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【就活】将来性のある業界8選!|これから伸びる有望な就職先

 暗いニュースの多い昨今ですが、日本には今後伸びる、将来性のある業界が次の8つあります。

  1. マーケティング業界
  2. メカトロニクス
  3. 半導体関連メーカー
  4. 鉄鋼メーカー
  5. 化学メーカー
  6. 製薬業界
  7. 自動車業界
  8. 建設業界

 これらホワイト企業の多いメーカーを中心に、将来性が高い業界とその理由、そして就職先としておすすめな企業を紹介していきます。



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今後伸びる業界の特徴

 今後伸びる業界の特徴は、次の3つです。いずれか1つでも当てはまれば、将来性のある業界ということができます。

  1. 「流行り」ではなく「売れる理由」を作れる業界
  2. IT化・自動化で重要な役割を果たしている業界
  3. 未開拓のフロンティアがある業界
 

将来性バツグン!マーケティング業界

 マーケティングはどんな時代も生き残れる最強スキル!

 マーケティング業界の将来性が高い理由は、次の3点です。

  • 消費者に「選ばれる方法」を知っているから
  • 商品を高く売ることができるから
  • 今後どの業界でも必要になるスキルだから

 これから伸びる業界で、文系に最もおすすめなのがマーケティング業界です。 モノがあふれ、代替品が次々に現れる現代。そんな中で「ブランド」をつくり、 安売りしなくてもバンバン売れる仕組みをつくるスキルが「マーケティング」です。

 競合が現れても勝ち続ける、そんな企業群を紹介します。

 生活消費財メーカーのお家芸!

 まず、生活消費財メーカーです。

 P&G、花王、資生堂、ユニ・チャームなどの生活消費財メーカーは、技術的に難しいものをつくっているわけではありません。 つくろうと覚えば、紙おむつも、化粧品も、シャンプーも誰でもつくれてしまいます。 そんな中でブランドを確立して何億円、何兆円と売れているのはマーケティングの賜物です。

 これらの企業は「技術力」で売っているのではありません。「ブランド」をつくるのが非常にうまいのです。 今後どんな新興企業が参入してきても、負けることはありません。 消費者がつい買ってしまう、選ばれる企業であり続けることができるのです。

生活消費財メーカーのランキング
会社名売上高平均年収備考
花王1.4兆円780万円働きやすい会社
資生堂1兆円724万円
ユニ・チャーム6400億円859万円
ライオン4100億円742万円
P&G2700億円非公開世界で8.3兆円
コーセー2600億円848万円
ポーラ・オルビス2400億円755万円
ユニリーバ1000億円非公開世界で6.8兆円
ファンケル960億円557万円
ロレアル国内非公開非公開世界で3.2兆円

超優良!化学メーカー63社の業界研究・志望動機・平均年収#生活消費財メーカー

 定番商品が次のヒット商品を生む!

 次に食品メーカーです。 サントリーキリン、アサヒ、味の素日清食品、明治、日本ハムなどが、 マーケティングのスキルを持っていて将来性があると言えるでしょう。

 食品メーカーは研究開発費をいくら投入できるかで命運が決まります。 それだけのお金を投入するには「企業規模」はもちろんですが、「勝手に売れる」ような定番商品があることが非常に重要です。

 定番商品は営業攻勢をかけなくても、勝手に売れていきます。 例えば「カップヌードル」なんて置いてないお店を探す方が難しいですよね。 そんな商品で稼いだお金を開発に回し、新たな定番商品を生み出す好循環に乗るのです。

 そして「ヒット商品」を連発する企業はマーケティングという今後必須になる文系最高のスキルを持っています。 このスキルがあればどんなものでも売れる商品に変えてしまうことができ、 部長・役員待遇でのヘッドハンティングも引く手あまたという将来性のかたまりです。

食品メーカーのランキング
会社名売上高平均年収年間休日
サントリーホールディングス2兆6000億円非公開121日
JT2兆1000億円899万円120日以上
キリンホールディングス2兆円963万円123日
アサヒグループホールディングス1兆7000億円996万円123日
日本ハム1兆2000億円867万円113日
明治ホールディングス1兆2000億円973万円
味の素1兆1000億円952万円120日以上
日清食品ホールディングス4900億円816万円123日
コカ・コーラボトラーズジャパン4600億円678万円122日

食品メーカーの業界研究・志望動機・平均年収

マーケティングとは?将来性の高い文系最高スキル

 

伸びしろだらけの「メカトロニクス」

 世界中の工場に革命を起こす業界!

