勝ち組【三井海洋開発の就職】難易度|面接など選考対策!
会社名 | 就職難易度 |
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三井海洋開発 | 高め 3.7 / 5.0 |
売上高 | |
6620億円 | |
平均年収 | 年間休日 |
872万円 | 121日 |
採用人数 | 初任給 |
事務系:5名程度 技術系:5名程度 | 学部:257,900円 修士:279,100円 |
※就職難易度は「採用倍率」「採用大学のランク」をもとに算出しており、データは就職四季報・リクナビのプレエントリー数を参照しています。
参照:三井海洋開発|募集要項(初任給・年間休日)
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選考フロー
選考開始 | 3月 |
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三井海洋開発の選考フローは次の通りで、3月開始です。
- ES提出・WEBテスト
- 面接2回
- 内々定
また、開始時期は変更の可能性もあります。早めにプレエントリーして案内を見逃さないよう注意しましょう。 →三井海洋開発の採用ページ
一方の「就活のやり方」全般については、「就職活動のやり方|失敗しないコツを実体験で解説!」を参照してください。
就職難易度
就職難易度 | 高め |
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三井海洋開発の就職難易度は高めです。 採用倍率は文系で約13倍・理系で約20倍です。ES通過率は20%で、学歴フィルターは「MARCH・関関同立以上」と考えられます。 採用大学が東大・京大・阪大など旧帝大中心で、採用人数も文系5人・理系5人と非常に少ないです。
一方で応募者数も少なく、文系65人・理系95人しかいません。 ゆえに高学歴の学生にとっては穴場だと言えます。
インターン優遇 | なし |
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インターン優遇の早期選考はありませんが、同社のインターンは選考なしの先着順で参加できます。 応募者の少ない同社は見つけた者勝ちですから、「実際に肌で感じた社風」で志望動機の補強をすると、選考で有利になれます。 志望度が高ければぜひ参加しましょう。
TOEIC | 足切りなし |
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三井海洋開発では、TOEICによる足切りはありません。 ただし仕事のほとんどが海外事業であることから、仕事上で英語は必須です。 スコアが低くても受験しておいて、面接では「英語力の低さを実感したので現在勉強中です」と言えるようにしておきましょう。
勝ち組の理由
理由 | 年収・将来性が高い |
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MY就活ネットは、三井海洋開発への就職は勝ち組だと判断しています。理由は次の2点です。
- 年収がメーカーでトップクラスに高い点
- 技術力があり、将来性が高い点
就職四季報によると、30歳総合職平均年収が800万円あります。これはメーカーでは三大重工業(650~700万円)・大手化学メーカー(700~750万円)を上回り、 トヨタやデンソーに匹敵する高い水準です。ボーナスが年間7.5ヶ月分あり、給料面では群を抜いています。
ただし、同社は事業内容が実質的に「プラントエンジニアリング」であり、プラント業界と比較すると日揮(968万円)・日鉄エンジニアリング(935万円)に次いで3位です。
技術力・将来性については将来性の項目をご覧ください。
面接
面接回数 | 2回 |
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三井海洋開発の面接は、2回実施されます。質問内容は次の通りです。
- 周囲からどんな人だと言われるか
- 自身の強みについて(→自己PRは何を答えればいい?|1000文字分の例文で解説!)
