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優良企業【ダイヘンの就職】難易度や面接など選考対策を解説

会社名就職難易度
ダイヘン低い

1.2 / 5.0
売上高
2263億円
平均年収年間休日
966万円120日以上
採用人数初任給
事務系:8名程度
技術系:17名程度
学部:250,000円
修士:275,000円
※平均年収が赤で表示されるものは就職四季報の総合職平均。その他は有価証券報告書を参照。
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。

参照:ダイヘン|募集要項(初任給・年間休日)



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選考フロー

選考開始3月

 ダイヘンの選考フローは次の通りで、3月開始です。

  1. ES提出・WEBテスト
  2. 面接3回
  3. 内々定

 ただし、インターン参加者優遇の早期選考があります。 また、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →ダイヘンの採用ページ

 一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。

 

就職難易度

就職難易度低い

 ダイヘンの就職難易度低いです。 採用倍率は文系で約27倍・理系で約6倍です。ES通過率は85~90%と、かなり通りやすいです。 ゆえに学歴フィルターはないと考えられます。

 同社は「1つでも会社として成立する」事業を3つも展開しており、世界的シェアを取る優良企業です。 学生からの注目度が低い一方で、ビジネス界での評価は高く、就職できれば勝ち組だと言えます。

就活おすすめ【隠れ優良企業】|厳選の大手BtoB企業

 エントリーシートの完成度は内定に直結しますので、しっかり作りこんでいきましょう。 また、インターンは参加者優遇の早期選考があることと、会社理解の上で非常に有効です。 志望度が高ければ必ず参加して、会社の性格を知っておくと志望動機を書く際に有利になるでしょう。

内定直結インターン!|優遇選考で早期内定

 ダイヘンに必要なTOEICスコアは明示されていませんが、730点ほしいところです。 海外進出が進んでおり、仕事上で英語は必須になってくるためです。

 ただし、スコアが絶対かというと、そうではありません。なぜなら海外事業は英語圏だけではなく、また入社後でも鍛えられるためです。

 現時点でペラペラに話せる必要はありませんが、外国語への意欲は示さなければなりませんので、少なくともTOEICを受験してESにスコアを書くくらいはしましょう。 また海外旅行などのエピソードを通じて「海外に興味が強い」という「海外赴任の素質」を見せることも重要ですね。

【海外経験がない新卒】面接対策|質問をチャンスに変える!

 

面接

インターン優遇あり

 ダイヘンの面接は、回数は3回でいずれも個人面接かつオンライン上で行われます。 一方でインターン参加者優遇の早期選考の場合は面接が2回に減る特典があります。

 面接内容はいずれも次のような質問がされます。

【関連記事】【新卒】面接で聞かれる質問65個の一覧とベストな回答例

 特に毎回「志望動機」が問われます。「なぜ電子部品なのか」「なぜダイヘンなのか」は必ず問われますので、 「『将来の夢』実現ストーリー」を前提に「就職活動の軸」と「社風」の一致を説明しなければなりません。

 質問はESに沿ったオーソドックスなもので、奇抜な質問などはありません。 すべての質問に対して就活の軸をベースにした「『将来の夢』実現ストーリー」を意識して答えましょう。 そのためにESを、提出済みであってもブラッシュアップし直すことが合格のコツです。

面接のコツ|これであなたが輝いて見える!

 加えて逆質問や「最後にこれだけは言っておきたいこと」を聞かれる場合があります。 下記のような質問例や、「志望職種で実際に働くことになった」と仮定した質問を用意して、入社意欲をアピールしましょう。

 

エントリーシート

ES設問5本

 ダイヘンのエントリーシートは、次の5本の設問が課されます。

  • 学生時代に一番熱心に勉強し、就職後その知識を活かして貢献しようとしているテーマと内容
  • 学生時代に掲げた目標と、達成するため周囲をどのように巻き込んで行動したか
  • あなたのキャッチコピー
  • キャッチコピーの理由
  • 強みを活かしてダイヘンで取り組みたいこと

 1つ目は、「学業に関するガクチカ」です。これは「単位取得を頑張った」ような内容ではなく、 自ら興味を持って「好きで行った勉強」の話を問われています。例えば「法学部だがマーケティングに興味を持ち熱心に勉強した。 入社後は価値創造の面で貢献したい。」というような答え方がよいでしょう。

 2つ目は学業以外の「学生時代頑張ったこと」です。 詳細はリンク先の記事で解説していますが、同様に「就職活動の軸の実現」のために好きで取り組んだことを書きましょう。 例えば「ゲーム制作」「アルバイト先へのIT導入」などが挙げられます。