 メカトロニクスの将来性が高い理由は、次の3点です。

  • 生産性向上ニーズは今後も伸びていくから
  • 世界的シェアを取れる提案力があるから
  • 日本の職人気質と相性が非常に良いから

 FA/工作機械とも称されるメカトロニクスは、「ファクトリーオートメーション」の略で、 簡単に言えば「工場の機械」をつくっている会社で、機械とパソコンをつなげて生産を自動化するのがビジネスです。

 実は工場はまだまだ自動ではありません。世界中でまだまだたくさんの人が工場労働についていて、 IoT、AI化で「生産性を高める」ことが課題になっています。 それを大得意としているのが日本の機械メーカーで、伸びに伸びている最中です。

 そしてまた、物流の自動化、自動倉庫で世界首位のダイフクも注目したいですね。

 これらはIoTの最先端をいく企業で、古くから工場の自動化をビジネスにしてきた会社です。 BtoB企業のため知名度こそ低いものの、経営の安定性も社員の待遇も非常によいと言えます。

メカトロニクスのランキング
会社名売上高平均年収年間休日
オムロン8590億円820万円126日
ファナック7260億円1360万円125日
キーエンス5870億円2110万円128日
DMG森精機5010億円805万円121日
安川電機4740億円860万円125日
ダイフク4590億円810万円123日

 メカトロニクスについては、電機メーカーの業界研究機械メーカーの業界研究も参照してください。

 

実は儲かる半導体関連メーカー

 実は半導体は、日本企業抜きに成立しない

 半導体関連メーカーの将来性が高い理由は、次の3点です。

  • 半導体需要は今後も伸び続けるから
  • 素材・部品・製造装置は日本企業が独占しているから
  • 生産の上流工程のため「どの最終製品が売れても儲かる」仕組みになっているから

 半導体は中国や韓国に奪われて日本勢は凋落…と思っていませんか? 実はそれは「最終製品」だけの話で、材料製造装置電子部品日本企業が独占しています。

 まず金属ケイ素から超高純度の「シリコンウェハー」を製造しているのが信越化学工業やSUMCOであり、2社で世界シェア60%です。 それをディスコや東京エレクトロン、SCREENホールディングスの製造装置でICチップにします。 それを電子部品メーカーがモジュールにし、最終的にアップルやサムスン電子などに納入するのです。

 日本勢を「下請け」と思ってはいけません。BtoBの世界では替えが効かない会社が強いのです。 超高純度で超精密な技術力をもつ日本勢抜きにあらゆる電子機器が成立しないという、 非常に強い立場を築いてきたのが半導体関連メーカーです。

 特にディスコや東京エレクトロンはメーカーの中では飛びぬけて給料が高い会社で、 いかに儲かっているかがよくわかります。

 「半導体」と聞いただけでアレルギーを起こしてしまう人たちをしり目に、 実は儲かっている独占企業を詳しく調べてみませんか?

おすすめ半導体企業の一覧
会社名売上高平均年収特徴・主力製品
信越化学工業1.2兆円843万円シリコンウエハー世界首位
SUMCO3250億円664万円三菱・住友系
シリコンウエハー世界2位
東京エレクトロン1.2兆円1270万円半導体製造装置
荏原製作所5230億円880万円半導体製造装置
ディスコ1400億円1180万円半導体製造装置(研削・研磨)
浜松ホトニクス1400億円697万円半導体製造装置(レーザー切断)
不二越2300億円640万円半導体製造装置
SCREENホールディングス3000億円837万円半導体製造装置(洗浄)
アルバック1900億円681万円半導体製造装置
太陽ホールディングス590億円780万円ソルダーレジスト
日本化薬1600億円748万円半導体封止用エポキシ樹脂
東京応化工業1050億円814万円半導体用フォトレジスト世界首位級
日産化学2000億円748万円フォトレジスト用コーティング剤

実は儲かる!半導体業界のすごい会社を紹介

 ここでは主に「工場機械」「電子部品」を製造するメーカーを中心に紹介しますが、 この産業自体を支える通信業界も併せてみておくのがおすすめです。

情報通信5社(携帯・NTT)の強みと比較!|志望動機や平均年収

 

メーカーは将来性が高い!