- 学生時代に力を入れたこと(→学生時代頑張ったこと)
- (関連して)経験から得られた学び
- (関連して)挫折経験と乗り越えた方法
- 他社の選考状況
- 志望動機(なぜこの会社を選んだのか)
各質問に対する回答は、志望動機から逆算して統一性を意識することが重要です。 「社風への共感」を結論として、それにつながる「将来の夢実現ストーリー」を作ります。
志望動機 | 持続可能社会の実現に向けて、独創性を重んじる社風に共感した |
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就職活動の軸 | 価値創造での社会貢献がしたい |
自己PR | アイデア出しが得意なところ(価値創造に役立つ長所) |
ガクチカ | ゲーム制作の経験・災害復興ボランティアの経験(価値創造・持続可能社会に関連する内容) |
他社の選考状況 | 日揮・千代田化工建設・東洋エンジニアリング・JFEエンジニアリング・三菱重工業・川崎重工業・IHIなど(持続可能社会・価値創造に関わる企業を挙げる) |
上記例のように「就職活動の軸」で回答を統一することで、 「社風への共感」という志望動機に説得力を出すことができます。 これについて、詳しくは次の関連記事で解説しています。
エントリーシート
ES設問 | 4本 |
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三井海洋開発のエントリーシートは、次の4本の設問が課されます。
- 志望動機
- 大学生活を通じて熱中したこと
- 仕事をやりきる上で必要なものは何か
- 自己PR
面接の項目でも触れましたが、「就職活動の軸」で回答を統一しましょう。 例えば私の場合、以下のように回答します。
就職活動の軸 | 価値創造での社会貢献がしたい |
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志望動機 | 社風への共感(例文は志望動機の項目を参照) |
ガクチカ | 私はゲーム制作に熱中し、企画・デザイン・プログラムを統合しながら作品を完成させる経験を積みました。制約の中で最適な解を導く力や、多様な視点を取り入れて価値を創造する力を磨き、問題解決力と創造性を高めました。 |
やりきる力 | 仕事の先にある「輝かしい未来」を想像することだと考えています。私の場合、「環境負荷が少ない」という付加価値により「高く売って喜ばれる」シーンを想像します。 |
自己PR | 私の強みは「アイデア出しが得意なところ」です。ゲーム制作の経験では、意見対立の際にアイデアをたくさん出すことで、「より面白いゲームを作れそうなほうを選ぶ」という対立解消の道筋をつけました。 |
このようにES全体を「就職活動の軸」で統一することで、説得力を高めることができます。 MY就活ネットではこれを「ESのストーリー化」と呼んでいますが、 その方法は「【完全版】エントリーシートの書き方|165社の深掘り対策搭載!」の記事で詳しく解説しています。
志望動機
ポイント | 社風への共感 |
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三井海洋開発の志望動機の例文と書き方を解説します。まず、例文は次の通りです。
私が貴社を志望する理由は、「持続可能社会に向けて独創性を重視する」という貴社の社風に強く共感したからです。 エネルギーの安定供給という社会的に重要な課題に対して、FPSOをはじめとする独自技術を活かし、世界中で価値を創造し続けている貴社の挑戦に魅力を感じました。
私は、ゲーム制作の経験を通じて、「ゼロから新しい価値を生み出す力」と「多様な要素を統合し、最適な解決策を導き出す力」を培ってきました。 ゲーム開発では、ユーザー体験を最大化するために、ストーリー・デザイン・プログラムといった異なる要素を組み合わせ、制約の中で最適解を導き出すことが求められます。 この経験は、技術・コスト・環境といった複数の要素を考慮しながら、世界のエネルギー需要に応える貴社の事業と通じる部分があると考えています。
また、ゲーム制作では、問題発見と改善のサイクルを繰り返しながら完成度を高めていくことが重要です。 このアプローチは、貴社が新しい技術やプロジェクトに取り組む際の、試行錯誤しながらより良い形を追求する姿勢に通じると感じています。 特に、洋上風力発電などの再生可能エネルギー分野における貴社の取り組みには、持続可能な社会の実現という観点から大きな可能性を感じ、自分もその一翼を担いたいと考えています。
貴社の一員として、創造力と問題解決力を活かし、新しい価値を生み出し続けることで、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。
この例文では「社風への共感」を結論とし、自身のゲーム制作の経験をもとに根拠づけています。 同社は「ファブレスで多様な協力会社を選んで最適解を目指す」というビジネス展開をしていますので、 ゲーム制作の「多様な要素を統合して価値創造する点」を前面に出してアピールしています。
また、独自性の高いビジネスモデルを展開していることに注目して、「創造力」「問題解決力」などもアピールできるとよいですね。 ここに「インターンを通じて肌で感じた社風」を取り入れることができれば、より説得力が高まります。
強み
強み | 技術力とファブレス |
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三井海洋開発の強みは、世界有数の高い技術力とファブレスである点です。
同社は「浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)」の会社で、簡単に言い換えれば「船の上の石油・ガス生産工場」です。 工場の乗った巨大な船を一ヶ所に留めておく「係留設備」で非常に高い技術力を持ち、 また「設計・施工」のみならず「工場の操業までやる」という独自の取り組みにより世界シェア2位という高い競争力があります。