 3つ目は「アイデア人間」のようにキャッチコピーを答えるものです。 「就職活動の軸」「ガクチカ」「志望動機」などと関連付けやすいように答えましょう。

 4つ目は「その理由」ですが、ガクチカからエピソードを抜き出して根拠づけると、 話の一貫性が出て説得力が高まります。例えば「アイデア人間」であれば、「ゲームストーリーの立案企画」などのエピソードが使えます。 また、同社では以下のように「求める人材像」を掲載しています。「求める人材像に一致している」ことをアピールできる答え方もよいでしょう。

 ダイヘンが求める人材は、誰かの後を追うのではなく、自ら考動できる人、 そして、高い目標を持って、最後まで全力でやり抜く人、 さらに、必要とあれば、上下関係や職域を超えて本音で語り合い、仲間と共に成果を挙げていく人です。

FAQ|ダイヘンの採用ページ

 5つ目の強みは、「キャッチコピー」と関連してアピールしましょう。 上記例の場合は「アイデア出しの強みを活かし、溶接技術や自動化技術をもとにロボットが走り回る自動工場を実現したい」 というように数年では実現できない夢を語るのがおすすめです。

 このようにES全体を「就職活動の軸」で統一することで、説得力を高めることができます。 MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、 その方法は「【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!」の記事で詳しく解説しています。

志望動機

ポイント社風への共感

 ダイヘンの志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。

例文

 私が貴社を志望する理由は、貴社が溶接機や産業用ロボットを通じて、モノづくりの現場を支え、効率性と品質向上に貢献している点に魅力を感じたからです。 学生時代、私はゲーム制作に取り組み、企画から完成までのプロセスを通じて、創造力や課題解決力、そして細部へのこだわりの大切さを学びました。 特に、アイデアを具体的な形にし、チームで目標を達成する経験は、貴社の技術開発に活かせると確信しています。

 貴社の事業は、溶接や自動化技術を軸に、製造業の未来を支える重要な役割を担っており、さらに環境負荷の低減やエネルギー効率の向上にも取り組んでいる点に強く共感しました。 産業用ロボットやパワーエレクトロニクス技術を用いた製品は、世界のモノづくりを進化させる可能性を秘めており、そこに携わることで社会に貢献したいと考えています。

 私は、ゲーム制作で培った発想力とチームで成果を出す経験を活かし、貴社の製品開発や技術革新に貢献したいと考えています。 貴社の一員として、持続可能で効率的な製造現場の実現に挑戦し、社会に価値を提供したいです。

解説

 この例文では、同社の事業内容に着目し、「ゲーム制作の経験」を元に「創造力」「課題解決力」の面でアプローチしています。 同社は「研究開発型企業」を名乗っており、自ら新たな価値・新たな商品をつくろうという決意を表しています。 そこで、「ガクチカ」では「仲間とアイデアを出し合った」「難しいプログラムを他者の助けを得て実現させた」などのエピソードがあるとよいでしょう。

 また、例文には含まれていませんが、インターンシップやOB・OG訪問で感じた「実際の社風」を志望動機に組み込むと、より説得力が増します。 そこで同社の開催するイベントには積極的に参加するべきでしょう。

 このように志望動機には「就職活動の軸」「ガクチカ」を関連付けて、一連のストーリーに仕上げる必要があります。 まだエピソードの準備ができていない場合、まずは自己分析から始めましょう。

逆算の自己分析|志望動機ファーストのやり方を解説!

【就活の軸は将来の夢】説得力ある例文と考え方を解説

 また、文系向けに「メーカーの志望動機の書き方」を例文付きで、次の関連記事で解説しています。 同社のESでも使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。

【文系専用】メーカーの志望動機|必要な人材認定をもらうコツ

ダイヘンの強み・特徴

強み挑戦的な社風

 ダイヘンの強み・特徴は、挑戦的な社風を100年近く維持していることです。

 同社は電柱に取り付ける変圧器メーカーとして大正時代に創業された会社ですが、 昭和に入ると「変圧器と構造が似ている」と気づいて溶接機の製造を開始します。 戦後は対応できる変圧器の種類を増やして総合配電メーカーに進化します。

 1980年にはアーク溶接ロボットに進出し、1990年には搬送ロボット、 近年では太陽光発電用パワーコンディショナ、電気自動車向けワイヤレス充電器など、次々に新分野に挑戦し続けています。