 日本企業はBtoBが大得意!

 BtoBメーカーの将来性が高い理由は、次の3点です。

  • 消費者の動向に影響されないため経営が安定するから
  • 独占的な商品が多く、研究開発費の原資が潤沢だから
  • 日本の職人気質と相性が非常に良いから

 BtoBメーカーは将来性が高いです。

 「メーカー」と聞くと「安定している」「残業が少ない」「給料もそれなりに高い」というイメージがあると思います。 それらは割と当たっています。ですが、実は景気の変動に強いメーカー弱いメーカーがあり、 皆さんが知っている会社はほとんど「弱いメーカー」です。

 消費者を相手とするBtoCメーカー、例えば家電やパソコンの会社は「消費者の気分」に業績を左右されがちです。 リーマンショックや新型コロナウイルスなど景気の影響をモロに受けます。 テレビCMをバンバン打つため知名度は高いのですが、おすすめはしません

 一方で上述のようなBtoCメーカーを相手にするBtoBメーカーは景気の影響を受けにくく、 「消費者の気分」とは無関係です。極端な話、アップルが売れなくなったらサムスンに売ればいいからです。 就活生の多くはこれらの企業を「下請け」程度に思っているので、ねらい目です。

 実は、BtoBメーカーは「単なる部品の供給者」ではなく「その会社でなければならない理由」が必ずあります。 気まぐれな消費者ではなく「ほしいものがハッキリしている法人」を相手にした商売ですから、 技術力に優れた日本のメーカーには分があります。

 日本のBtoBは世界を独占するような会社がとても多く、将来性が非常に高いです。 そんな業界を紹介していきます。

→関連記事:文系のメーカー就職!どこがいい?

 

鉄鋼メーカーの将来性

 国策で寡占が認められる日本産業の頂点

 鉄鋼メーカーの将来性が高い理由は、次の3点です。

  • 寡占市場が国策で許されているから
  • 高付加価値品に強く、研究開発費の原資が潤沢だから
  • 日本産業の頂点に君臨する影響力があるから

鉄鋼メーカーは将来性が高いです。 日本最強のメーカー、それは鉄鋼メーカーのうち特に「高炉メーカー」と言われる企業群です。

 明治維新で政府が真っ先に取り組んだ「官営八幡製鉄所」ですが、これを源流とした日本製鉄は、 日本最強のメーカーといっても過言ではありません。JFEスチールや神戸製鋼と併せて、 日本のあらゆる産業がここから出発しています。

 例えば自動車産業、建設業、工場の機械からジュースの入ったスチール缶に至るまで、 を使ったあらゆる製品にこれら鉄鋼メーカーのつくった素材が使われています。 この業界にお世話になっていない日本人は、ただの1人もいません。

 こんな産業を日本製鉄・JFEスチール・神戸製鋼の3社で実質独占しているのは、 「会社規模がモノを言う」業界だからです。超巨大な工場を持ち、とてつもなく幅広い顧客を持ち、 研究開発費をバンバン投入できる会社が強いのです。

 こうして生き残ったこれらの企業は、高度な技術の使われた鉄鋼を大量生産し、 日本のあらゆる産業を支えているのです。

鉄鋼メーカーの業界研究・志望動機・平均年収

 

化学メーカーの将来性

 独占商品が多く儲かっている業界!

 化学メーカーの将来性が高い理由は、次の3点です。

  • 替えの効かない独占商品が非常に多いから
  • 高付加価値品に強く、研究開発費の原資が潤沢だから
  • 日本の職人気質と相性が非常に良いから

 化学メーカーの将来性も高いです。 実は、あらゆる産業を支えて世界を独占するような会社が非常に多い業界です。

 化学メーカーは業界全体がホワイトと言われるほど残業が少なく待遇が良いことで有名です。 それを可能にするのが技術力の高さであり、他では代替の効かない独自の技術を持っている会社だらけなのが、化学メーカーの特徴です。