これを顧客の立場に立ってみると「三井海洋開発に『石油を何万トンつくりたい』というだけで後はすべて任せられる」ということになります。
「ファブレス」とは「自社工場を持たない」ことを意味しますが、造船・生産設備についてはそれぞれ造船会社・機械メーカーから、 顧客の要望に合った最適解を選べるというメリットがあります。 このように多様な企業との協業により、「顧客に選ばれるFPSOメーカー」として高く評価されています。
将来性
将来性 | 高い |
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三井海洋開発の将来性は高いです。その理由は次の2点です。
- FPSOの市場規模が拡大している点
- 深層資源の採掘に対応できる技術力がある点
- 操業のノウハウがある点
近年、資源の海洋掘削の需要が高まっており、ブラジル・メキシコ・オセアニアなどで仕事が豊富にあります。 そして今後は地中深くの採掘が中心になっていくことから、高い技術力のある同社には分があります。
特にプラント操業のノウハウがある点は独自性が高く、他のプラント企業とは一線を画しています。 以上より、同社の将来性は高いと考えられます。
競合他社
三井海洋開発の競合他社は、次の企業が挙げられます。
- SBMオフショア(オランダ):世界シェア30%
- BWオフショア(ノルウェー):世界シェア4%
- 日揮
- 千代田化工建設
- 東洋エンジニアリング
※世界シェアは「FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)業界の世界市場シェア|ディールラボ」参照。
同社は「機械メーカー」に分類されますが、競合はプラントエンジニアリング業界ですので注意してください。 (→プラント業界の業界研究記事)
この中で強力なライバルはSBMオフショアの1社のみで、世界シェア24%の三井海洋開発が首位争いをしている状況です。 日本のプラント業界もFPSOに取り組んではいるものの、シェアはほとんどありません。
また、同社はファブレスであるため「FPSO向け設備」を製造する三菱重工業、川崎重工業、IHIは協力会社となります。 競合関係ではないものの、面接では「プラント業界や重工業ではなく当社を選ぶ理由」を問われる可能性があります。 その際は、日本企業で唯一「設計・施工に加えて操業まで携わる点」に注目するとよいでしょう。
弱み
弱み | 工期遅延 |
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三井海洋開発の弱みは、工期遅延です。
プラント業界と同様に、海外でのプラント事業は工期遅延による損害賠償がたびたび発生します。 コロナ禍前後ではプラント上位3社と同時に、三井海洋開発も赤字を計上していました。
これに対し中期経営計画では「FPSOの脱炭素化による高付加価値化」「新事業への取り組み」などを策定し、リスクを吸収できる企業体質を目指していると言えます。
同業他社の企業研究を見る
- アルプスアルパインの企業研究(売上高:9904億円、平均年収:745万円、年間休日:125日)
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- 三井海洋開発の企業研究(売上高:6620億円、平均年収:872万円、年間休日:121日)
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- ホシザキの企業研究(売上高:4454億円、平均年収:751万円、年間休日:120日)
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- THKの企業研究(売上高:3527億円、平均年収:711万円、年間休日:122日)
- ナブテスコの企業研究(売上高:3233億円、平均年収:732万円、年間休日:125日)
- ダイヘンの企業研究(売上高:2263億円、平均年収:966万円、年間休日:120日以上)
- 浜松ホトニクスの企業研究(売上高:2039億円、平均年収:772万円、年間休日:121日)
- ヒロセ電機の企業研究(売上高:1894億円、平均年収:866万円、年間休日:124日)
- ウシオ電機の企業研究(売上高:1776億円、平均年収:766万円、年間休日:126日)
- オルガノの企業研究(売上高:1632億円、平均年収:936万円、年間休日:123日)
- 能美防災の企業研究(売上高:1336億円、平均年収:646万円、年間休日:125日)
- 島精機製作所の企業研究(売上高:325億円、平均年収:557万円、年間休日:121日)
- ソニーの企業研究(売上高:12兆9570億円、平均年収:1113万円、年間休日:126日)
- 日立製作所の企業研究(売上高:9兆7833億円、平均年収:935万円、年間休日:124日)
- パナソニックの企業研究(売上高:8兆4581億円、平均年収:930万円、年間休日:126日)
- 三菱重工業の企業研究(売上高:5兆271億円、平均年収:965万円、年間休日:120日以上)
- 三菱電機の企業研究(売上高:5兆5217億円、平均年収:929万円、年間休日:122日)
- 川崎重工業の企業研究(売上高:2兆1293億円、平均年収:978万円、年間休日:約120日)
- ニデックの企業研究(売上高:2兆6070億円、平均年収:743万円、年間休日:124日)
- TDKの企業研究(売上高:2兆2048億円、平均年収:937万円、年間休日:125日)
- 東京エレクトロンの企業研究(売上高:2兆4315億円、平均年収:1394万円、年間休日:126日)
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