 「変圧器」では発電所・ビル・工場・家庭とあらゆる電圧に対応できるために、重電メーカーと言われます。 ですが、アーク溶接ロボットでは世界シェア26%なのに加えて搬送ロボットにも進出しており、FAメーカーとも言えます。 と思えば手動のアーク溶接機でも国内シェア50%超と、溶接機メーカーとも言えます。

 このように特定の分野に偏ることなくなんでもやるという姿勢が100年近く受け継がれており、 挑戦的な社風こそが同社の強みです。

 また、同社は「研究開発型企業」であることをキーワードにしています。 すでに「変圧器」「FA装置」「溶接機」とそれぞれ1つだけでも十分すぎる事業を3つも展開していますが、それだけでは満足していません。

 家庭用の低圧から発電所の特別高圧まで、電気ならなんでも扱えるという強みを活かして、自社技術で解決可能な社会課題を常に求めています。 これは「注文を受けて製造する」という従来型のメーカーではなく、マーケティングからの提案営業によって市場を開拓していくという決意の表れです。

 文系の採用人数こそ少ないものの、研究開発には文系特有のマーケティングによって、 未来の顧客の真の願望を発掘して、それを実現していく必要があります。 文系の活躍余地は大きいと言えるでしょう。

 

主要取引先

 ダイヘンの主要取引先は、電力会社と自動車メーカーを中心に、あらゆる工場・ビル・病院などが取引先になります。

 変圧器では「家庭用」から「発電所用」まであらゆる電圧に対応しているため、 発電所や電柱用にも納品しますし、工場やビルなど家庭用では足りないところにも変圧器を販売します。

 またアーク溶接ロボットでは世界シェア26%を誇り、国内外の自動車メーカーによって利用されます。 国内シェア50%超の(手動の)アーク溶接機も鉄を使うあらゆる工場で利用されますから、 変圧器も溶接機も同時に売れていきます。

 搬送ロボットは「工場の自動化」に欠かせず、FAメーカーとしての存在感も大きいです。

 このように顧客の幅が広い同社は、景気の変動をカバーできるという強みがあります。 簡単に言えば、自動車が不調でも電力会社向けがカバーしてくれるというわけです。

 未曽有の危機であるコロナ禍においても増収増益を重ねており、ビジネス環境は良好です。

 

競合他社

 ダイヘンの競合他社は、三菱電機日立製作所パナソニックなどの総合電機メーカーの「重電部門」の他、 安川電機を始めとした産業用ロボットメーカー、そしてオムロンを始めとした搬送ロボットメーカーがあります。

 どの分野にも強力な競合がいる中で好調な業績を上げることができる理由は、 歴史と実績に裏打ちされた信頼性です。

 変圧器メーカーとしては大正時代からの実績があり、重電メーカーとして電力会社の信頼を獲得しています。 加えて産業用ロボットでは自動化が流行るよりずっと以前から手がけており、その分野での知名度はバツグンです。

 このようにいち早く挑戦したメーカーは企業規模に関わらず、その分野の第一人者として注目されます。 つまり、「挑戦的であり続けること」がダイヘンの成長への鍵であり、最重要項目です。

 そこで役立つのが、顧客が潜在的に何を欲しがっているかという「マーケティング」の視点です。 提案営業に必須の「マーケティング」は文系特有のスキルですから、ダイヘンでの文系の活躍余地は非常に大きいです。

文系就活は【マーケティング】を目指せ!将来性の高いスキル

 

弱み

弱み競合が多すぎる

 ダイヘンの弱みは、競合が多すぎることです。

 変圧器・アーク溶接ロボット・搬送ロボットのいずれにしても強力な競合がいます。 老舗企業として一定の地位は築けており、競合に食われるという状況ではないにしても、 競合が多いとあまり高い利益を取ることができません。

 ですが、そんなことはダイヘンも承知済みです。 同社は「研究開発型企業を目指す」と言っているように、 提案営業によってこれまでにない製品を生み出し続ける姿勢を再確認しています。

 これまで途切れることなく「新分野に挑戦」し続けてきた同社ですから、 大手と価格競争になるような戦い方はしません。

 強いて言うならば、ネックとなるのは「マーケティング人材の確保」です。 知名度が低いことと、「売上高」で目立たないことなどから、特に文系学生の確保が難しいです。

 「新しいことに挑戦する」「人の困りごとを解決する」のが大好きな学生は、ぜひダイヘンに就職するべきでしょう。

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プロフィール写真

著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。大阪大学法学部卒。13卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、12年間に渡り学生の就職活動を支援している。 →Xのアカウントページ