 開発に成功すれば早期に量産体制を敷くため、他社は追随を諦めます。 独占市場で得た収益で次の研究開発に取り組み、次々に独占商品を生み出すという好循環に乗っているのです。

 その中でも特に将来性が高いと思われるのが「環境問題」に取り組んでいる企業です。 基本的に「何かの材料」をつくっている化学メーカーですが、明確なビジョンをもってビジネスに取り組めるのは、 「楽しく働ける」ことにとても有効です。

 ヨーロッパを中心に環境意識は高まり続けていて、有害物質を規制する流れは加速しています。 そんな中、日本の化学メーカーが本気を出すと世界の市場をごっそり持って行ってしまうことも不可能ではありません。

 例えば近年問題とされている「海を漂うマイクロプラスチック問題」は、海に捨てられたプラスチックが自然分解されないため、 漂い続けて波にもまれて小さくなり、魚が誤飲してしまう事情があり、EUではプラスチックの使用を規制する動きが出ています。 スターバックスが使い捨てストローを廃止する表明をしたのも記憶に新しいですね。

 そんな中、日本製紙は紙に特殊コーティングをした、プラスチックに代わる包装資材を開発し、 しかも紙なのでもし海に捨てられても自然分解される優れものを商品化しました。 三菱ケミカルカネカも自然分解できるプラスチックを開発し、食品メーカーからの引き合いが殺到しています。

 世界の流れに逆らわず、便利さを損なわない形で技術を進化させていける化学メーカーは非常に将来性が高いと言えるでしょう。

化学メーカーの業界研究・志望動機・平均年収

 

製薬業界の将来性

 うまくいくかは運次第

 製薬業界の将来性が高い理由は、次の3点です。

  • 医療保険制度で高い収益が担保されているから
  • 世界の発展に伴って医薬品需要は増していくから
  • 健康志向が年々高まっているから

 製薬業界の将来性も高いと言えます。 医療機器メーカーもそうですが、日本は少子高齢社会であり、美容や健康が大変重視される時代になってきています。 伝染病を防ぎ、成人病や遺伝病と戦える時代です。

 今後も高齢者が増えるにつれて病院の利用者は増え、同時に薬の利用者も増えて行きます。 高齢者だけでなく、子どもも風邪を引いたらすぐに病院に連れて行くなど、 病気に対する意識が高まっており、製薬業界は将来性があると言えます。

 ですが、安易に就職すると地獄を見ます

 医薬品は莫大な研究開発費をかけた熾烈な開発競争の末、「一番乗りの会社」だけが全取りできるシステムです。 「特許権」を取ったらライセンス料という不労所得を得られ、爆益が期待できます。

 しかし、新薬の開発に遅れれば今までかけたお金は完全な無駄に終わります。 その無駄をどう取り返せばよいでしょうか。そう、次の新薬開発を成功させるしかありません。

 そして新薬はお金をかけても完成するとは限りません。 その運命は神のみぞ知る。「うまくいきますように」と祈るしかありません。

 そんな製薬業界では研究開発費を捻出するため企業規模をデカくするという流れができています。 要は「M&Aで合併・吸収を繰り返す」ということです。

 武田薬品やアステラス製薬などの「買う側」に就職すれば勝ちというわけでもありません。 海外の超巨人がまだまだひしめいているからです。

 この業界がどんなにヤバイかは、次の記事で詳しく解説しています。

実はヤバイ!製薬業界の業界研究・平均年収・志望動機

 

自動車業界の将来性

 ブランド力に力をいれているから!

 自動車業界の将来性が高い理由は、次の3点です。

  • 技術力に加えてブランド力も高まっているから
  • 世界の発展に伴って自動車需要はまだ伸びしろがあるから
  • 独占的な部品も豊富にあるから

 自動車メーカーの将来性はまだまだ伸び代があり、未来のある業界です。 国内だけでも十分な利益を上げていますが、 日本以上に車が必要な地域は世界にいくらでもあります。

 かつては「品質が良い」だけが売りだった日本産業ですが、凋落していった家電とは対照的に、 自動車は「ブランド力」を確立して「選ばれる理由づくり」に長けています。

 トヨタホンダ日産スバル、三菱自動車は海外展開しており、耐久性が高いことで有名で、信頼性を築いています。 完成品メーカーではありますが、部品会社は囲い込んでおり、ぽっと出のメーカーにシェアを奪われるということもまずありません。

 特に今後は自動運転・電気自動車の台頭で業界地図も大きく変わる可能性を秘めており、 非常に楽しみな業界でもあります。詳しくは自動車メーカー自動車部品メーカーのページでも解説しています。

 

隠れ優良企業が多い「BtoBメーカー」

 知名度の低い会社ほど優良企業の宝庫!

