同じく不二越、荏原製作所という強力なライバルもいます。
こういった競合の多い分野では、研究開発力だけでなく「顧客製品の構想段階から入り込む」ことが重要です。 「注文を受けて製造する」ではなく「顧客のやりたいことを自社技術で実現する」ということです。 これには文系スキルである「マーケティング」が欠かせません。
弱み
弱み | センサやレーザーの競合の多さ |
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浜松ホトニクスの弱みは、光センサやレーザー関連製品のシェア低下です。
これらの分野は競合が多く、技術力だけではいずれ食っていけなくなります。 そこで文系スキルの「マーケティング」が活躍するのですが、 技術系の会社は文系スキルの育成に力を入れていない面があり、先行きが不透明です。
ただし、同社には「光電子倍増管」という世界シェア9割の独占商品があります。 独占商品で得られる利益に加えて、「光といえば浜松ホトニクス」という産業界のバツグンの知名度もあり、 財務も、顧客からの引き合いも十分にあります。
世界中の景気が縮小するような極端な事態にならなければ浜松ホトニクスの経営は非常に健全です。 なにしろ自己資本比率が78.3%もあり、倒産の可能性は今のところありません。
自己資本比率が高いということは、要は借金がほぼないということを意味します。 万一のため銀行からは少しだけお金を借りておくというのは経理上の常識なのですが、 その借金も浜松ホトニクスにとっては一瞬で返せる金額です。
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- 浜松ホトニクスの企業研究(売上高:2214億円、平均年収:772万円、年間休日:121日)
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浜松ホトニクスのような優良企業に内定をもらうには?
大企業を狙うならスカウト型!
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早期選考にまだ間に合う!
就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!
「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。
それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。
そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、
まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。
それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。
ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なしで最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。
もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。
→「ジョブトラ」に参加する
内定の前提条件をまだ満たしていない!?就活泥沼化の原因
「自己分析」をよくわからないまま、放置していませんか?
自己分析とは「ビジョンを決めてその実現ストーリーをつくること」ですが、 大卒総合職としての就活では「私は貴社とビジョンが一致しています」という特有の志望動機を要求されます。 ゆえに内定を得るためには自己分析をすることが前提条件です。
ですが、多くの就活生がよくわからないまま放置して内定がもらえず、就活が長引いて泥沼化します。 「学歴」や「経験」がどれだけよくても、自己分析をしないだけで地獄を見るのです。
そこで【キャリアチケットスカウト】
という就活アプリを利用しましょう。
このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。
また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。
まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。
志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!
模範解答があれば憂いなし!
あなたのエントリーシートは100点満点ですか? …と言われても、わかりませんよね。自己採点するにしても、その基準となる模範解答がなければどうしようもありません。
もしこのまま提出して、果たして大丈夫でしょうか。
そこで先輩が実際に内定をとったエントリーシートを使いましょう。 それと比較して何が足りないのか、どう書けばいいのかがわかれば、自ずと完成度が高まっていきます。
そこで、ワンキャリアの利用がおすすめです。
総合商社やインフラ企業、メーカー企業、外資系企業をはじめ、超一流企業からベンチャー企業まで年間3万件を超えるエントリーシートや面接体験談が収録されています。 あなたの志望企業の合格エントリーシートもほぼ見つかるサイトと言っていいでしょう。
また、合格ESだけでなく「締切間近のインターンシップ」「内定直結型のイベント」「一流企業の集まる合同説明会」など、 会員限定で参加できるイベントもすべて無料で利用できます。
ぜひ自分のエントリーシートの見直しのために、作成の参考のために手に入れておきたいですね。
著者:村田 泰基(むらた やすき)
合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。
その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、11年間に渡り学生の就職活動を支援している。
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