 電機メーカーのうち、「白物家電」はあまり将来性が高いとは言えません。 家電の部品メーカーならともかく、部品を集めて組み立てるだけでは技術力が高いとも言いづらいですし、 海外の完成品メーカーが同じ部品を買えば同じものを作れてしまいます。

 サムスンやLGが良い例ですね。同じようなものを作る会社が海外に現れると、 基本的に物価の高い日本の企業は不利になります。

 そんな中、BtoBビジネスである電機メーカー機械メーカー化学メーカーでは、「ものづくり大国」と言われるのにふさわしい高い技術力を持った会社がたくさんあります。 家電やスマホといった最終製品は海外に取られてしまいましたが、その中身は実はほとんどが日本製です。

 部品や素材で日本企業がものすごいシェアを取っているのですが、一般消費者には知名度がありません。 そんな隠れ優良企業も紹介していますので、ぜひ参照してください。

就活おすすめ「隠れ優良企業」|厳選の一流BtoB企業

 

建設業界

 伸びしろだらけの建設業界!

 建設業界の将来性が高い理由は、次の3点です。

  • 老朽化したインフラの建替え需要が高いため
  • 災害の多い日本では新築需要が高いため
  • 公共・民間工事の2本の柱で経営が安定するため

 建設業界の将来性も高いと言えます。 MY就活ネットは建設業界推しなのですが、理由は複数あります。

 まず、新築はいつも人気があるという理由です。 これほどまでに中古マンションがあふれ、空き家すら発生しているのにもかかわらず、 絶えず新築マンション、新築オフィスビルは建設されていきます。

 どうせ住むならどうせ働くなら新築がいいという理由です。 家や自社ビルは何十年も使うものですから、どうせならと新築を好むのです。

 新しいマンション、新しいビルは防犯設備が整っていたり、水道管や電気回路も最新で、 廊下や壁はピカピカで自慢になります

 「リフォームすればいいじゃない」と思うかもしれません。 しかし、耐震基準や道路法はたびたび改正されます。古い耐震基準で建てられている1980年以前の建築物は、 もはや置いておくのも危険です。

 建物と建物の間は何メートル隙間を作らなければならないという法律や、 緑地面積が必要だという法律、建ぺい率など、建築条件はいつも変わっていきます。

 リフォームするにもやはり柱が老朽化していると大規模な耐震工事が必要になりますし、 水道管の修理は非常に高額です。

 駅前再開発や住宅やビルの新築で、建設業界は今後も忙しいです。

 また、建設業界には公共事業という仕事もあります。 国が手っ取り早く仕事をつくり、失業率を低下させるにはやはり公共事業です。 そして建設技術の保護、育成という観点からも、公共事業をなくしてしまうことはできません。

 近年では補修工事、耐震補強工事が重視されてきており、 その面においても建設業界の将来性は高いと言えます。

 建設業界の中でも特に将来性が高いのは鹿島建設、清水建設、大成建設、大林組、竹中工務店という、 スーパーゼネコンです。特に公共事業では「施工実績」「企業規模」など、 会社が強いかどうかで住み分けがされており、中堅ゼネコンがスーパーゼネコンを圧倒するということはありえません。

 一方で小さい会社でもできる工事はひとつにまとめられ、巨大ロットで発注されることもあります。 大きな仕事はスーパーゼネコンにしかできず、小さな仕事もスーパーゼネコンでもできるのです。

 発注者が建設業界について詳しくない場合、とりあえず工事はスーパーゼネコンに頼んでおけばいいだろうという考え方がされます。 スーパーゼネコンはいろんな下請け業者を集めるコネがありますので、たいていどんな工事でも施工可能です。 倒産することはまず、ないでしょう。

建設業界の業界研究・平均年収・志望動機

 

つぶれない企業

 必要な業界はつぶれない!

 将来性のある業界を考えるにあたって、まず多くの方が考えるのは「つぶれない企業」です。 上記で書いた巨大メーカースーパーゼネコンインフラ企業は「つぶれない企業」の代表です。

インフラ業界の業界研究・志望動機・平均年収

 重要なのは、必要な業界かです。この先必要になる業界より、なくてはならない業界のほうが簡単に思いつきます。 流行る流行ると言われていたIT産業も、ブラック企業が多く今では就職の人気もありません。 バブル時代にもてはやされた銀行や証券会社も今となっては就活での人気は落ちています。

 やはり「流行る業界」よりも「必要な業界」を選ぶべきでしょう。 エネルギー業界や鉄道業界などのインフラは未だ廃れていませんし、 製鉄業や自動車メーカー、製薬業なども伸び続けています。

つぶれない会社ランキング|逆に危ないのはどこ?

 

将来も成長を続ける企業は?

 危機を乗り越えた会社に注目しよう!

 上記では「つぶれない企業」を書いてきました。しかし、そんな企業は一握りです。 上で電気やガスなどのインフラ企業、就職先として人気の銀行、テレビ局や新聞社などのマスメディアを書かなかったのは理由があります。 成長が期待できず、国の政策の方針転換次第では、いつ倒産してもおかしくないからです。

 インフラ企業は国の手厚い保護のもと利益を出しています。インフラは、国の血液のようなものですから保護するのは当然です。 しかし、先の東日本大震災のときは国民が許しませんでした。 「保護しなければならないもの」も国民感情によって保護されなくなることは往々にしてあります。

 郵政や国鉄は民営化すべきものではありませんでした。民営化以外の解決手段がいくらでもあったはずです。 高速バスの規制緩和も、タクシーの規制緩和もすべきものではありませんでした。 人命を運ぶ事業を、「安ければいい」と安易に価格競争に晒せば事故が多発することも当然に予測できます。

 銀行も同じです。日銀の金利に左右され、景気変動の影響をモロに受け、お金を貸し出している相手の企業がつぶれたら、 銀行も共倒れする可能性は非常に高いです。これまでは「国が資金を注入する」ことで銀行を守ってきました。 しかしリーマンブラザースの倒産も、アメリカが資金を注入しなかったためです。 国民感情でいつ、銀行が保護されなくなるかわかりません。

 マスメディアもそうです。現状は国の手厚い保護のもと、利益を出している業界です。 完全な自由競争になれば今ほどもうかる事業ではなくなりますし、 第一インターネットに客をとられて何の対応もできていない業界です。将来性など皆無です。

 さて、それではどんな企業が「今後も成長を続ける」と予想できるのでしょうか。

 まず1つが、「危機を乗り切った企業」です。昔は白物家電や液晶テレビなどで隆盛を誇ったソニーパナソニックは、 リーマンショック・円高不況の大赤字を経て方針転換し生まれ変わりました。一度危機を乗り切った企業は、 次の危機も乗り越えられる可能性が高いです。

 2つ目が、「時代の変化にうまく対応してきた企業」です。三菱電機は大赤字を計上する前に白物家電事業から撤退して、 企業向け電機製品に特化しました。富士フイルムは写真フィルムの市場規模縮小を見越してデジカメ事業に乗り出し、 写真フィルムの技術を活かして事業を多角化し、第二の創業を成功させました。

 TDKは主力のカセットテープが急速に売れなくなっていく一方で、 コア技術の「磁気」を活かしてハードディスク用磁気ヘッド、それも売れなくなることを見越して「リチウムイオン二次電池」と、 新しい主力事業を育てては危機を乗り越え続けています。

 SCREENホールディングスもかつては業務用印刷機の会社でしたが、 パソコンの登場と同時に「急にいらなくなる」という未曽有の危機を経験しました。 しかしすでに「半導体洗浄」の分野を開拓済みであったため、現在ではそちらで一流企業になっています。

 こちらは「危機を乗り切った企業」よりも優秀で、そもそも危機を回避できる能力をもった企業です。

 そして3つ目が「小さなイノベーションを何度も起こしている企業」です。 自社技術を活かして様々な事業を展開し、元となった造船事業から撤退した日立造船や、 常に自社技術を活かして新規事業に挑戦し、会社を拡大させてきたヤマハ、先にも述べた富士フイルムがこれにあたります。

 これらの企業はビジネスの分析がうまく、成長産業と斜陽産業を見分けることができます。 自社技術を活用して他社にはない製品を生みだし小さなイノベーションを何度も起こします。 斜陽産業だとわかれば、自社の源流の事業であっても捨てることをいとわない姿勢は、まさに「企業家精神」といえます。

 目指すべき企業は「小さなイノベーションを何度も起こしている企業」です。 将来性は高く、1つの事業が衰退期に入っても、それまでに培った技術を活かして成長産業に乗り換えることができる企業です。 逆に言えば、昔から今も変わらず同じ製品だけを売っている会社などは、こういった小さなイノベーションが得意な企業に食われてしまいます。

 「小さなイノベーション」を起こせる会社かどうかは、会社説明会で社員がどのような話をするかでわかります。 常に変化に対応する姿勢でいるかどうか。就活で会社を見極める際に最重要な項目ですね。

 

3月の今から最短で内定をもらうには?

 

全滅リスクにセーフティネットを貼っておこう

 内定確度の高い応募先を持っておこう!

 平均的な就活生は30社に応募して、10社の面接に進みます。 ですが、これはあくまで平均。応募先が有名企業ばかりだと、運悪く全落ちの可能性すらあります。 その対策に、知名度の低い「隠れ優良企業」を志望先に加えたいのですが、名前も知らない会社は検索すらできません。

 そこで利用したいのが「OfferBox」です。

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早期選考にまだ間に合う!

 就活まだ何もしていない人が勝ち組になる方法!

 「就活、まだ何もしていない」というその不安、実は正解です。 そして何より「選考がどんなものかわからない」のが最大の不安ではないでしょうか。

 それを解決するには早期選考に行くのが一番です。「選考に慣れる」ことができる上に、 通常選考よりライバルが少なく10倍受かりやすいため、「実はもう内定がある」という余裕を持つことすら可能なのです。

 そんな早期選考に招待されるために「インターンシップに行く」のが通常なのですが、 まだ何もしていない人でも「インターンなし」で、今から同じ条件に立てる方法があります。 それが「「ジョブトラ」に参加する」という方法です。

 ジョブトラは「合同説明会」に加えて「グループワーク」が実施されるのが特徴の就活イベントで、 事前準備なし最大6社の早期選考が一度に受けられるというものです。 「エントリーシート・自己分析」は不要で、「学部3年生(修士1年生)」なら就活完全初心者でOKです。

 もちろん学生は完全無料ですから、早期選考を受けて「まだ何もしていない」状態を解消し、 「選考には慣れている」あわよくば「実はもう内定がある」という状態に持って行ってしまいましょう。 イベントは「たった半日」です。通常選考で泥沼に浸かるくらいなら、ジョブトラへ行きましょう。

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その1)

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志望企業の内定者はどう書いた?内定エントリーシートを見よう!(その2)

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 そこで「キャリアチケットスカウト」という就活アプリを利用しましょう。

 このアプリでは5つの質問に答えるだけで自己分析が完了し、それを元にエントリーシートを作成するサポートもしてくれます。 「最初に何を」「次に何を」すべきかを順番に示してくれるので、「前提条件を満たしていなかった」という事故が防げます。

 また、このアプリで作成した「就活の軸」や「自己PR」などを元に企業から特別選考に招待される機能もあります。 もちろん辞退してもいいのですが、その会社は「あなたとビジョンの一致した会社」ですから、内定確度は高いです。 オファーをもらってから検索してみたら、実はそれがあなたの天職かもしれません。

 まずはアプリをインストールして、自己分析から始めてみましょう。もちろん完全無料です。

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著者:村田 泰基(むらた やすき)
 合同会社レセンザ代表社員。1989年生まれ。大阪大学法学部卒。2013卒として就活をし、某上場企業(メーカー事務系総合職)に入社。 その後ビジネスの面白さに目覚め、2019年に法人設立。会社経営者としての経験や建設業経理士2級の知識、自身の失敗経験、300冊以上のビジネス書・日経ビジネスを元に、8年間に渡り学生の就職活動を支援している。



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